脳出血で無職になった親父のブログ

株式投資に腕時計が好きなオッサンのブログです。年齢を重ねスピリチュアルにも興味を持ったお蔭で人生感も変わりました。

心の砂漠『食べることへの恐怖そして・・・』 病院模索と死の恐怖

2014年08月02日 12時45分19秒 | 拒食症との戦い
会社で仕事中・・私の携帯が鳴った・・画面を見ると妻からだった(仕事中には滅多なことでは電話をよこさない・・何かあったんやろ。)そう思い携帯を耳にあてると『お父さん・・A香・・今、天王寺駅なんやけど階段・・階段を上ることが出来ないって・・手摺を持って・・エスカレーターあるのに・・あえて階段を上ってんって・・アカンって・・帰ってくるよう言った・・私・・駅まで迎えに行く』そう言って切るのでした。階段を上ることすらできない?そんなに体力が無くなってるのか?その日、仕事も、そこそこに帰宅すると1階の客間に布団を敷いて寝ている長女がいました・・玄関に迎えに来た妻が眼で客間を見てと言わんばかり・・部屋に入ると鞄を投げ出し教科書・ノートを床にばらけたまま・・ボールペン・・シャープペンシル等もところ狭しと散らかっていた。『迎えに言って車の中でも何を聞いても黙ったまま・・帰ってきて、いきなり、このありさまやねん。』力ない声で言う妻をよそに長女を起こそうとすると『寝かせてあげて・・階段も上がれないフラフラの状態なんや・・』長女は夜はサラダだけ。昼は食べず朝はキウイとか季節の果物しか口にしていませんでした。『この前も言っててんけど学校で授業中に椅子座ってる最中、お尻が痛いねんて・・もう、お尻の肉ないから骨があたって痛いねんて・・』妻は泣き声になりながら私に、そういうのです。長女は、この日から2階の自室には行かず殆ど1階の客間を自室のように使い、物の整理整頓、掃除など一切せず衣服も床に置きっぱなし・・食べた食器もかたづけようとしなくなり生活そのものが荒れはてていくのでした。勿論、親として注意しているのですが全く耳に貸さず、親に反発するかのように荒れていくのでした。ある日の夜ネットで『拒食症』の専門カウンセラーを自負し数々の治療経験を積んだ精神科医のホームページを見つけました。不登校・リストカット・・思春期の心の病気・悩みを治療・・ホームページには実際の事例・拒食症に陥る原因の数々・・他にはない内容が記載されており(とにかく一度、相談に行ってみたい)妻にもホームページを見せ『どうやろ・・一度、相談に行ってみないか?相談は無料やし・・』藁にも縋る思いでいた私達にとって、このホームページは一筋の光明でありました。それまでテレビでも『拒食症』の食べられない・・やせ細り弱っていく様だけをクローズアップし本質は触れてなかったし関連書物もドキュメンタリーであったり、とにかく少しづつでも食べさせることとか『死』を記載する内容であったり・・精神科医も私達の期待に反し脅しだけで娘と向き合っての問診もありません。(今、わかるのですが、まず私達夫婦が娘と向き合っていなかったのです)私達夫婦も出口の見えない迷路を彷徨い娘と向き合う愛情すら忘れ・・この時、次女にも心の風船が1つ1つ壊れていってるのも気付いていなかったのです。そして、そのホームページのカウンセラーへ問い合わせし相談の日時を決め妻と二人伺うことにしたのです。
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