地方の女たち

夜の街で出会った女達と男達

コンビニ店員の誤認逮捕

2023-12-02 14:54:21 | 日記
兵庫警察の発表で明らかになった。
尼崎南署は、、、
12月1日午前2時にコンビニのパート店員で、60才代の女性を窃盗容疑で逮捕したが・・・
その後、店から帳簿のミスに気付き「被害金額の修正をする必要が有る」と。
その報告を受けて再捜査すると、窃盗被害が無かったことが判明された。
午後4時40分、釈放し謝罪した。
もちろん女性は否認していました。

これって謝って済む事なのでしょうか?

一度 世間の人に「盗人」を疑われると、たぶん一生消えない。

私や東京や北海道や地球の裏のブラジルの人が、この人の顔と名前を知ったところで、この女性に特段の損失は無い。
しかし、人づてに「窃盗で逮捕」されたことを耳にするのは、この女性の生活圏の人達です。

国によっては警察に逮捕されても、そんなに大きなマイナスにはならない国もあるし、警察もチョッとした事で簡単に逮捕する国も有る。

事件現場で怪しいと思えば逮捕して連行してから調べる。
この方法だと、初動で犯人を取り逃がすことは少なくなるが、犯人でない人を逮捕する事も多くなります。
その代わり、容疑者の権利も日本より広く認められています。

日本では刑事事件が裁判で有罪になる確率は99.9%と言われ、逮捕されて立件されれば、ほぼ犯人確定です。
これは良い事だと思うのですが、こう言う事実が社会の背景にある為に「逮捕」は「ほぼ犯人」と世間の人は見ます。
そして釈放されても、証拠が揃わなかっただけで
「たぶん、やったにちがいない」となってしまいます。

現状の日本の警察は誤認逮捕は少なく優秀だと思います。
それだけに「逮捕」の意味は限りなく大きいという事を常に考えて行動してもらいたい。

パートで働いていた女性にしても、上司や店に信用されていない事になります。
そんな職場で働き続ける事は苦痛でしょう。
口や態度で謝罪する事だけで、この女性が受けた屈辱や損害は補いきれない。