脳出血で無職になった親父のブログ

株式投資に腕時計が好きなオッサンのブログです。年齢を重ねスピリチュアルにも興味を持ったお蔭で人生感も変わりました。

心の砂漠『食べることへの恐怖そして・・・』 『兆候』

2014年07月20日 14時12分32秒 | 裁判
長女が高校2年生になった5月のゴールデンウイークの頃、リビングでテレビを見ていた私のところに長女が2階の部屋から下りてきた・・何か言いたげな、その表情は瞬間に感じたのですが、あえて何も聞かずテレビを見ていたのです。ソワソワ長女も落ち着かない様子で私の顔を見ているのも感じました。(何やろ?何か、とても話したいことでもありそうやな)そう思ったのですが、何とも言えない重い空気が流れていたのです。妻は何か感じているのか、感じていないのか、無言でキッチンで何やら用事をしていました。時間の経過とともに空気の重さは増幅し、とても会話ができる雰囲気ではなかったのです。テレビの画面がCMに変わった時、私はトイレに立ちました・・トイレで(何やろ?)そう思うだけでしたが用を済ませリビングへ戻るや『お父さん、学校、転校したい!!』意を決して言った、その言葉が出た長女の表情は悩み苦しみ勇気を振り絞り言ったぞ。という表情でしたが思いもかけない言葉に一瞬、絶句し ぽかんとしていると妻が『え?今、あんた、何て言うた?転校?』妻の言葉に反応した長女は『いややねん・・今の学校・・県立N高校に転校したい!!友達でMちゃんもおって誘ってくれてるし・・』真剣な表情で、ゆっくり話す長女に対し、ようやく平静を取り戻した私は『あかん!!』一言言うと『なんでやのん?高校さえ出たら大学も、ちゃんと受けて行くし・・とにかく今の学校・・クラス替えなってウチの居場所ないねん。』長女は高校受験で希望高校に失敗し大阪の私立高校へ入学したのですが偏差値は、さほど高くないものの一応、特進コースで入学していたのです。2年になり偏差値別にさらにクラス替し、もう一方の偏差値の高い特進コースへのクラスに入れなかったことが大きく影響していたようです。クラス替から1か月・・新しいクラスメートとも合わない、今のクラスだと希望大学も無理との理由を、今度は早口で私や妻に訴えてきたのですが本人が転校したいと言う県立高校は今の学校より10以上も偏差値が低く、つじつまの合わない転校理由に当然、納得できるわけもありません。妻が『N高校なんか行ったら大学なんか名ばかりの大学しか無理やんか?あんた?もしかしてイジメられてるん?』ストレートに聞く妻を制御し『ホンマのとこは、どうや?お父さんは基本的に転校は反対や。もし・・イジメられてるとしてもや。』今、思うと、なんと冷たい言葉であったか、この一言が後々、私にとって大きな後悔と反省になるとは・・この時点では全く思いもよりませんでした。『わかったよ』そう言って2階に戻った長女は、その日、全く私達と話さず部屋にこもり妻が『そら、そうやん・・』希望高校の合格発表を一緒に見に行った妻が『背伸びしたからやねん。T高校が妥当やと先生が言ったのにK高校を受けた・・あの子自身が選んで不合格になり大阪の私立に行ってる・・いったん入学した以上、卒業せな・・これから、どれだけ似たような事があるか?そやろ?その都度、逃げたら、あの子のためにも良くないやん。だから私も反対や。』そういう妻に全く同意の私でしたが、この時、大切な忘れ物をしていたのです。それは長女の話を、じっくり聞いてあげること。世間体や常識だけを、おしつけ反対してしまい長女の『心の声』を聞かなかったこと。それが、大きな穴へ長女を追いやったとは・・気付かなかったのです。
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