先月末に突然、明らかになった弘南鉄道大鰐線、JR久留里線末端部の事実上廃止決定のニュース。
しかしながら、今回は鉄道ファンも含めて、必ずしも廃止絶対反対の声が大勢を占めているわけでもなさそうですね。
私自身も残念だとは思いつつも正直、廃止は仕方ないと思います。
大鰐線(中央弘前〜大鰐)の場合、並行してJR奥羽本線も走っていること。また電車や駅、変電所が相当に老朽化していること。弘南線とは異なり、もともと慢性的な赤字だったこと。弘南線との線路接続がないこと。中央弘前駅がJR弘前駅と離れているようで、周辺の界隈も些か寂れていることなどが挙げられますね。
久留里線末端部の久留里〜上総亀山も自然災害を受けやすい地形や、上総亀山〜上総中野を接続して“木原本線”にする構想が完全に消滅したことも挙げられます。
今後、安定した代替交通手段が見つかれば、なるべく早期に休止→廃止しても良いのかもしれません。
大鰐線の場合、弘南鉄道の本家本元、つまり本来の基幹路線たる弘南線(弘前〜黒石)の存続まで、今のままではかなり危なくなる恐れも。弘南線の恒久的な存続に向けた総合的な改良実現がおぼつかなくなりそうだ。
JR東日本が救済措置として奥羽本線・弘前〜大鰐温泉の列車増発や線増等をしてくれるようならば、なるべく早めにそれに代替させる手もありか?と思います。但し、その途中は石川駅しかないようだ。少なくとも津軽大沢駅の新設ぐらいは必要だろうね。うん。
いずれにせよ、円満な輸送代替手段への移行を祈ってやみません。
以上、あくまでも私個人的な意見です。
あとは地元で、くれぐれも後悔が残らないような決断を下して欲しいですね。
…………弘南線の車両更新について個人的な提案です。
もし仮にJR東日本の新潟・長野地区でE127系が、E129系やE131系等で置き換えられるようなことがあれば、その一部でも弘南線に譲渡してあげたらどうか?
E127系ならば防寒防雪対策がなされている筈だ。それに比較的近くにはJR東日本の土崎車両センターもあり、難しい補修工事や点検ならば、実績豊かなそちらに委託する手もあろう。
但し、その前に踏切の誘導障害対策とか線路、変電所や架線の改良が必要なのは言うまでもない。
今後の課題として、一応は提言しておこうか。
………久留里線・木更津〜久留里については、今後もキハE130系が主役にはなろう。出来れば再活性化や鉄道ファン、観光客誘致の一環としてHB-E220系の併用やハイブリッド観光車両の臨時的な乗り入れも課題としたいところだね。
………一畑電車が新型車両のデハ8000形の詳細を公表しましたね。弘南鉄道(弘南線)は、ここ当面は守りの経営、営業にならざるを得まいが、ある程度、再建の目処がついたら、今後の一畑電車のレベルを目標にして欲しい。まだ、そう慌てる必要はないが。うん。
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