上久保康彦(京都大学大学院特定教授)と高橋淳(吉備国際大学教授)が3月に発表した論文で・・・
日本は集団免疫が出来ているので、11月位から徐々に感染者は減っていくと言うんです。
ザックリとした内容ですが、、、
日本が中国人の入国制限をしたのが3月8日。その間に184万人の中国人が来日し、新型コロナウイルスの弱毒のS型・K型に罹っていると言うのです。 その抗体が有ったので強毒のG型が入ってきても他国に比べて死者が少ないと。
その根拠として300人以上の人の抗体検査をすると、過去に感染した事を示す抗体を全員が持っていたと言うのです。
アメリカなどは中国人の入国制限をしたのは2月2日と早く、弱毒のS型・K型に感染せずに香港などから強毒のG型が入って来たので死者が多いと。
この論文での説が正しければ、日本で経済活動を本格的に再開しても被害は少なくて済む。
そう期待したい部分は有るのですが・・・
これで新型コロナの問題が終了するわけではありません。
集団免疫をとる方法を最初から採用していた国も有りますが、これには解決できていない部分が有ります。
60~70%の人が感染を経験すれば集団免疫が成立します。
では、感染して重症化の可能性の高い60才代以上の人達はどうすれば・・・
死もしくは重症になる事を覚悟し、感染を恐れないなんて出来ますか???
60才代は一時期に比べてかなり改善されたようですが、それでも70才代以上は相変わらず重症化の確率は高い。
ある年齢の層とそれ以外の層の間の壁は取り切れないのが現状で、将来もその問題を解決する方法は見つかっていない。
お爺さんお婆さんが子供や孫と会いにくい現状がいつまでも続くことに成るんです。
赤ちゃんが出来ても、お婆さんに見せに行く事も躊躇する社会は問題です。
やはり新型コロナウイルスに対抗できるワクチンや薬の完成を待つしか方法は無い。
集団免疫は結果であって、目指すものではないと、、、、。
ですから、、、、その待ち時間をどう過ごすか・・・これを工夫しなくちゃならない。
そこで一番知りたいのが「待ち時間」
一年なのか、、、二年なのか、、、
「待ち時間」は多くの場合が我慢が含まれるわけで、終わりの予測ができない我慢は無理です。
目の前の「3密」を避けるのは当然ですが、国にはもっと大きな枠での目安も示して欲しいですね。