しげる牧師のブログ

聖書のことばから、エッセイを書いています。
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朝の露 <マナセとエフライム族>

2024-10-07 | ヨシュア記
「ヨシュアは彼らに言った。『あなたが数の多い民であるのなら、森に上って行きなさい。そこでペリジ人やレファイム人の地を切り開くがよい。エフライムの山地はあなたには狭すぎるのだから。』」(ヨシュア記17:15新改訳)

マナセ族とエフライム族は「自分たちに与えられた地は狭すぎる」とヨシュアに文句をならべた。戦いと犠牲を払わずに領地だけは広く得たい、という虫のいい申し出を聞いたヨシュアは、あなたたちは数が多いのであれば、原住民と果敢に戦い、得た土地を切り開き、そこに住むべきである、と強く指導した。当然である。▼ヘブル書は「信仰がなければ、神に喜ばれることはできません」(11:6同)と述べ、同時に「彼らは信仰によって、国々を征服し、正しいことを行い、約束のものを手に入れ」(ヘブル11:33同)と記している。しかしエフライムやマナセは言葉に当てはまらない行動をした。カレブを先頭に進んだユダ族とは大違いである。いつの時代でも信仰に頼り、勇気をもって行動した人々は聖書の中で輝いているが、そうでない人々もいた。他山の石としなければならない。