![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7e/1f/195b5c36dc5db479de744c8e59f13cf0.jpg)
今日は、バラ科の植物で、その中でも、実が食べられるバラ科の植物の紅葉・黄葉(10月31日と11月2日に撮影)をお送りします。前2回に引き続き、これらの紅葉・黄葉から、植物を当ててください。
以下が、選択肢です。
・イヌバラ
・ロサ・グラウカ
・ハマナス
・ノイバラ
・ソメイヨシノ
・レニエチェリー
・ビングチェリー
・スモモ
・サーモンベリー
・チョークベリー
・ラズベリー
・シンブルベリー
冒頭画像の植物と次の画像Aの植物は、同一植物、同一個体です。冒頭画像では、主に葉の裏側が、次の画像Aでは、主に葉の表側が見えます。
A
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/37/9b/d3cf41e0cbf11ee32e2de7eafecf2263.jpg)
2024.10.31撮影(投稿時は、もっと赤変)
B
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3d/97/aa261cc100f91ae57c8d54ca6430cf1a.jpg)
2024.10.31撮影(投稿時は、もっと黄変)
C
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6f/7d/29558f504f95f82e07eed14008faa430.jpg)
2024.10.31撮影(投稿時は、落葉済み)
D
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/55/bd/12d018c368d70828432052a1883ec749.jpg)
2024.11.02撮影(投稿時は、落葉済み)
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A
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![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6e/de/49ac384f8b40b0c0b8f8c225f0a9651f.jpg)
2024.10.31撮影 2024.11.27撮影(投稿時)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/48/c9/4383a34755d35eaf9a2f89087eb9ba8a.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/27/10/dae503d6d2e92e4b61ff08012e46233b.jpg)
2021.05.14撮影 2012.06.04撮影
この植物の日本語の名前でわたしが見つけられるのは、英名をカタカナにした「サーモンベリー」ばかりです。しっかりとした和名はないのでしょうか。
この植物は、花の色が目の覚めるような色で、明るいマゼンタです。ベリー類としては、早く、4月初めぐらいに、咲きます。わたしはこの花が咲くのを毎年楽しみにしています。
実の色も特異で、透明感のある朱色です。さらに、実の形状も特異で、他のベリー類よりもずいぶん大きく、ぷつぷつとしています。色と形状が相まって、まさに、サケやマスなどの卵、イクラ、に見えます。
ただ、英語の「鮭のベリー」というのは、実(ベリー)がイクラのように見えるため、ではなく、花の色がサケの身(実、ではなく)の色に似ている、ということのようです。
学名 Rubus spectabilis
英名 Salmonberry「鮭のベリー」
和名 サーモンベリー
バラ科(Rosaceae)キイチゴ属(Rubus)
B
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![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/74/6f/cee63cef515a248440c29b02ad342c62.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/d5/250c272e15897d652595c26bf839d65b.jpg)
2024.10.31撮影 2023.11.09撮影
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/01/d1/7543f31fc40795e8ce41af6fb15dfdfc.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/59/3e/69e62ccd3cac2ff763b1b810eb17f3ba.jpg)
2024.05.11撮影 2024.07.13撮影
わたしは、以前、この植物を、暫定的に、「指貫(ゆびぬき)ベリー」と呼んだのですが、日本語で検索してみると、「シンブルベリー」と出てきます。これも、「サーモンベリー」と同じく、英名をカタカナにしたものです。実の盛り上がり方、小さいつぶつぶ、が西洋の「指貫(ゆびぬき)」を思い起こさせます。
花は、大きめで、花びらが、風に揺れて、ひらひらするんですよ。形状は、バラ科(Rosaceae)の花そのものですね。
学名 Rubus parviflorus
英名 Thimbleberry「指貫のベリー」
和名 シンブルベリー
バラ科(Rosaceae)キイチゴ属(Rubus)
C
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![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/63/10/a98591e32b6bb856fb6c460e386c8618.jpg)
2024.10.31撮影 2024.11.02撮影
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7e/e2/cb815ba1c84b771e3e0567ebbe352285.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7b/32/21eb8a02441dc948eada54aa1530ba0e.jpg)
2021.04.17撮影 Branch of a Rainier cherry tree
(レニエ・チェリーの一枝)
撮影者:Surachit
撮影日:2006.06.25
撮影日:2006.06.25
Rainier cherry - Wikipedia
オリジナルからの改変、なし
オリジナルからの改変、なし
紅葉と落ち葉は、同じ木からですが、花は別の個体からです。まったく同じ種、あるいは、園芸種かどうかはわからないのですが、両者とも、畑に打ちやった果物のタネから出芽し、何年もかけて、ここまで育ったものです。
うちで消費する果物と、木肌や葉の形から考えて、これらは、サクランボの木だと思われます。その中でも、レニエ・チェリーだとにらんでいます。幹を見てくださいね〜〜、サクラ類の木肌に見えません? 花も「サクラ型」ですよね?
なお、サクラ属(Cerasus)という分類に従うか、スモモ属(Prunus)という分類に従うかは、ここでは、立ち入りません。いずれそのことについて取り上げることができたらいいな、と思っています。
学名 Prunus 'Rainier'
英名 Rainier cherry「レニエ・チェリー」
和名 レニエ・チェリー
バラ科(Rosaceae)スモモ属(Prunus)
D
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2024.11.02撮影 2024.11.02撮影
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/76/91/3e26345e36e7bc3cfb95faf7d890a8fd.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5a/85/bbc56247b5d3d27691208e94aa88cfb5.jpg)
2024.06.07撮影 2023.08.11撮影
(木漏れ日の中、小さいハチが中央に)
レニエ・チェリーは、商業的に流通している「果物」、シンブルベリーは、美味しいけれど触ると崩れるので商業的に輸送できない実、サーモンベリーは、美味しさが個体により大きく異なり、かつ、つぶれやすい実、ということで、商品化しにくい物。そして、今日最後のイヌバラは、ローズヒップを産します。
ローズヒップというのは、バラならほとんどどれでも結ぶ実で、食べるかどうかは、結局は、手で扱いやすいかどうか、だと思います。わたしは、他のバラのローズヒップとイヌバラのローズヒップの味を食べ比べたことがないので分かりませんが、イヌバラのヒップは扁平なので縦に切って、タネを取り出しやすいです。園芸種のヒップの多くは、まん丸いのが多いように思います。
学名 Rosa canina
英名 Dog rose「犬のバラ」
和名 イヌバラ(犬薔薇)
バラ科(Rosaceae)バラ属(Rosa)
イヌバラの葉の画像だけで、どのバラ属(Rosa)か当てろ、というのは、いかにも無茶苦茶。でも、キイチゴ属(Rubus)でも、スモモ属(Prunus)、あるいは、サクラ属(Cerasus)でもない、というところまでは突き止めてくださったか、と思います。
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