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2024.05.14撮影
ダッチアイリス「ブルー・ダイアモンド」(Iris × hollandica 'Blue Diamond')
アヤメ科(Iridaceae)アヤメ属(Iris)
今日も、前回につづき、わたしの5月の庭で、ツボミから出発して花開いた花です。そんな花のうち、前回は赤〜オレンジ色のものでしたが、今回は青〜ピンクを集めます。
左側にツボミの画像を、右側に開いた花の画像を、載せます。両者は、必ずしも同じ個体ではありません。
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2024.05.14撮影 2024.05.11撮影
冒頭画像に同じ
ダッチアイリスという名前は、英語での名称 Dutch iris(オランダのアイリス)を日本語読みしたものです。和名は、オランダアヤメと言います(こちらの方の言い方がわたしは好みなんですけど)。園芸種で、最初、球根王国オランダで開発されました。
わたしの庭の「ブルー・ダイアモンド」のように真っ青なものから、白や黄色、また、赤っぽいのもあります。
・アヤメ(Iris sanguinea)
・ハナショウブ(Iris ensata var. ensata)
・カキツバタ(Iris laevigata)
・ジャーマンアイリス/ドイツアヤメ(Iris germanica)
・ダッチアイリス/オランダアヤメ(Iris × hollandica)
等々、の違いを説明したサイトや書籍はよく見られますね。その多くから、大変勉強させていただいています。
が、とんでもを垂れ流しているのに出くわしてしまいましたので、お知らせします。書いている人が素人なら見過ごすんですが、それが、学校の理科の先生なんだそうですよ。あ〜〜、びっくりした。
* ダッチアイリスをカキツバタとのことです、と言っている
* その「カキツバタ」と呼んでいるダッチアイリスを、アヤメだと思っていたそうな
* ジャーマンアイリスをアヤメかもしれません、と言っている
わたしは、自分のブログで植物(など)について情報を発しているので、常日ごろから、素人ではあっても間違いを書かないように気をつけてはいますが、これを見て、ますます書くことの真偽に責任を持つべきだ、と思いました。だって、Google検索などでブログ記事が出てくるんですよね。
わたしが何か間違いを書きましたなら、ご連絡くださいますよう、平に、平に、お願い申し上げます。
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2024.05.12撮影 2024.05.31撮影
アリウム・クリストフィイ(Allium cristophii)
ヒガンバナ科(Amaryllidaceae)ネギ属(Allium cristophii)
このアリウム(=ネギ!)は、5月中には、咲き切りませんでした。個々の花は、2〜2.5cmにもなります。そして、ツボミの玉の、下の方から咲いて行きます。わたしの庭には、クリストフィイ君はおふたりしかいらっしゃらないのですが(なんたって、高いからね、ふたつ入りのを1袋買った)、ツボミの玉は、大きい方は15cmほど、小さい方は10cmほど。多くは、20cmになるそうです。これ、園芸種かと思ったら、原種なんですよね。
それと、ネギ属は、従来、ユリ科に分類されていましたが、現在(2009年から)は、ヒガンバナ科に分類されています。
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2024.05.10撮影 2024.05.10撮影
ハナダイコン(Hesperis matronalis)
アブラナ科(Brassicaceae)ハナダイコン属(Hesperis)
ハナダイコンも庭からなくならないなあ。どこからいらっしゃったのか知りませんが、ハナさまが初めてうちにご自分でやって来られた時には、なんて美しいお方か、とわたし、クラクラ、としました。花の色は、やや青みがかったピンク(上の画像)〜わずかにピンクがかった白〜白です。
きれいだし、花期も長いし、丈夫だし、重宝していますが、次々と出てくる株をある程度で掘り上げることはあります。それでないと、他にせっかく植えたものの上に覆い被さっていって、成長をはばむので。
道理で、
>> 日本では(中略)一部の地域では侵略的外来種と考えられている
(上記、Wikipediaより)
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2024.05.25撮影 2024.05.25撮影
ヨシノスズバラ(Rosa glauca)
バラ科(Rosaceae)バラ属(Rosa)
このバラは、原種のバラ(=野性のバラ)で、和名をやっと、やっと、見つけました。ヨシノスズバラ(吉野鈴茨)というのだそうです。わたしの意見では(あくまで、わたしの意見です)、ヨシノスズイバラ、あるいは、ヨシノスズノイバラのように、「バラ」より、「イバラ」または「ノイバラ」の方がいいんじゃないか・・・
ヨシノスズバラは、わたしの庭に長い間います。濃いピンクに根本が白い花弁と、赤っぽくて粉を吹いたような葉が特徴的です。その上に、真っ赤なローズヒップ(バラの果実)が「鈴なりに」(だから、「スズバラ」?)なります。
その結果、わたしの庭には、いっぱい実生のスズバラが生えています。また、ご近所の庭にも、あれ? と思うようなところに、スズバラが現れます。うちのが親に違いない、とわたしはにらんでいます。わたしの庭からは、もう何人もの友人に若い株をもらっていただきました。
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次回、もう一度、わたしのお庭で5月にツボミから花咲いた花を、お届けします。