2025.01.18撮影
今日は、前回の記事の続きです。
前回は冒頭に、サザンカ(Camellia sasanqua)の「御美衣(おみごろも)」を掲げましたが、今回は、「御美衣」様よりも何よりも、ほんとうにほんとうに楽しみにしていたヘレボルスについて、取り上げます。ヘレボルス(Helleborus)だけです。
冒頭画像は、ニゲル(niger)系のヘレボルスの花開いたものです。純粋なヘレボルス・ニゲル(Helleborus niger)ではありません。園芸名を、「ハニーヒル・ジョイ 'Honeyhill Joy'」といいます。純粋なニゲルにはない黄緑の帯が花びらに出ます。
このヘレボルスは、12月に帰国する前にすでにツボミでした(以下の画像)。うちでは、早く咲くヘレボルスが2種ありますが、これは、そのうちの1種です。
2024.12.06撮影
わたしの庭で早く咲くもう1種は、ヘレボルス・アルグティフォリウス(Helleborus argutifolius)です。
草丈が高く、花は黄緑で花びらの先が丸いです。
2025.01.18撮影
これも、帰国前に書いた記事に掲載しました、でも、葉だけです。実は、その時すでに、このヘレボルスにはツボミが出ていたのですが、まだ開いておらず、そこでは、葉を見ていただくだけにしました。
下の2枚の画像のうち、左の画像が、それです。2種類見える葉のうち、右の濃い緑の葉が、それです。葉が、3つに分かれるのが特徴。左の少しだけ見えているシマシマの葉はオリエンタリス(orientalis)系のヘレボルスのひとつです。今、やっとツボミがふくらみかけたところ。
右下の画像は、アルグティフォリウスが咲いたところを真上から写したもので、結果、花の裏側が見えています。若い花やツボミ(=若い、若い花)は、特に裏側が白っぽいです。
2024.12.06撮影 2025.01.18撮影
わたしのブログを読んでくださっている方々の中には、わたしのブログのカテゴリはほぼ植物の「科」(バラ科、キク科、など)からなっており、キンポウゲ科に属するヘレボルスは、キンポウゲ科から独立させられて、「キンポウゲ科、ヘレボルス」となっている、また、わたしがヘレボルスを庭で多く育てていて、何度もヘレボルスについて書いている、というのをご存知の方もいらっしゃると思います。(ふう、これは、長い文だった!)
そんなヘレボルスの中で、一番多いのは、オリエンタリス系。次のふたつも、オリエンタリス系です。
2025.01.18撮影
これは、園芸名が「ペパーミント・アイス 'Peppermint Ice'」という、花びらが多重の花です。帰宅すると、もう咲いていました。次の画像は、上から写した、花の「裏側」です。うつむいて咲くのでこうなります。白っぽい帯がかわゆいです。
2025.01.18撮影
もう1種、オリエンタリス系のヘレボルスをご覧ください。これは、買い求めて植えたものなのか、わたしの庭でヘレボルスさん同士が仲良しした結果なのか、ちょっと覚えていないんです。でも、生えている場所から見て、この庭の生まれだと思います。それと、形質がくっきりしないのも自然交配であるという可能性が高いです。
この花は、まだ開き切っていません。形質がはっきりしない、と言っても、花びらの色合いと斑点の出方が大変きれいな交雑種です。
2025.01.18撮影
これからどんどんヘレボルスが咲いてくると思います。楽しみ! これからばっちりと記録を撮ろう!
と言いながら、カメラのバッテリーのチャージャーを実家に置いたままこちらに帰ってきたことに気づいた。こんな忘れ物をしたの、初めて! どうすればいい。仕方ないので、常には(微力ながら)ボイコットしているAmazon大王様に助けていただきました。