カラスといちごとクロッカスと

身の回りの鳥や小動物、庭の花や畑の野菜など、日々日々、季節季節の情報を、
個人の目をとおしてお届けします。

帰宅すると・・・その2

2025年01月29日 08時00分00秒 | キンポウゲ科、ヘレボルス
2025.01.18撮影

今日は、前回の記事の続きです。

前回は冒頭に、サザンカ(Camellia sasanqua)の「御美衣(おみごろも)」を掲げましたが、今回は、御美衣」様よりも何よりも、ほんとうにほんとうに楽しみにしていたヘレボルスについて、取り上げます。ヘレボルス(Helleborusだけです。

冒頭画像は、ニゲル(niger)系のヘレボルスの花開いたものです。純粋なヘレボルス・ニゲル(Helleborus niger)ではありません。園芸名を、「ハニーヒル・ジョイ 'Honeyhill Joy'」といいます。純粋なニゲルにはない黄緑の帯が花びらに出ます。

このヘレボルスは、12月に帰国する前にすでにツボミでした(以下の画像)。うちでは、早く咲くヘレボルスが2種ありますが、これは、そのうちの1種です。


2024.12.06撮影

わたしの庭で早く咲くもう1種は、ヘレボルス・アルグティフォリウス(Helleborus argutifolius)です。

草丈が高く、花は黄緑で花びらの先が丸いです。

2025.01.18撮影

これも、帰国前に書いた記事に掲載しました、でも、葉だけです。実は、その時すでに、このヘレボルスにはツボミが出ていたのですが、まだ開いておらず、そこでは、葉を見ていただくだけにしました。

下の2枚の画像のうち、左の画像が、それです。2種類見える葉のうち、右の濃い緑の葉が、それです。葉が、3つに分かれるのが特徴。左の少しだけ見えているシマシマの葉はオリエンタリス(orientalisのヘレボルスのひとつです。今、やっとツボミがふくらみかけたところ。

右下の画像は、アルグティフォリウスが咲いたところを真上から写したもので、結果、花の裏側が見えています。若い花やツボミ(=若い、若い花)は、特に裏側が白っぽいです。

 
2024.12.06撮影               2025.01.18撮影

わたしのブログを読んでくださっている方々の中には、わたしのブログのカテゴリはほぼ植物の「科」(バラ科、キク科、など)からなっており、キンポウゲ科に属するヘレボルスは、キンポウゲ科から独立させられて、「キンポウゲ科、ヘレボルス」となっている、また、わたしがヘレボルスを庭で多く育てていて、何度もヘレボルスについて書いている、というのをご存知の方もいらっしゃると思います。(ふう、これは、長い文だった!)

そんなヘレボルスの中で、一番多いのは、オリエンタリス系。次のふたつも、オリエンタリス系です。

2025.01.18撮影

これは、園芸名が「ペパーミント・アイス 'Peppermint Ice'」という、花びらが多重の花です。帰宅すると、もう咲いていました。次の画像は、上から写した、花の「裏側」です。うつむいて咲くのでこうなります。白っぽい帯がかわゆいです。


2025.01.18撮影

もう1種、オリエンタリス系のヘレボルスをご覧ください。これは、買い求めて植えたものなのか、わたしの庭でヘレボルスさん同士が仲良しした結果なのか、ちょっと覚えていないんです。でも、生えている場所から見て、この庭の生まれだと思います。それと、形質がくっきりしないのも自然交配であるという可能性が高いです。

この花は、まだ開き切っていません。形質がはっきりしない、と言っても、花びらの色合いと斑点の出方が大変きれいな交雑種です。

2025.01.18撮影

これからどんどんヘレボルスが咲いてくると思います。楽しみ! これからばっちりと記録を撮ろう!

と言いながら、カメラのバッテリーのチャージャーを実家に置いたままこちらに帰ってきたことに気づいた。こんな忘れ物をしたの、初めて! どうすればいい。仕方ないので、常には(微力ながら)ボイコットしているAmazon大王様に助けていただきました。


コメント

帰宅すると・・・その1

2025年01月24日 20時05分00秒 | わたしの庭
2025.01.18撮影

日本から、バンクーバーの自宅に帰宅しました。

留守中もわたしのブログに訪れてリアクションまでしてくださる方がいて、恐縮しています。ありがとうございました。

遅くなりましたが、明けましておめでとうございます。新年のごあいさつがここまでずれ込むはずではなかったのですが、ログインしようとすると、わ〜〜〜〜、できない。わ〜〜、できない、できない。次の日もできない、その次の日もできない、その次の日も、、、

あのう・・・「しづらい」ではなく「できない」んですけど。ログインできないから、「なんとかしてくれ」というコメントも残せない。それに、「事象」? これ、「事故」とか「現状」とかじゃないのだろうか?

>> 2025年1月16日午前5時過ぎごろより発生しておりましたgooサービスにログインしづらい事象につきまして、2025年1月22日(水)正午に全面復旧いたしました事、ご報告いたします。


 
2025.01.18撮影               2025.01.18撮影

年末や年始に留守にして、1月、あるいは、2月に帰宅するときに、いつも楽しみにしているものがあります。それは、わたしの庭の、園芸名が「御美衣(おみごろも)」と思われるサザンカCamellia sasanquaです。歩道近くに植えてあるので、帰宅すると、一番に目に入ってきます。

出発するときにすでに咲いていた場合は、帰宅したときにまだ咲いているかどうか、雪にやられていないかどうか、また、出発のときにまだ咲いていなかった場合は、帰宅のときにすでに咲いているかどうか。

次の記事は、雪でいたんだ「御美衣」についての、去年の記事です。

今回、帰ってきて、最初に目を引いたのは、冒頭画像に見える、花びらの落ちた後のオシベとメシベでした。わたし的には、花とは別に、これもきれいだな〜、と思いました。花びらは、あちらにはらり、こちらにはらり、と情緒がありましたのであります。

でも、もう花は終わった? とあわてましたが、まだ咲いているのも、これから咲くのもあって、よかった!


2025.01.18撮影

次に目に入ったのが、なんと! いまだに咲き続けている、白いアジサイ(Hydrangea macrophylla f. macrophylla)。園芸名を「マダム・エミール・ムリエール」といいます。帰国前の最後の記事で見ていただいたアジサイです。


2024.12.06撮影(帰国前の画像)

12月の時点での花びら(直前の画像)に比べると、現在では、黒点が出てきて、ハリがゆるんできています(わたしのお肌のように)が、それにしても、よく持ちこたえていると思います。他の花は茶色くなってしまったので、2、3日中には、剪定してしまいましょう。


2025.01.18撮影

南側の庭に回ってみました。

すると、これから開こうとするウェルシュ・ポピー(Papaver cambricum)。帰国前にも咲いていたので、可能性はあるか、と思って見てみましたが、これは、さすが、ウソでしょ、と思いました。この花がこんな季節に咲いていたことは、今まで一度もない。

前にこのケシについて書いたときには、日本語の名前がわからなかったので、英名に基づいて「ウェールズのケシ」としておきましたが、今回さらに調べてみると、「ウェルシュ・ポピー」と呼ばれていることがわかりました。「メコノプシス・カムブリカ」というのもありましたが、それは、旧学名をカタカナにしたものです。


このケシは、Wikipediaの「ケシ科」の記事の、ケシ属の項にも挙げられています。が、そこには、次のように書かれています。
>> ウェルリッシュポピー(Papaver cambrica
>> ※かつてはメコノプシス属のタイプ種だった。

これは、名称が、明らかに誤っています。「ウェルリッシュ(Wellish)」なんて言葉は存在せず、「ウェルシュ(Welsh)」であるべきです。


2025.01.18撮影

そして、そうであればいいな、と願いつつも、正直、驚いたのが、ヒメジョオン(Erigeron annuus)がまだ咲いていたこと(今も咲いています)。ちょっと茎と茎の間が透けていて、哀れだと言えば哀れな姿になっていますが、新しく開いた花もあるし、ツボミもある。

帰国前に投稿した記事の最後にも掲載しました。どうか、比べて見てください。

2024.12.06撮影(帰国前の画像)

この冬のバンクーバーは雪はまだです。このまま気温が上がっていくのでしょうか。

ログインできない日が続くと、あきらめの気持ちが出てきて、数日間、ログインを試みることさえしませんでした。すると、回復していたんですね。ログインできない+しなかった間、内省しました。なんでブログ書いているんでしょうね、と。

みなさんは、何かお考えになりましたか。


コメント (4)