Fleur de sel 塩の華

フランス ボルドー コニャックも近いラロシェル海辺の家でオーガニック素材 新鮮な海と土地の幸の健康料理ご紹介致します。

鴨とオリーヴの煮込み物

2013-06-02 07:33:35 | 肉料理 Viandes

台所の天井の修理 職人さん達の仕事は終わったけれど私達のペンキ塗りはまだまだ終わりません。私はこの機会にと家具の掃除に食器棚の掃除、年の暮れではないけれど大掃除をしています。 未だ台所は使えず相変わらす仮の持ち出した電気オーブン台でお料理なのだけれど掃除の合間のお料理は気分転換になって疲れを忘れる気がします。フランス6月に入ったというのにとっても寒いので暖かい御料理が食べたいと思い今日は鴨の腿肉を使ってグリーンオリーヴを入れた煮込み物にしました 。水曜日になると気温が上がって季節らしい陽気になるとの天気予報 ほんとかな?とっても期待しています。

鴨のオリーヴ煮 蕪と人参のグラッツセ

ソースが赤くて赤ワインで煮たとお思いでしょうが白ワインで煮ました。 マルシェでキャロット アンシアンヌ 古くからある種の人参3色のものを購入しました。普通のオレンジ色に黄色そして外側は紫色で中は濃いオレンジ色の物。煮込むとき3色の人参少しずつソースの中に入れたらなんと赤ワイン煮のように色が付いてしまいました。 剥いている時に手に色が付いてしまったのでなんとなく予感はあったのだけれど。でも綺麗な色なので満足ということにしておきます。

鴨にはグリーンオリーブが良く合います。鶏肉にも良く合うのでこの御料理鶏の腿肉でも美味しいですよ。前に記事を載せたことがあります。此処には詳しいレシピ(鶏肉使用の場合)が入っています。

今日はもっと簡単に作ったのでレシピを入れておくことにしました。御比較作りやすい方でどうぞ

       材料 (2人分)

  *鴨の腿肉 2本 フォークで余計な脂を流失するように全体につついて塩胡椒をして置く。

  *玉葱 大1 微塵切り

  *大蒜 3片 微塵切り

  *セロリ 微塵切り 大1(入れなくても良いです)

  *人参 小1本 輪切り

  *ブーケガルニ 今日はローリエ、タイム、セージ(鴨とセージは良く合います)

  *グリーンオリーヴ 15-20位 (種無しの物を使う方も多いけれど私は煮込み物には種つきの物が好みです。)さっと湯がいて置く。

  *白ワイン 20cl + 水

  *チキンコンソメキューブ 1

  *小麦粉 大 1

  *トマトピュレー 大 1

  *塩 胡椒 

  *オリーヴオイル、バター

紫色の人参

 

     作り方

 1 厚底の鍋を熱しオリーヴオイルで 鴨の両面を綺麗な焦げ目が付くまで焼き皿に取り除く。

2 フライパンの脂を除き(これはとっておいてじゃが芋のソテーなどするときに使うと美味しいです。)バターを少し足し玉葱 大蒜 セロリ 人参をしんなりするまでいため小麦粉を入れ火が通るようによくかき混ぜる。白ワインを注ぎトマトピュレーを加え玉が出来ないように良くかき混ぜる。

3 鍋に鴨の肉を戻し鴨肉が隠れるようひたひたに水を加えコンソメキューブ ブーケガルニを加えグリーンオリーヴも加え塩 胡椒 弱火でことこと50分-1時間ほど焦がさないように時折かき混ぜながら煮る。再び味を整える。(鶏肉を使用の際はずっと短めに)

4 鴨肉に竹串を刺し柔らかく煮えた時点で汁が多すぎる時には鴨肉を取り出して汁を煮詰めてから戻す。

今日の付け合せは人参のグラッツセに蕪のグラッセ。鴨にはやはり蕪があいます。

どちらも適当な大きさに切ってさっと固めに湯がいてからバターでさっと炒め塩 胡椒。砂糖を少し加えキャラメリゼしてからチキンブイヨンをひたひたに注ぎ 焦げないように色が付かないようにさっと煮あげます。

この御料理 パン ご飯 じゃが芋 パスタ どれとあわせても美味しいと思います。

 

グリーンアスパラガスのベーコン巻き

オードブルに湯がいたグリーンアスパラガスをベーコンで巻いた物さっとフライパンで油を敷かずに焼いたものです。バルザミコカラメルソースを添えました。

寒いので(私がかなりの寒がりのせいもあるでしょうが。)暖かいオードブルになってしまいました。(苦笑)

 

 先週の日曜はフランスでは母の日。次女が意識して彼と帰郷 工事中のめちゃくちゃな中でも色々御料理作っていたのですが写真を撮り忘れたものが多いです。いつものごとく人が出入りする時に写真を撮るのは私には無理な様で今日は久しぶりの写真です。

娘のプレゼントのミニ薔薇。 何処に植えようかなと考えながらまだ包装のまま手元に置いて鑑賞しています。庭に母の日の祭り Fête de mère というミニ薔薇 もう何年も前に植えて今ではミニではなくすっかり大きくなった薔薇があります。普通毎年母の日が来ると満開なのだけれど今年はまだまだ蕾が固いです。今年は本当に暖かい日々の到来が遅れているということでしょうね。

 

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13 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (Mchappykun)
2013-06-02 11:04:40
今日も素敵なお料理ですね!ここでは鴨のもも肉はどこで売られているものやら。胸肉は手に入りますが...
キッチンが思うように使えないのはとてもフラストレーションだと思います。私もここに越してきたとき、凄く大掛かりな改築をして、何日もキッチンを使えなかったことがありますから、良く分かります。
それでもこんな美味しそうなお料理を作られて...凄いです!

そちらの紫人参の紫の部分がかなり厚いですね。ここのは皮をピーラーでむいたら普通の人参になってしまいます。ですから、紫を出したいときは皮をむきません。その紫から、赤い色になるのですね。

種付きのオリーブはさっとゆがいてから使うのですね。なるほど、勉強になりました。
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Unknown (ryuji_s1)
2013-06-02 17:48:32
fleur de selさん
鴨のオリーヴ煮 蕪と人参のグラッツセ
グリーンアスパラガスのベーコン巻き
素晴らしい料理ですね

鴨大好きです
素晴らしいレシピ
うれしいです
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Unknown (ソーニャ)
2013-06-02 22:59:34
クッキングサロンに鴨肉を使う時に余分に自宅用を
入れてくれる様にお願いしてあるので、
入手できたら是非作りたいお料理です。
鴨肉に惚れ込んでいる母が喜びそう。

グリーンアスパラのベーコン巻きは子供の頃から
良く作り、そのまま食べていましたが、バルサミコ
キャラメルソースで頂くんですね。
美味しそうです。

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Unknown (タヌ子)
2013-06-03 00:50:49
仮の電気オーブンだけで、こんなに立派なお料理をしてしまうfleur de selさん、流石です。
紫人参の着色力、凄いですね。
canard aux olivesは以前から作ってみたかったのですが、友人が圧力鍋で作って、鴨を爆発させたことがあり、それ以来、なんとなく作る勇気がなくなてしまったのでした(笑)
でも、普通のお鍋なら、時間はかかるけれど、爆発の心配はありませんよね。
まずは簡単にできそうなこちらのレシピから試してみます。
この真紅のバラも数年後には立派なバラになって、毎年ご夫妻の目を楽しませてくれるのでしょうね。
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Unknown (越後屋)
2013-06-04 12:11:21
鴨肉とグリーンオリーブ食べていたいです。
鴨肉…1羽買えば冷凍の物があるのだけど…多いんですよね我が家には。苦笑
鴨南蛮と半半で作ろうかな。
知人宅ではアスパラがまさにこれ位の大きさに育っているのですが、観賞用だから摘めないのが凄く恨めしい。笑
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Mchappykunさんへ (fleur de sel)
2013-06-07 05:55:15
フランスはお肉の食材に関してはかなり豊富な物が手に入ると思います。鴨の腿肉は経済的な値段です。何か他の仕事をしている時には煮込み料理は便利。あまり器を使わなくても後は野菜が好きな私にとっては野菜料理を準備するだけ。でもその方が手がかかるような気もしますが。
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ryuji_s1さんへ (fleur de sel)
2013-06-07 05:59:25
鴨の御料理お好きで嬉しいです。日本的なお料理もし泰のですが長いこと外地生活でやはり此方風のお料理の方が簡単になってしまいました。イタリア料理の鴨料理気になります。
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ソーニャさんへ (fleur de sel)
2013-06-07 06:05:33
お母様鴨肉お好きなようですね。鴨肉は此方では本当に手軽な素材私の欲しい日本の素材と交換して欲しいです。アスパラガスの御料理意外とレシピが無くって。まあおいしいものはそのまま何も手を加えないで食べるのが好みなのだけれど。。。。。
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タヌ子さんへ (fleur de sel)
2013-06-07 06:18:38
昔から変な癖で一寸困難なことがあるときてんが利く性格な様です。御料理は気分転換になるので御料理できる小さな一角は確保しました。ペンキ塗りだけではなく色々あるのでまだ続きそうですが疲れると私の小さなコーナーに逃げてしまいます。笑
圧力釜持っているのだけれどほとんど使ったことありません。便利なんでしょうけどね。
まだミニローズ植えていないのです。何処に植えようかと迷っています。タヌ子さんはとっても広い敷地でどのような庭つくりなのか是非知りたいです。
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越後屋さんへ (fleur de sel)
2013-06-07 06:26:40
鴨肉 我が家で一匹では多いです。フランスではお肉の素材は小量でも手に入って便利だと思います。
アスパラガスの育った風情はエレガントで美しいですね。鑑賞してでもそれでもその後食べる機会があるのでしょうか?
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