しげる牧師のブログ

聖書のことばから、エッセイを書いています。
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朝の露 <恐れる心を>

2025-01-25 | ヘブル書
「こういうわけで、私たちは恐れる心を持とうではありませんか。神の安息に入るための約束がまだ残っているのに、あなたがたのうちのだれかが、そこに入れなかったということのないようにしましょう。」(ヘブル4:1新改訳)

ヘブル書の記者は3章まで栄光に満ちた世界を記してきたが、ここでは一転して厳粛(げんしゅく)な警戒(けいかい)の必要を述べる。つまり、その警戒とは、今は信じればどのような人でも御国に入れる恵みの時代だが、気をゆるめて不敬虔な歩みをすれば、そこへ入れない人々も出て来る、という事実なのだ。▼黙示録もそれを言う。「自分の衣を洗う者たちは幸いである。彼らはいのちの木の実を食べる特権が与えられ、門を通って都に入れるようになる。犬ども、魔術を行う者、淫らなことを行う者、人を殺す者、偶像を拝む者、すべて偽りを好み、また行う者は、外にとどめられる。」(黙示録22:14、15同)▼やがて栄光の御国が出現したとき、その門まで行きながら入れず、嘆き悲しみ、叫ぶ人々が大勢出ると主イエスも言われた。おお、その日の光景よ、今のうちにその日を想像し、身ぶるいしながらきよい生活にいそしむ者とならせて頂こう。「あなたがたは、アブラハムやイサクやヤコブ、またすべての預言者たちが神の国に入っているのに、自分たちは外に放り出されているのを知って、そこで泣いて歯ぎしりするのです。人々が東からも西からも、また南からも北からも来て、神の国で食卓に着きます。いいですか、後にいる者が先になり、先にいる者が後になるのです。」(ルカ13:28~30同)