2022.03.04撮影
このヘレボルス・オリエンタリス(Helleborus orientalis)は、わたしが数日前に「個体B」と呼んだ園芸種の身代わりに、何年前でしたでしょうか、求めたものです。
「個体B」は早くに消えたか、生き残ってはいるが園芸種としての形質を消失したのだと思うんです。身代わりと言っても、ヘレボルスでは「同じ」模様のものはなかなか見つからないのですが、この冒頭の画像の個体は「個体B」にかなり近いと思いました。
この新しい個体を「個体B」と同じ運命にしてはいけない、それなら異なる環境がいいだろう、ということで、北側の庭ではなく南側の庭に植えました。
うちのほとんどのヘレボルスは北側にあります。でも、太陽が多く当たるのはよくないので、塀ぎわで、かつ、イチジクの木の影になるところに植えました。結果的には上手くいって、元気で、丈夫な花をしっかりとつけてくれます。
ひいき(?)はいけないが、わたしはこの個体が大好きで・・・
2022.03.21撮影
冒頭の画像とこの画像では、「花びら」の
・色
・模様
・形
が少々異なるようにわたしには見えます。
・撮影時の太陽の光線の具合
・花の咲いてからの日数の違い
・複数の株が集まっている
などが理由かと思われます。
また、
・ひとつの株から少々異なる花が咲くのは不思議でもなんでもない
ということでしょうか。
2021.03.23撮影
最初の画像2枚でも花の裏側は見えていますが、この画像では、もっとよく見えます。オリエンタリスは、うつむいて咲きますから、花を上から見下ろすと、このように花の裏がよく見えます。この個体では、花の裏が濃い色で、かつ、脈状の模様が出ています。
次は、花が開いてだいぶん経つものを見てみましょう。
2022.03.21撮影
この花は、すでに、オシベの多くと、蜜腺を全部、落としています。こうなると、花の趣が変わってきますね。「花びら」も疲れてきます。
次の画像では、いろいろな段階の花が写っています。でも、この画像は、「やらせ」画像です〜〜〜。というのは、オリエンタリス系のヘレボルスは、最近の園芸種を除き、花がこんなに正面を向いて咲かない。ですから、写真を写すために、えへへ、わたしが片方の手で茎を支えているのよ。でもこの「やらせ」の正面の3つ以外は、自然な向きです。
3つのうち、全開の右側の花では、黄色い蜜腺がよく見えます。左側のは、蜜腺もオシベも落ちた後です。上に向いているの(=上にわたしによって向けられているの)は、オシベの上にメシベが飛び出しているのがよく見えます。
2021.04.03撮影
ヘレボルスの話しをもう少し続けます。
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