2023.04.03撮影
うちで、今、イチゲ(一華、一花)、というか、イチリンソウ(一輪草)というか、が花筵(はなむしろ、かえん)の状態で咲いています。色は、主に青で、白〜ピンク〜紫、もあります。
学名 Anemonoides blanda
英名 Balkan anemone「バルカン半島のアネモネ」
別名 Anemone blanda「アネモネ・ブランダ」
和名 ないもよう
キンポウゲ科(Ranunculaceae)イチリンソウ属(Anemonoides)
英語圏では、このイチリンソウの類は、「アネモネ・ブランダ」と言い慣らわされています。それで、わたしは、学名は Anemone blanda だと思っていたんですが、調べてみると、Anemone ではなく、Anemonoides が最新の呼び方のようです。
Anemonoides blanda には和名がないもようなので、ここでは、便宜上、学名の種小名から「ブランダ」と呼んでおきます。
また、属名の Anemone と Anemonoides の訳し分けもわかりませんので、一律「イチリンソウ属」としておきます。
2021.03.30撮影
この Anemonoides ですが、この属名は、日本のキクザキイチゲなどにも当てはまるようです。
Wikipediaグループ、と言いましょうか、各種あるWikipediaのうち、Wikispeciesという部門があります。そこでは、生物の分類を専門に扱うので、同じ項目でも、一般のWikipediaの記事よりも専門性が高く、名称にはより信頼がもてます。
そこでは、日本のキクザキイチゲは、Anemonoides pseudoaltaica となっていて、その別名として、Anemone pseudoaltaica が挙がっています。Anemone pseudoaltaica という呼称が間違っているのではなく、Anemonoides pseudoaltaica と現在並行して使われている、ということです。
キクザキイチゲについては、最近、他のブロガーの方の美しい画像での投稿がありました。よろしければ、ご覧になってください。(リンクの許可をいただいています。)
2023.04.04撮影
この属名 Anemonoides の最後についている -oides というのは、「〜のような」という意味です。つまり、Anemone は「アネモネ」、Anemonoides は「アネモネのような(植物)」。
アネモネ類の学名については、
・花びらの大きいいわゆるアネモネ
・キク(デイジー)のようなイチリンソウの類
・キクとは言ってもキクには見えないシュウメイギク
が、同じ属ってことはないだろ、ということで、もう少し勉強してからご報告します。
2021.03.07撮影
ブランダは、上の画像のようにツボミをもたげてきます。バンクーバーの気候で3月初旬です。
これが、3週間後には、次のような花筵になっています。
2021.03.30撮影
明日は、ブランダの色についてと、ブランダがおネムをする様子をご覧にいれます。
今日の最後に、ブランダのピンクの花をどうぞ。
2006.03.27撮影
拙ブログにリンクを貼っていただきありがとうございました。
ところでアネモネ・ブランダやキクザキイチゲがAnemonoides に変わっていた件は
今日、初めて知りました。吃驚しました。
言われてみると、シュウメイギクの分離(?)も含めてそうだなと感じます。
次投稿にも期待しております。
貴重な情報ありがとうございました。