まるで日本の出来事の様に毎日ニュースになるアメリカ大統領選挙。
しかも、、、長い。
この選挙を解りにくくしている原因は三つあります。
1つ目は・・・「予備選挙」と「党員集会」
2つ目は・・・「選挙人」
3つ目は・・・選挙の日程
「予備選挙」と「党員集会」
これは大統領選挙においては同じようなもので、何も気にしなくて良い事です。 無視OKです。
共和党と民主党が誰を大統領候補にするかの手段です・・・忘れて下さい(笑)
共産党や立憲民主党の党首を決めるのに、関係ない人は知らなくて良いのと同じです。
選挙日程
これも全国一斉にすれば良い所をチビチビとやって行くのでややこしくしています。
大統領選挙をショー化するのには有効で、さすがにショービジネスに秀でているアメリカならではです。
「選挙人」
これが一番ややこしくしていますね。
これは日本語訳が適していないのかも知れません。
選挙をする人みたいに感じてしまいます。それなら共和党候補に票を入れると言っておきながら、本当は民主党候補に投票したりはしないのだろうか?? なんていう疑問も出てきます。
これは「人」ではなくて、各州に割り振られた「票」と思えば解りやすい。
票の獲得合戦がアメリカ大統領の選挙なんです。
これも党の大統領候補を選ぶのと同じように一斉にやらずにチビチビやるので解りにくくしています。
オリンピックより盛り上がるアメリカ最大のショーです。
票(選挙人)は人口に応じて各州に振り分けられます。
例えば人口の多いカルフォルニア州は55票 ハワイ州は4票、、、、
その州で選挙を行い、勝った方が全ての票を獲得します。
ですから、、、(解りやすい数字にします)
200万人の州で5票あり、そこでの戦いに200万対0で勝てば5票獲得。
250万人の州で6票あり、そこでの戦いで120万対130万で負ければ6票が相手にとられます。
つまり200万人と120万人で320万人の支持者がいても、130万人の支持者に5対6で負けてしまう事が有るんです。
これを考えると現在のバイデン候補の支持率は10%前後勝っていますが、それが獲得する票に直接つながるとは言い切れないんです。
現実に前回の大統領選挙は勝ったトランプより、負けたヒラリー・クリントンの方が全米での合計支持者は多かったんです。
そして、とんでもない話ですが「選挙人」が裏切る事も有るんです。
振り分けられた票(選挙人数)を勝った方が総取りのルールの下での選挙のはずなのに裏切った票は有効なんです。、、、こうなると何の為の選挙なのか解らなくなるけど、現実には有るんです。
ただ、その裏切りによって大統領の選挙結果が逆になったことは有りません。
でも、そういう可能性が残る選挙制度がそのまま続けられているのは理解しがたい。
なんだかんだ言ってもあと数週間で結果が出ます、、、出るはず、、、たぶん出る・・・と思う。
小差でバイデンが勝ったら、、、、、出ないかも