80年代再生工場 工場録

80年代をこよなく愛し、仕事終わりの工場で夜な夜な遊んでる日々の記録

燃料コックの改造2

2015-03-27 20:09:00 | SDR

もうひとつ気になることがあった。

SDRのコックの負圧のバルブを押さえるスプリングが弱い気がする。

ガソリンが満タンとか、

気温の変化でガソリンタンクに圧力が掛かった時に

バルブが開いて漏れ出すのではないか?

スプリングが弱いのは、

SDRのキックによって生まれる負圧が小さい事があるんだと思う。

2次圧縮が小さいし、キックも軽いし。

だから始動時にガソリンが流れないで

エンジンが掛からない事を想定して弱くしたのではないか?(仮説)

参考のため、ゴミ箱改め宝箱の中から、

原付スクーターの負圧コックを漁って、分解してみた。



ああ、やっぱりSDRより長いスプリング。

プリロードが沢山掛かっていそうだ。


左が原付スクーター 、右がSDR。

圧縮比が大きく、

セル始動、またはキックでもクランク回転数が大きい

原付スクーターは負圧が大きいから、

このスプリングでもバルブが作動するのだろう。(やはり仮説)

同じメーカーでスプリングの寸法も長さ以外は一緒、

これは好都合だ。

今回SDRは負圧の部分を廃止するので、

バルブは常にちゃんと閉じていて欲しいから、

この長い方を使ってみよう。