飲食店や小売りの現場では、そこを仕切る店長によって、売上の善し悪しが決まる大きな要因となることがありますよね。
こんばんは!経営コンサルタント 中小企業診断士の藤田雅三(フジタ マサカズ)です。
先日の日経MJに次のような記事がありました。
「店長応援サービス 意識高めリピーターづくり」
・無料のクーポン誌「クーポンランド」を発行するサイファが6月、店長を支援するサービスを始めた。すでに1000人の店長が参加し来店客とのコミュニケーションづくりに役立てている。
・「店長プレゼントありがとうございました!」来店客と店長がツイッター上でやりとりするサービスが20日にスタートした。
・店長を接客の最前線に立たせることでモチベーションを高め売上向上につなげようという戦略に打って出た。
・「店長.jp」をを立ち上げた。各店の店長を紹介するサイトで店長の写真やプロフィルとともに店長からのメッセージなどが掲載されている。~~~「来店客と店長が顔を見て話すきっかけづくり」
・7月20日からは接客時に店長の顔写真やプロフィルを入れた「店長カード」の配布を始めた。財布などにカードを保管してもらい再来店につなげようという狙いだ。
・店で店長と会話しプレゼントを受け取った客が帰宅後ツイッター上にお礼を書き込むと店長とのコミュニケーションが再び始まる仕掛けだ。
・同社が6月に実施したアンケート調査によれば「また行きたくなる店」のポイントは「価格」(61.5%)よりも「店長や店員の対応・サービス」(70.8%)の方が高かった。
(引用:2010/08/25 日経MJより)
とのことです。
ツイッター等、インターネットやITの普及で、マーケティングの手法が格段に広がっているのを感じますね。
「店長カード」とか良いアイデアですね。私も前に行きつけのビアホールの店長とちょっと話が弾んだ際に名刺交換をしましたが、そんなにかしこまらずに、来店されたお客様に「店長カード」をくばってご挨拶するだけでも良いのではないでしょうか。
そのカードにお店のHPやブログのアドレス、店長のツイッターにアクセスできる2次元バーコードを印刷しておく等して、日頃からフォローしてもらい、コミュニケーションを取れる状態をつくっておく。
そうした事が広がれば、やり方やコミュニケーションの取り方で再来店の確率を高めていくことができるでしょう。
一見マス媒体をつかっているように見えながら、一人一人に対してもワントゥワンマーケティングを可能にしているように思えます。
数年前にワントゥワンマーケティングといえば、せいぜい電話、DM、はがき、訪問・・・等を利用するくらいでしたが、ここ数年で本当にネットの力がすごいものになってきましたね。
店長への教育的効果も見逃せません。
これだけ店長を主役にたてていくことができれば、店長に自分の店意識が生まれることでしょう。
中小企業の社長さんとお話しをしていると、よく従業員に対して「経営者の気持ちになってほしい」と経営者意識や自分の店のように責任感を求める声を良く聞きますが、権限を与え、信じて任せてやらなければ、そんな気はおこらないものです。
さあ、あなたのビジネスでも、店長を主役にお店の活性化ができないでしょうか?
▼ブログランキングに参加中です。1日1クリック応援よろしくお願いします!
にほんブログ村 / 中小企業診断士・経営コンサルタント部門
人気ブログランキング
blogramランキング