80年代再生工場 工場録

80年代をこよなく愛し、仕事終わりの工場で夜な夜な遊んでる日々の記録

燃料コックの改造3

2015-03-28 23:23:00 | SDR
コックは分解して清掃。



負圧バルブのOリングに挟まっていた糸くずみたいなゴミが

今回の漏れの原因だったのだろう。

パッキン類はまだ使えそうなので再使用、

長いスプリングを使って組み立てた。



漏れは無くなった。

負圧のホースは栓をして塞ぎ、



コックのつまみはボルトに干渉する部分を削った。



ボルトの方を替えても良かったけど、

このボルト、SDRでしか見たこと無い象徴的な部品だと思ったから

残したかった。



プレートは180度回転させてみたが、

これでは何処が何だかわからなくなったので、

新たにプレート作りました。

完成




お花見に行こう!









燃料コックの改造2

2015-03-27 20:09:00 | SDR

もうひとつ気になることがあった。

SDRのコックの負圧のバルブを押さえるスプリングが弱い気がする。

ガソリンが満タンとか、

気温の変化でガソリンタンクに圧力が掛かった時に

バルブが開いて漏れ出すのではないか?

スプリングが弱いのは、

SDRのキックによって生まれる負圧が小さい事があるんだと思う。

2次圧縮が小さいし、キックも軽いし。

だから始動時にガソリンが流れないで

エンジンが掛からない事を想定して弱くしたのではないか?(仮説)

参考のため、ゴミ箱改め宝箱の中から、

原付スクーターの負圧コックを漁って、分解してみた。



ああ、やっぱりSDRより長いスプリング。

プリロードが沢山掛かっていそうだ。


左が原付スクーター 、右がSDR。

圧縮比が大きく、

セル始動、またはキックでもクランク回転数が大きい

原付スクーターは負圧が大きいから、

このスプリングでもバルブが作動するのだろう。(やはり仮説)

同じメーカーでスプリングの寸法も長さ以外は一緒、

これは好都合だ。

今回SDRは負圧の部分を廃止するので、

バルブは常にちゃんと閉じていて欲しいから、

この長い方を使ってみよう。



燃料コックの改造1

2015-03-26 20:56:00 | SDR
SDRのキャブレター掃除って2年に1回はやっていると思う。

もう何回やったことか?

もう秋田。

同じ作業を何度もやりたくない。

最近は手に付いたガソリンの匂いが嫌いになったし、手も荒れる。

毎週エンジンを掛ければ、詰まらないって、ごもっとも。

でも忙しくなるとなかなかできんのよ。

SDRの燃料コックにはOFFがない。

OFFがあれば、走り終わって到着したときにOFFにして

エンジンが止まるまで放置しておけば

キャブレターのフロートチャンバーのガソリンが空になって

キャブの詰まりも抑制できる。

ほかのバイクはこのやり方で快調を保っている。


負圧を使わず、プレートを180度回転させれば、

OFFとONとRESのコックになる

という情報がどこかにあったが、

探しても見つからなかったので

昔使ってたコックで検証中

ああ、なるほど、確かに。