悪い事をして、逮捕され。
裁判で実刑判決を受けると、刑務所暮らしになります。
懲役・禁固、、、10年の実刑を受けても、その受刑者の60%の人は刑期が満了する前に出所します。
判決の期間の1/3を過ぎれば仮釈放の可能性が有ります。
ただ、実際には1/3が過ぎてすぐに仮釈放になるのは、ごく一部の限られた人たちです。
それは政治家だったり、出所後の環境が良い人たち、金持ちで再犯の可能性がほぼゼロの人です。
まぁ、それでも刑期の半分くらいは務めるのが大半です。
一般的な犯罪者は刑期の10%程度で、20%も有れば多い方でしょう。
何故か仮釈放が実行されるのは全国的に「木曜日」なんです。
釈放後すぐに定められた観察所に行かなければなりません。
その後にも、担当保護司の所にも行く事になり。
刑務所を出た後もチョッとした用事が待っています。
ですから、それらの相手をする人たちの事も考えて「木曜日」と決めているのかも知れませんね。
受刑者はある時突然に仮釈放の行程に入ります。
最初に「仮面接」があり、それで自分に仮釈放の可能性が有ると知ります。
これは嬉しいでしようね。
そして、その行程が終了すると、待機期間に入ります。
初めての刑務所暮らしでも、仮面接が有ると、周りに居てる経験者がシステムを教えてくれます。
仮釈放に向けての必要な行程が終了して、一か月から二か月後に実行されます。
身元引受人には約一か月前に知らせが届き、再確認します。
ですから身元引受人は、当事者より早く「その日」が分かりますが、受刑者には知らせる事はできません。
手紙などで知らせても、手紙をチェックされるので、保管されることになります。
長い刑務所暮らしから解放される日が近い。。。
受刑者にとり、これ以上の希望は有りません。
毎週、その木曜日の前日の夜は
「もし、明日なら、すぐに〇〇をしようと夢が膨らみます。」
そして木曜日の朝に声がかからなければガッカリして、次の木曜日に期待します。
そんな事を何度も繰り返すので、仮に5年の刑務所暮らしだとしても、その二カ月足らずは非常に長く感じるらしい。
今日は12月の水曜日の夜、、、、
正月前には出してくれるだろうと期待するので、今月は期待がより大きくなるでしょう。
今頃(水曜日の夜)は全国の刑務所で、期待を膨らませて寝る事の出来ない受刑者が大勢居てるはず。
何年も自由の無い生活から解放されるのですから、出所した日からのスケジュールはぎっしりと詰まっている事でしょうね。
世間では、日本の無期懲役は終身刑でなく、30年を過ぎれば仮釈放で出る事が可能みたいに言いますが。
現実は1/200程度の確率(0.5%)で、有期刑の確率60%と比較すれば極端に少ない。
まぁ無期懲役になってるという事は殺人が絡んでいるので、仮釈放が有ること自体を問題と言う人も多い。
今夜は何だか寝られない感じなので、深夜の書き込みになりました。
家と言う独房から仮釈放を待っている訳じゃないのですけど・・。