マシュマロ’sエンディングノート

~At the end of a marshmallow-like life~

処分に困っていたモノを処分できた話

2020-03-05 | 終活(モノの整理、心の整理、社会的整理)
昨日、ずっと処分に困っていたモノの一部を、やっと手放すことができたので、そのお話です。

処分に困っていたモノ
私が、処分に困っていたモノは以下のとおり。

 ・記念硬貨数枚
 ・古い未使用切手
 ・ネックレスとネクタイピンのセット(使っている石がダイヤっぽかった)

硬貨と切手は、そもそも廃棄をしてはいけないモノなので、どうやって処分しようか、ずっと悩んでいました。

交換か売却か
記念硬貨も未使用切手も、実を言うと価値あるモノではありませんでしたので、硬貨は銀行や郵便局で普通硬貨と交換してもらい、切手は何とか自分で消化しようと思っていました。

しかし、記念硬貨は交換でいいとしても、古い未使用切手は値上がりが続いた結果、中途半端な額面の切手を足さなければ役に立ちませんし、郵便局で新しい切手に交換できません。
となると、消化するしか手がないのですが、私は郵送することがほとんどありません。
手紙は年に一度、出すか出さないかです。
切手は、ゆうパックなのどの代金としても利用できるとのことなのですが、ゆうパックを出す機会もありません。
これでは、消費するのに何年もかかってしまいます。

なんとか買い取ってくれるところはないかと、数年前に当時よく見かけていた買取店へ持ち込んだところ、我が家で所有していた切手は全て価値がないと言われ、買取不可と言われました。
以来ずっと、古い切手を所有したままだったので、やはり自分でなんとか消費するしかないな、と処分を諦めていました。

硬貨は、金融機関へ行き、すぐにでも普通硬貨に交換したらよかったのですが、つい持って行くの忘れ、今の今まで所有していました。
また、記念硬貨はもしかしたら高値が付くモノもあるから、一応査定くらいはしてもらった方がいいと聞いたことがあったので、一度査定してもらおうという気持ちもありました。

そして、今回やっと、切手を買い取ってくれそうな店舗が見つかり(ここ数年の間に開店したようです)、そこで査定してもらうことにしました。

買取店ではこんな感じで査定をしてもらいました
とにかく、切手だけでも手放したかったので、切手メインに記念硬貨と、これまた処分に悩んでいたネックレスとネクタイピンを持って、今回見つけた買取店へ行きました。

店舗へ入ると、誰もいない状態で、なんとなくしり込みしましたが、切手を手放せるのなら、それくらいなんてことありません(笑)
出てきて応対してくれた店員の方は、お話ししやすい雰囲気を作ってくれ、優しい感じで接してくださいましたが、正直高額買取はないだろうな、といった感じでした(笑)
まあ、希少価値などはない品物ばかりですから、当然なのですが、切手もアクセサリーも記念硬貨も、普通のリサイクルショップでは買い取ってくれませんから、仕方ありません。
硬貨だけは、最低ラインが額面と同じですが(お金なので額面以下では交換できません)、切手とアクセサリーは二束三文で当たり前という気持ちで、査定をしてもらいました。

私が査定して貰っている間に、もう一人お客様が入ってきましたが、こちらの方を接客した方も、優しい感じで応対していたので、接遇教育がそうなっているのでしょうね。
以前、切手の査定をしてもらった店舗は、もっと事務的な感じの接客でしたので、店舗によって方針が違うことにも、すこし興味が湧きました。

査定は、まず記念硬貨から。
ま、こちらは案の定、価値のある硬貨ではなかったので、額面どおりの金額での買い取り、というより両替ですね(笑)
額面が高くて、購入した際の箱などに入った状態で査定してもらうと、査定金額が付くのですが、私が持ち込んだのは、500円から5,000円までの硬貨が数枚でしたので、額面どおりの引き取りとなりました。

次に、切手ですが、こちらも価値のあるモノではなかったので、額面よりも低い金額になると言われました。
それでも、使いようのない切手を引き取ってくれるのなら、もうそれでいいと思っていましたし、もし身近に切手マニアがいたら、無料で差し上げてもいいと思っていたくらいなので、まったく問題ありません。
それで大丈夫です、と伝えて査定してもらいました。

最後に、ついでに査定して貰ったアクセサリーです。
これは、以前母が買取店へ持ち込んだ際に、買取不可だと言われて、持ち帰ってきたモノでした。
一応、ダイヤがはめ込んであるのですが、周りの金は明らかにメッキ加工されているのがわかる品でした。
そもそも、鑑定書や鑑別所も見当たりませんでしたから、グレードも不明ですし、そもそも本当にダイヤかどうかも確かめようがないという状態のモノでした。

そんな話をしながら、査定を進めてもらっていたら、その店舗では買い取り額は安くなるけれど、買取はできると言ってもらったので、やっと手放せるとうれしくなりました(笑)
もっとも、買い取り額は数百円でしたけどね(苦笑)
ちなみに、安いアクセサリーでも、買い取ることはできると言っていたので、その分本格的な高額品は、査定額が他店舗よりも低いかもしれません。

買取完了までの感想と売却先の選択について
実を言うと、この店舗は査定額が低いだろうな、と、入った瞬間に感じていました(笑)
しかし、そのことも込みで、今回は他の店舗では査定をしてもらわずに、持ち込みました。
もし、購入時の金額と品物の価値が解っているモノであれば、私はこの店舗に持ち込みません。

ただ、あまり価値がなさそうで、他店での買い取りを断られたモノ、自分で持っていても仕方がないモノ、いっそ廃棄してもいいとさえ思うモノなら、このような店舗で売却してもいいと思います。
そもそも、自分にとって価値がないモノなのですから、それが数円でも価値をつけてくれ、なおかつ手放すことができるのなら、その方がいいと思いませんか?

今回の売却は、硬貨と切手は本来廃棄してはいけないモノ(切手は金券と同等)だけど、手放したい一心でしたので、とにかく切手を買い取ってくれる、というのが売却先を決める条件でした。
これが、もし高価なアクセサリーや私にでも価値がわかる記念硬貨でしたら、間違いなく老舗の質屋かきちんとした鑑定士がいる古物商で査定してもらいます。

ただ、私の家にはそれほどまでに高価なモノはありませんから、他店舗が買取不可とするようなモノでも買い取ってくれる店舗の存在も必要かな、と思っています。
こういった、安く買いたたく店舗というのは評判が悪くなりがちですが、使いもしない価値も感じないモノを持ち続けていても、結局そこに在るだけで、何の役にも立たないのなら、いっそ数百円でもお金に換えた方が使い道ができます。

もちろん、無償で誰かにあげたり、寄付したりすることも選択肢の中にはあります。
記念硬貨は、それこそ金融機関に寄付として預けてもいいですよね(今回は思い浮かびませんでした)
ただ、アクセサリーや切手は、無料で貰ってくれる人の方が少ないですし、かといって捨てていいモノではない、となると、最終的になんでも買い取ってくれる店舗に持ち込む選択になります。

価値を決めるのは自分
査定額に関係なく、自分にとって価値がないのなら、それは0円です。

我が家に溢れていた食器を例にあげますと、廃棄してきた食器の中には、ノリタケやたち吉もありました。
フリーマーケットや、アプリ利用で処分すれば、おそらくそこそこのお金には換えられたと思います。
しかし、箱に入っていたモノ以外は、全て廃棄しました(箱入りは売却しました)
理由は、数が多すぎたから。
はっきり言って、すべての食器を売ったり、誰かにあげたりしていたら、今頃まだ食器の収納に悩まされていただろうと思います。
それくらい、我が家は食器の数が多く、私には、その多すぎる食器を売ったり誰かにあげるスキルがありませんでした。

何よりも、いい食器を使いこなせていない段階で、私にとっても我が家にとっても、その食器の価値は値段や品質に関係なく、不要なモノ、0円なのですよね。
その価値のないモノを、いつまでも持っておいても、メリットなんか生まれません。
だから、買い取ってもらえない(と思われる)食器は、全て廃棄してきたのです。

他のモノもそうです。
家族は使いもせず、私にとっては不要なモノで、なおかつ周囲でそれを欲しいと思う人や、買い取りたいと思う店がないのなら、それは本格的な不要品ですから、廃棄以外に何ができるでしょうか。
環境のことを考えると、もちろん罪悪感が生まれますが、不要品をいつまでも持ち続けるストレスよりも、罪悪感を持つ方が楽です。
罪悪感は、スペースを占領しませんから。

最近、私が趣味で集めたモノを廃棄した話を知人にしたら、少し驚かれました。
せっかく集めたモノを、捨ててしまったのか、と。
しかし、その知人にとっては価値のあるモノではありませんし、今の私にはモノの価値よりも部屋のスペースの方に価値を感じました。
知人と私の、価値観の違いです。

以前は、その知人と同じように、せっかく集めたモノを廃棄するなんて、とんでもないと思っていた私ですが、今は考え方が変わり、価値はモノ自体にあるのではなく、自分の暮らしや行動にあるのだと思っています。
その暮らしや行動を充実させてくれるモノ、役に立つモノ、よりよくしてくれるモノであれば、大切に使っていきたいと思いますが、買うだけで満足してしまうモノは、もう持たないと決めました。
その価値観は、私だけがしっかりと持っていたらいいので、知人の価値観は私の価値観に影響しません。
結局、モノの価値を決めるのは自分だけなのです。
ですから、もしモノを売却するとしても、その価値観に見合っていたら、低い査定額でもいいですし、市場価値のあるモノでも、廃棄でいいのです。


今回は、処分に困っていた切手、記念硬貨、アクセサリーの処分についての話と、自分の価値観について考えました。
価値観は、いずれまた変化するときもあるかもしれませんが、今よりもモノを持ちたいと思うことは、ほぼないと思っています。
この先、身体が衰えて、他人にお世話になる可能性を考えると、所有しているモノは少ない方がいいです。
だから、今はモノを持つ価値よりも、モノを手放すことの価値を大事にしています。


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