地方の女たち

夜の街で出会った女達と男達

安倍派と二階派の違い

2023-12-20 09:51:02 | 日記
19年ぶりに自民党の派閥に捜査が入りました。
阪神タイガーズのリーグ優勝が38年ぶりですから、それより2倍の頻度で自民党の派閥に捜査が入るんです。
タイガーズの優勝が少ないのか、自民の派閥が悪い事をするのが多いのか。

強制捜査は安倍派と二階派に入った。
いずれもパーティー券による政治資金規正法違反の疑い。

安倍派の容疑は頻繁に報道されています。
各議員が売ったパーティー券。
仮に、、、
A議員に1枚2万円の券100枚のノルマが有ったとして、実際には150枚売ったとすると。
ノルマより多く売った50枚(100万円分)の代金から、A議員にキックバックした。
そのキックバックの割合は、全額なのか、一部で派閥と分け合ったのかは不明です。
そして、、、
それらのやり取りが収支報告書に記載されていなかった事が違反行為です。
行為そのものは違反ではありません。

二階派は少し違っていて、、、
各議員が集めてパーティー券の売り上げで、各議員のノルマの分は全て記載されているのですが、ノルマを超えた売上金は派閥が記載せず隠した。
そして記載した正規の売上金から各議員にキックバックして、それも正しく記載した。これはお金の洗浄ですね。
各議員は自分が売ったパーティー券の総額は分かっている。
しかし派閥の収支報告書に書かれた売上金額は、自分の知る額とは違っているはずですよね。
つまり自分が売った総額は150万円なのに、派閥の収支報告書には100万円になっているんです。
そして、自分がもらった資金は報告書に書かれている100万円から受け取った事になっているんです。
ですから二階派の議員は「正しいお金」と言い切る事が可能かもしれませんね。ただ、それで押し切ると派閥のトップが責任を追及される事になります。
二階派の会長・二階俊博は永くその座に座っているので、自分への追及がどうなるのか気が不安でしょう。

その点で言えば安倍派の方はトップが交代しているので、誰の時点でこのシステムが作られて実行されたかを捜査する必要が有ります。
疑いが持たれている森喜朗・元首相は11月に防空壕(病院)に入って準備しています。まさか亡くなった細田博之・元衆議院議長に責任を押し付けたりはしないでしょうね。

この二つの派閥に所属する議員たちで、自己資金に余裕のある議員は迷惑な話だと感じているかも知れません。
自分の所属する組織の親分の方針(不記載)ですから、それは出来ませんとは言いにくい。
一般的な国民は自分の行為で直接被害者が発生する犯罪はやらないにしても、違反は犯す事は多々あります。例えばスピード違反など、車に乗る人は全員が経験していると言っても良い。無事故無違反の人も運よく検挙されなかっただけですよね。
・・・だからと言って、今回の裏金作りを犯した議員や派閥の長が許されるわけじゃない。
やはり国会議員は特別な待遇を受け、特別な権力を持っている人たちです。それなりに高いモラルを持つ義務が有ります。
直接被害者の出ない違反行為でも、、しっかりとそのペナルティーは受けてもらいましょう。