カラスといちごとクロッカスと

身の回りの鳥や小動物、庭の花や畑の野菜など、日々日々、季節季節の情報を、
個人の目をとおしてお届けします。

立てばシャクヤク、後ろ姿は何の花

2024年12月05日 11時00分00秒 | クイズ
2024.07.19撮影

12月にもなると、庭には、ごく一部の花をのぞいて、常緑樹と落葉後の裸の木と舞い落ちた落ち葉ぐらいしか残っていません。ですから、もう何度も、紅葉・黄葉をネタにクイズを続けました。それで、今日は、紅葉・黄葉ではなく、花を取り上げて、クイズにします。

でも、ばっちりとはお見せしません! まず、花の後ろ姿をご覧になってもらって、その植物名を当てていただきます! 選択肢は、なし。答えは、他の画像とともに、下の方にまとめます。

「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」をもじり、今日は、「立てばシャクヤク」の「立てば」にちなんで、茎のすっと立ったものをお送りします。

冒頭画像の植物と次の画像Aの植物は、同じ植物です。両方とも後ろ姿ですが、冒頭画像の方は、花の後ろ姿のほんの一部分です。切り取り画像ではなく、これで1枚の写真です。あら? もうなんの花か、分かっちゃったかしら。


A
2023.07.21撮影

B
2024.09.24撮影

C
2024.07.19撮影


A
 
2023.07.21撮影               2024.07.23撮影

これはユリ(Lilium)で、そのうちでも、オリエンペット系(Orienpet)です。オリエンペット系は、オリエンタル系(Oriental)と、トランペット系(Trumpet)をかけ合わせたものです。

わたしの庭にあるのは、「リリー・ツリー(Lily Tree)」などというキャッチコピーで売り出されている「木ほどにも草丈が高くなる」という謳い文句のオリエンペット・リリー。園芸種名は、いまだ、つきとめていません。

カサブランカにやや似ていますが、カサブランカは、オリエンペット系ではなく、オリエンタル系ではないか、と思われます。うちのは、カサブランカに比べ、ほぼ上を向いて咲くし、花がゴツゴツしています。つまり、優雅じゃないのよ。

来年、このユリの咲く時期がきたら、またさらに勉強してみます。


学名 Lilium OT-hybrid(園芸種名、不明)
英名  Lily Tree®(商標登録名)
和名 リリー・ツリー(と仮にしておきます)
ユリ科(Liliaceaeユリ属(Lilium


B
 
2024.09.24撮影               2024.08.19撮影

 
2024.10.31撮影               2024.11.27撮影

わたしの庭には、シュウメイギク(Eriocapitella hupehensis)の株がいくつかあります。色も花びらの形状もはっきりしない。一重なのか、二重なのか、八重なのか。多重のはないんです。同じ株なら同じなのか。元の株とその吸枝、つまり、「親子」では、どうなのか?? 長年疑問なんです。これも観察を続けるしかないんでしょう。

吸枝(きゅうし)

うちのシュウメイギクは、今でも、ツボミがたくさんついていて開く態勢に入っているんですが、11月終わりからすでに開かなくなっています。日照時間が少なすぎる? 気温が低すぎる?


学名 Eriocapitella hupehensis
別名 Anemone hupehensis var. japonica
英名 Japanese anemone「日本のアネモネ」
和名 シュウメイギク(秋明菊)
キンポウゲ科(Ranunculaceae)エリオカピテルラ属(Eriocapitella


C
 
2024.07.19撮影               2024.07.15撮影

このタチアオイ「レッドワイン」(Alcea rosea 'Red Wine')は、今年、やっと美しく花開いてくれました。うちに来てから3年目です。ですから、多分「4歳」。草丈も、今年は、1メートル半〜2メートル。1ヶ月は優に咲いてくれました。

タネがいっぱいできた。こぼれダネでどれくらい芽が出てくるだろう。楽しみ! ただ、タチアオイは、自家受粉するわけではなく、どこのだれさんと仲良ししたかわからないので、子孫様がどのようなお姿で現れるかは、分かりません。発芽すれば、生えてきてくれただけで、わたしはうれしくなるでしょうけど。

タチアオイは長生きしません。この「ワインレッド」の株が来年も生きているかどうかは、わかりません。そうなると、特に、「代わり」に子孫ができるのは、うれしい。


学名 Alcea rosea 'Red Wine'
英名 Hollyhock
和名 タチアオイ(立葵)「レッドワイン」
アオイ科(Malvaceae)タチアオイ属(Alcea


コメント (2)