昨日、テレビ番組で、2軒のお家を丸ごと片付けて、整理整頓する様子が放送されました。
この番組、私は初見だったのですが、過去にも放送されたことがあるようですね。
今回は、この番組を見た感想と、私が感じたことなど綴っていきます。
以下、ネタバレですので、番組を楽しみに録画している方は、読まないでください。
2軒のお宅はこんな感じ
1軒目は、3DKの集合住宅に8人が住む、大家族のお宅。
各々の所有物で、部屋の収納は満杯状態。
家族の中の受験生二人が集中して勉強できる環境の確保と、暮らしにくい状態の家の中をどうにかしたい、ということで、応募されたようです。
2軒目は、戸建てに一人暮らしをしている95歳の女性のお宅。
足腰が弱っているため、手間を省くようなモノの配置をしていたり、食器の洗い物を減らすために、食品の空容器を代用したりと、本来ごみであるはずのモノが、あちこちにある状態。
また、長年暮らしてきた家のため、昔から所有しているモノに新しいモノが加わって、整理しきれていないお家でした。
モノが溢れているため、女性にとっては危険な場所が多く、安全に暮らすためにも改善が必要なお宅でした。
こちらは、お孫さんがおばあさまを気遣って、応募されたようです。
番組の流れ
2軒とも、やり方は同じで、アドバイザーがそれぞれ違います。
まず、家の中にあるモノを全部出して、仕分け作業をするスタジオへ運びます。1トントラックで4~5台分です。
出すだけでも、8時間くらいかかります。
スタジオに運ばれたものは、住んでいる家族とアドバイザーやアドバイザーの元で働くスタッフで、仕分けを進めます。
ただ仕分けるだけではなく、アドバイザーから仕分けの方法や心持ちなども教わりながら、住んでいる家族が最終決定をしてモノを処分していきます。
処分方法は、廃棄かフリマアプリの利用です。
空っぽになった家は、丸ごとハウスクリーニングが行われます。
仕分けが全て終わったら、残したモノを家に戻し、その際に収納方法や配置について、アドバイザーの指示を受けながら、暮らしやすい家にしていきます。
95歳の女性のお宅は、女性が一緒に作業できないので、女性のお孫さんが手伝います。
3DK8人家族のお宅
こちらのお宅は、収納の達人らしき方がアドバイザーとなり、仕分けと家具やモノの再配置をしていきます。
仕分けする方法ですが、各々の所有物について、手放すべきモノと残すモノの基準や処分する際の心持ちを伝授して、あとは本人任せです。
こちらのお宅は、最初に映し出されたとき、8人家族でモノが溢れている割には、寝るスペースも歩くスペースも、なんとか作っている状態でした。
たしかに、暮らしにくさは感じるのですが、ゴミが溢れる汚部屋ではありません。
おそらく、お掃除もきちんとしているお宅だという印象でした。
ただ、一人一人の持ち物が、キャパシティに対して多すぎる、という家です。
そもそも3DKに8人家族だと、狭くて当たり前ですし、まだ学生の子どもがいるので、学校で使用するモノは処分するわけにはいきませんから、片付けが苦手ではない家族であっても、きちんとした片付けは難しい状態だったかもしれません。
不要品の仕分け作業ですが、父親を除く家族全員が、アドバイスに従ってサクサクと進めていました。
女の子もいるのですが、持っている服を次々とごみ袋へ入れていきますし、父親以外の男性陣も潔かったです。
母親も、趣味で集めていた食器類を半分以下にしましたし、家族共有のモノも、必要数を決めて、その数を上回った分は、サクッと処分していました。
この家族で、いちばん未練がましかったのが父親(笑)
思い出の品がどうしても処分できず、おそらく家族の中で一番、処分品が少なかったのではないかと思います。
仕分けたモノのうち何点かは、アドバイスによりフリマアプリで売りに出し、無事に買い手が付いたようでした。
残したモノを再度家の中へ運び入れる際は、アドバイザーと一緒に、家具を配置したり、工夫した収納を実践していきます。
モノを減らし、収納に工夫をした結果、受験生が勉強するスペースも確保できましたし、寝る場所も歩くスペースも作ることができていました。
番組では、ここで終わらずに、リバウンドしていないかどうかを、後日確認にも行きます。
多少、住人の使い勝手によって、変更されている箇所はありましたが、おおむね片付いた状態をキープできており、フリマアプリで入ってきたお金で、新しい照明器具を購入し、家族で楽しんでいました。
こちらの家族を見ていて、もともと片付けたい気持ちが強かったが、その方法が思いつかなかっただけのように思えました。
家族が、不要品をごみ袋へ入れていく中で、私でも真似できないくらい潔いと思ったのが、受験生の女の子が、学年が終わったノートを、すべて捨てていたこと。
私が女の子と同じ受験生だったら、受験で役立つことがノートに書いてあるから捨てられない、といって取っておくと思うのですが、この家族の母親が素晴らしくて、過去のノートを見返すことなんてないから捨てなさい、とバッサリ(笑)
今思えば、私も受験のときに終わった学年のノートを見返すことなど、一度もありませんでした(苦笑)
受験のときは、受験用の参考書や問題集を買いますから、過去のノートは、なくても困りませんね。
この家族の父親なのですが、自分のモノだけではなく、家族のものまで「それ、捨てるの?勿体なくない?」と、仕分けにブレーキをかけるようなことを言っていたので、もしかしたら、この家族がモノを処分できなかった最大の原因は、これかな?と思いました(苦笑)
95歳の女性が一人暮らしするお宅
こちらのお宅は、95歳というご高齢の女性が家主なので、お孫さんやお子さんも一緒に、アドバイザーとそのスタッフで、不要品を仕分けていきます。
こちらのアドバイザーは、実は福岡では有名な片付けとリフォームの達人で、安東英子さんと言います。
福岡ローカルの情報番組でも、いろいろなお家の片付けとリフォーム(DIYが中心)をするコーナーを持っていました。
この方は、リフォームのアイデアの提供から、ご自身でデザインもして、実際に現場で作業されたりします。
家丸ごとリフォームなども、お手のもの。
しかし、この方の一番いいところは、家の中にすでにある家具を利用したリフォームを提案してくれるところかと思います。
例えば、服を収納していたチェストを、食器収納へ作り替えたり、大きなタンスを作り替えて、家の中でパテーションに生まれ変わらせたり、とにかくモノをムダにしない工夫が素晴らしいです。
その反面、持ち主が未練のため手放せないモノについては、処分することで得られる精神的なメリットを丁寧に説いてくださいます。
ときには厳しく言われていることもありますが、基本は家主の気持ちに寄り添って、決心を引き出します。
もし、彼女に依頼できる費用があれば、是非お願いしたいと思ったこともあります(結局、依頼はしないまま自分で処分してきましたが)
そんな安東さんがアドバイザーなら、モノで溢れて動線が危険な状態のお家も、きちんと整理整頓されたお家に生まれ変わるだろうな、と期待も大きかったです。
しかし、95年も生きてきた女性です。
なかなか、一筋縄ではいかないこともあります。
モノを処分する理由や意味を、納得できる言葉で説明する必要がありますし、我々が不要と思うモノでも、95歳の女性にとっては必需品であるモノも存在するので、そこに寄り添いながら、英子さんは仕分け作業を進めていきました。
不要品の仕分けは、95歳というご高齢もあり、途中で疲れてしまって難航する場面もありましたが、半分ほどは不要品を出すことができました。
次に、残すモノを家に戻す際に、英子さんは女性が暮らしやすくなるように、動線となる場所に手すりだけではなく、家具を固定して、収納と歩行補助ができるような工夫をされていました。
女性が過ごす部屋では、モノがすぐに取り出せるように、きちんと整理した上での工夫を。
キッチンも、女性が作業しやすい空間を考えて、家具の設置やキッチン用具の収納をされていました。
全ての家具の配置と収納、片付けが終了したら、女性ご本人にひとつひとつ説明をし、やりっぱなしにはしません。
後日も、女性が不便を感じている箇所を修正するために、お宅を訪問していました。
更に、その後、番組が様子を撮影に行ったところ、ところどころリバウンドしている箇所があったので、女性が使いやすいと感じるモノの配置は、まだまだ修正が必要な様子でした。
この2軒目のお宅に住む女性、仕分けしているときから、素晴らしいな、と思ったのですが、記憶力がすごくいいのです。
裏が白いチラシや、使い古したメモ帳を利用して、独自のメモ帳をたくさん作っていて、あちこちにメモがある状態だったのですが、その内容をすべて覚えていて、しかもどこに何を書いたメモがあるかということも、覚えているのです。
ご本人は、忘れてしまうからメモをしている、と言うのですが、おそらくメモしなくても概要は忘れていないと思います。
途中で、たくさんのハサミが出てきたのですが、女性は誰に言われたわけでもなく、自分で切れ味を確かめてから、不要なハサミを仕分けていました。
体力や足腰は弱っていても、考えたり工夫したりするアイデアには、リスペクトしてしまいます。
モノに溢れた家は、老後に困ることの方が多いですが、この女性のように95歳になっても、自分の考えで物事を決定できることは、理想の姿です。
自分は95歳まで生きられるかどうかわかりませんが、最期の日まで自分で考えて行動できたらいいな、と思いました。
番組が終わって
今回放送された2軒のお宅は、いわゆる“汚部屋”とは違い、モノは溢れていても、暮らしに工夫がありました。
生活スペースの確保に努力している様子が伺えた時点で、不要品の仕分けも片付けも、成功するだろうと思っていました。
今まで見てきた、モノで溢れて足の踏み場もない“汚部屋”の住人は、心に何かしらのトラウマを抱えていたり、仕事や家庭で精神的に疲弊をしていたりすることが多かったのですが、この2軒の住人は、それがほとんどなかったので、見ていても負の気持ちに引っ張られてしまうことがありませんでした。
もし、家がモノで溢れてしまっても、心に抱える負担が少ない人であれば、きっとすぐにでも片付けや不要品の処分ができるのではないかと、番組を見ていて感じました。
また、サクサクとモノを処分したいと思ったら、自分の精神状態が安定しているときを見極める必要があるのだとも感じましたね。
片付けやモノの処分は、とても奥深いのですね。
今回は、片付け番組について綴りましたが、自分なりの気付きがあったので見てよかったと思っています。
また、同じ番組があったら、絶対に見たいと思いました。
そして、処分を保留しているモノは、次回の家庭ごみの日までにまとめておこうと思いました。
この番組、私は初見だったのですが、過去にも放送されたことがあるようですね。
今回は、この番組を見た感想と、私が感じたことなど綴っていきます。
以下、ネタバレですので、番組を楽しみに録画している方は、読まないでください。
2軒のお宅はこんな感じ
1軒目は、3DKの集合住宅に8人が住む、大家族のお宅。
各々の所有物で、部屋の収納は満杯状態。
家族の中の受験生二人が集中して勉強できる環境の確保と、暮らしにくい状態の家の中をどうにかしたい、ということで、応募されたようです。
2軒目は、戸建てに一人暮らしをしている95歳の女性のお宅。
足腰が弱っているため、手間を省くようなモノの配置をしていたり、食器の洗い物を減らすために、食品の空容器を代用したりと、本来ごみであるはずのモノが、あちこちにある状態。
また、長年暮らしてきた家のため、昔から所有しているモノに新しいモノが加わって、整理しきれていないお家でした。
モノが溢れているため、女性にとっては危険な場所が多く、安全に暮らすためにも改善が必要なお宅でした。
こちらは、お孫さんがおばあさまを気遣って、応募されたようです。
番組の流れ
2軒とも、やり方は同じで、アドバイザーがそれぞれ違います。
まず、家の中にあるモノを全部出して、仕分け作業をするスタジオへ運びます。1トントラックで4~5台分です。
出すだけでも、8時間くらいかかります。
スタジオに運ばれたものは、住んでいる家族とアドバイザーやアドバイザーの元で働くスタッフで、仕分けを進めます。
ただ仕分けるだけではなく、アドバイザーから仕分けの方法や心持ちなども教わりながら、住んでいる家族が最終決定をしてモノを処分していきます。
処分方法は、廃棄かフリマアプリの利用です。
空っぽになった家は、丸ごとハウスクリーニングが行われます。
仕分けが全て終わったら、残したモノを家に戻し、その際に収納方法や配置について、アドバイザーの指示を受けながら、暮らしやすい家にしていきます。
95歳の女性のお宅は、女性が一緒に作業できないので、女性のお孫さんが手伝います。
3DK8人家族のお宅
こちらのお宅は、収納の達人らしき方がアドバイザーとなり、仕分けと家具やモノの再配置をしていきます。
仕分けする方法ですが、各々の所有物について、手放すべきモノと残すモノの基準や処分する際の心持ちを伝授して、あとは本人任せです。
こちらのお宅は、最初に映し出されたとき、8人家族でモノが溢れている割には、寝るスペースも歩くスペースも、なんとか作っている状態でした。
たしかに、暮らしにくさは感じるのですが、ゴミが溢れる汚部屋ではありません。
おそらく、お掃除もきちんとしているお宅だという印象でした。
ただ、一人一人の持ち物が、キャパシティに対して多すぎる、という家です。
そもそも3DKに8人家族だと、狭くて当たり前ですし、まだ学生の子どもがいるので、学校で使用するモノは処分するわけにはいきませんから、片付けが苦手ではない家族であっても、きちんとした片付けは難しい状態だったかもしれません。
不要品の仕分け作業ですが、父親を除く家族全員が、アドバイスに従ってサクサクと進めていました。
女の子もいるのですが、持っている服を次々とごみ袋へ入れていきますし、父親以外の男性陣も潔かったです。
母親も、趣味で集めていた食器類を半分以下にしましたし、家族共有のモノも、必要数を決めて、その数を上回った分は、サクッと処分していました。
この家族で、いちばん未練がましかったのが父親(笑)
思い出の品がどうしても処分できず、おそらく家族の中で一番、処分品が少なかったのではないかと思います。
仕分けたモノのうち何点かは、アドバイスによりフリマアプリで売りに出し、無事に買い手が付いたようでした。
残したモノを再度家の中へ運び入れる際は、アドバイザーと一緒に、家具を配置したり、工夫した収納を実践していきます。
モノを減らし、収納に工夫をした結果、受験生が勉強するスペースも確保できましたし、寝る場所も歩くスペースも作ることができていました。
番組では、ここで終わらずに、リバウンドしていないかどうかを、後日確認にも行きます。
多少、住人の使い勝手によって、変更されている箇所はありましたが、おおむね片付いた状態をキープできており、フリマアプリで入ってきたお金で、新しい照明器具を購入し、家族で楽しんでいました。
こちらの家族を見ていて、もともと片付けたい気持ちが強かったが、その方法が思いつかなかっただけのように思えました。
家族が、不要品をごみ袋へ入れていく中で、私でも真似できないくらい潔いと思ったのが、受験生の女の子が、学年が終わったノートを、すべて捨てていたこと。
私が女の子と同じ受験生だったら、受験で役立つことがノートに書いてあるから捨てられない、といって取っておくと思うのですが、この家族の母親が素晴らしくて、過去のノートを見返すことなんてないから捨てなさい、とバッサリ(笑)
今思えば、私も受験のときに終わった学年のノートを見返すことなど、一度もありませんでした(苦笑)
受験のときは、受験用の参考書や問題集を買いますから、過去のノートは、なくても困りませんね。
この家族の父親なのですが、自分のモノだけではなく、家族のものまで「それ、捨てるの?勿体なくない?」と、仕分けにブレーキをかけるようなことを言っていたので、もしかしたら、この家族がモノを処分できなかった最大の原因は、これかな?と思いました(苦笑)
95歳の女性が一人暮らしするお宅
こちらのお宅は、95歳というご高齢の女性が家主なので、お孫さんやお子さんも一緒に、アドバイザーとそのスタッフで、不要品を仕分けていきます。
こちらのアドバイザーは、実は福岡では有名な片付けとリフォームの達人で、安東英子さんと言います。
福岡ローカルの情報番組でも、いろいろなお家の片付けとリフォーム(DIYが中心)をするコーナーを持っていました。
この方は、リフォームのアイデアの提供から、ご自身でデザインもして、実際に現場で作業されたりします。
家丸ごとリフォームなども、お手のもの。
しかし、この方の一番いいところは、家の中にすでにある家具を利用したリフォームを提案してくれるところかと思います。
例えば、服を収納していたチェストを、食器収納へ作り替えたり、大きなタンスを作り替えて、家の中でパテーションに生まれ変わらせたり、とにかくモノをムダにしない工夫が素晴らしいです。
その反面、持ち主が未練のため手放せないモノについては、処分することで得られる精神的なメリットを丁寧に説いてくださいます。
ときには厳しく言われていることもありますが、基本は家主の気持ちに寄り添って、決心を引き出します。
もし、彼女に依頼できる費用があれば、是非お願いしたいと思ったこともあります(結局、依頼はしないまま自分で処分してきましたが)
そんな安東さんがアドバイザーなら、モノで溢れて動線が危険な状態のお家も、きちんと整理整頓されたお家に生まれ変わるだろうな、と期待も大きかったです。
しかし、95年も生きてきた女性です。
なかなか、一筋縄ではいかないこともあります。
モノを処分する理由や意味を、納得できる言葉で説明する必要がありますし、我々が不要と思うモノでも、95歳の女性にとっては必需品であるモノも存在するので、そこに寄り添いながら、英子さんは仕分け作業を進めていきました。
不要品の仕分けは、95歳というご高齢もあり、途中で疲れてしまって難航する場面もありましたが、半分ほどは不要品を出すことができました。
次に、残すモノを家に戻す際に、英子さんは女性が暮らしやすくなるように、動線となる場所に手すりだけではなく、家具を固定して、収納と歩行補助ができるような工夫をされていました。
女性が過ごす部屋では、モノがすぐに取り出せるように、きちんと整理した上での工夫を。
キッチンも、女性が作業しやすい空間を考えて、家具の設置やキッチン用具の収納をされていました。
全ての家具の配置と収納、片付けが終了したら、女性ご本人にひとつひとつ説明をし、やりっぱなしにはしません。
後日も、女性が不便を感じている箇所を修正するために、お宅を訪問していました。
更に、その後、番組が様子を撮影に行ったところ、ところどころリバウンドしている箇所があったので、女性が使いやすいと感じるモノの配置は、まだまだ修正が必要な様子でした。
この2軒目のお宅に住む女性、仕分けしているときから、素晴らしいな、と思ったのですが、記憶力がすごくいいのです。
裏が白いチラシや、使い古したメモ帳を利用して、独自のメモ帳をたくさん作っていて、あちこちにメモがある状態だったのですが、その内容をすべて覚えていて、しかもどこに何を書いたメモがあるかということも、覚えているのです。
ご本人は、忘れてしまうからメモをしている、と言うのですが、おそらくメモしなくても概要は忘れていないと思います。
途中で、たくさんのハサミが出てきたのですが、女性は誰に言われたわけでもなく、自分で切れ味を確かめてから、不要なハサミを仕分けていました。
体力や足腰は弱っていても、考えたり工夫したりするアイデアには、リスペクトしてしまいます。
モノに溢れた家は、老後に困ることの方が多いですが、この女性のように95歳になっても、自分の考えで物事を決定できることは、理想の姿です。
自分は95歳まで生きられるかどうかわかりませんが、最期の日まで自分で考えて行動できたらいいな、と思いました。
番組が終わって
今回放送された2軒のお宅は、いわゆる“汚部屋”とは違い、モノは溢れていても、暮らしに工夫がありました。
生活スペースの確保に努力している様子が伺えた時点で、不要品の仕分けも片付けも、成功するだろうと思っていました。
今まで見てきた、モノで溢れて足の踏み場もない“汚部屋”の住人は、心に何かしらのトラウマを抱えていたり、仕事や家庭で精神的に疲弊をしていたりすることが多かったのですが、この2軒の住人は、それがほとんどなかったので、見ていても負の気持ちに引っ張られてしまうことがありませんでした。
もし、家がモノで溢れてしまっても、心に抱える負担が少ない人であれば、きっとすぐにでも片付けや不要品の処分ができるのではないかと、番組を見ていて感じました。
また、サクサクとモノを処分したいと思ったら、自分の精神状態が安定しているときを見極める必要があるのだとも感じましたね。
片付けやモノの処分は、とても奥深いのですね。
今回は、片付け番組について綴りましたが、自分なりの気付きがあったので見てよかったと思っています。
また、同じ番組があったら、絶対に見たいと思いました。
そして、処分を保留しているモノは、次回の家庭ごみの日までにまとめておこうと思いました。