競合店の出店を逆にチャンスに変えられると良いですね。 おはようございます!経営コンサルタント 中小企業診断士の藤田雅三(フジタ マサカズ)です。 先日の日経MJに次のような記事がありました。 「競合店が近所に出店してきたら 開店前から周到な準備を」 とのことです。 ドアコール作戦などの効果は、地元地域の応援者も多くいたことから、効果的だったということもあるでしょう。 前年比10%となったからといって、出店してきた競合店が逆に打撃をくらったかというとそうではなく、こういった事前の準備などで、この周辺の回転ずしへの注目度がこの月にグッと高まったのではないかと思います。 しかしながらこの丘里グループの事前対応は見事なもので、見習うべき点が多いでしょう。 よく競合店調査に行くときに調査票を用意してどういった点を見るのかを準備したりします。 競合店の出店というピンチをチャンスに変える方法は見習いたいですね。
・茨城県古河市を中心に7店を展開する丘里グループ(回転ずし)
・競合店の出店情報が入るとすぐに対策を立てる体制を整えている。
・まずは敵情視察。店のスタッフを5,6人ずつの3グループに分け、同チェーンの既存店に連れて行った。
・「うちより買っている点を1人最低30個は見つけて書き出すように」
・スタッフは気づいたことを1つひとつ付箋に記入。帰社後その付箋を模造紙に張り「メニュー」「クレンリネス」「接客」などグループごとに検討して自分達が改善できる点を洗い出した。
・それをもとにこのときは9つほどの競合対策を実施した。
・例えば割引サービス。
・地元の人間関係に訴えかける戸別訪問の「ドアコール作戦」
・挙号店の開店前夜に店のリニューアルを実施。ディスプレーを家族向けから年配客用に変えた。
(引用:2011/03/11 日経MJより)
これらの対策のおかげで、競合店出店の2月の売上は落ち込むどころか前年比10%増となったそうです。
もともと地域にとけこんでいたのでしょう。
今後もこの状態を継続していけるようにすることが重要です。
上記の例のように、自社より優れている点を多く見つけて、それをグルーピングして、項目ごとに対策を考えるやり方も手際が良く、有効的だと思います。
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経済産業大臣登録 中小企業診断士
NPO法人金融検定協会認定 ターンアラウンドマネージャー
藤田雅三