自社ブランド商品が浸透してくると、そのブランド価値を利用して他の商品も開発し、横展開をしようと考えるものです。
こんにちは!経営コンサルタント 中小企業診断士の藤田雅三(フジタ マサカズ)です。
先日の日経新聞に次のような記事がありました。
「スターバックスに新製品効果 今期営業益5%増」
・スターバックスコーヒージャパンが4月に投入したインスタントコーヒーが収益を押し上げる要因となりそうだ。
・当初想定の約2倍に達している。このペースが続けば営業利益ベースで少なくとも1億~2億円寄与しそう。
・インスタントコーヒーは1杯ずつ店内でいれるコーヒーに比べ販売の手間やコストが少なくて済むため、利益への貢献度も高い。
(引用:2010/08/26 日本経済新聞より)
とのことです。
正直、ずいぶん前に、最初本国だけでインスタントコーヒーが発売されたときには、インスタントってまずいんじゃないの?という気持ちを抱いていました。
日本で発売されてから、ものは試しということで買ってみたのですが、飲んでみてかなり驚きました。
ものすごくおいしいかどうかは、個人の好みもありますが、スターバックスの店で飲んでいるドリップコーヒーとほとんど遜色がないと感じました。
最近はそうでもないですが、以前はスタバによく勉強をしに行くことがあり、毎日のように通っていたものです。昔からコーヒーが好きなので、スタバでも必ずドリップコーヒーを注文していますが、このインスタントコーヒーは本当に店内のドリップに似ています。
若干粉っぽいところはあり、最後に飲み干すときにカップの底に少し粉のようなものが溜まる傾向があるなと思ったのですが、正直何も言われないで店で出されたら、インスタントだと気がつかないかもしれません。
非常に良くできていると思います。
いわゆる、「ブランド拡張」のラインエクステンションといわれるもので、スターバックスというブランド価値を他の商品ラインにも広げていっているわけですね。
プレミアムコーヒーのイメージをうまく展開できればいいのですが、お持ち帰り、小売用商品になった時に、逆にブランドイメージを損ねてしまうリスクもあるわけです。
安易にブランド拡張をするのは注意が必要ですが、うまくいけば次なる収益の柱となることも期待できます。
一定の品質を保つことができれば、ラインの拡張は次の成長戦略のきっかけとなるでしょう。
さあ、あなたのビジネスでも、ブランド品質を保ちながら、ラインの拡張を検討できないでしょうか?
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