78回転のレコード盤◎ ~社会人13年目のラストチャンス~

昨日の私よりも今日の私がちょっとだけ優しい人間であればいいな

◎【都知事選特集#1】山本太郎の公約「五輪中止」は現実的に可能なのか

2020-06-19 09:29:55 | 小野と芋子

ele-king臨時増刊号 山本太郎から見える日本

 

芋子「東京都知事選の期日前投票が本日よりスタートです」

小野「この度の新型コロナウイルス感染拡大に伴う政府の対応を見ていて、選挙に行くことの重要性に気付いた人は多いと思うんだ」

芋子「現在の惨状は国民が政党を選んだ結果とも言えます。近いうちに衆議院解散・総選挙があるのか、それがいつになるかは不明ですが、都知事選はそれに向けての練習だと思って政治を詳しく勉強すべきという考え方もあると思います」

小野「というわけで、当初脳内で予定していた声優の本宮佳奈さんを特集する記事は延期とさせていただき、しばらくは都知事選候補者を紹介していきたいと思う」

芋子「ただ選挙に行くだけでは駄目ですからね。体よく投票所に行くだけ行って適当に選んでも意味がない。真剣に考えて選んでほしいという想いからこの記事を書きます」

小野「ただし、ブログの管理人が言うほど政治に詳しいとは言えないので、炎上防止対策としてあくまで僕ら架空の人物の雑談という設定にする」

芋子「ただのチキンじゃないですか」

小野「立候補者が22人も居るのか、多いな。とりあえず今回は『れいわ新選組』代表・山本太郎氏について掘り下げていこう」

 

<あの件で2019年に話題に>

芋子「山本氏といえば、原発の頃から色々ありましたけど、特筆すべきはやはり昨年のアレでしょうね」

 

>2019年夏の参院選では、その注目度の高さで支持者らから多額の寄付金を集め、2人の公認候補を当選させるなど躍進した。しかし、山本氏自身は当選できず、重度の身障者である2人がコロナ禍などで十分な活動ができなかったことから、注目度が低下し、寄付金集めも難航していたとも伝えられている。

(参考記事:山本太郎氏「キャッチーな公約」が物語る真意 出馬強行で彼は何を得るのか

 

小野「そうだね。この件でかなり叩かれたよね」

芋子「障がい者を国会に送り込むという暴挙に出ました。まあ実質それを許可したのも票を入れた国民なんですけどね」

小野「ちなみにこのブログは(自分も含めた)政治初心者向けの内容にするつもりなので、改めてこの暴挙に出た理由も確認するよ↓」

 

>これまで、『国会議員は健常者である』という前提で作られてきた国会審議のリズムやペースを、これからは2人に合わせていくのが当然になると思うんですね。法案を急いで審議して無理やり通す、というようなことも、もうできなくなる。スローダウンするしかない

(参考記事:山本太郎語る「れいわ新選組が、重度障害者を国会に送り込んだ理由」

 

芋子「なるほど。つまり障がい者のお2人は“国会に居るだけでも意味がある”ということですか」

 

<東京都 8つの緊急政策>

小野「ではいよいよ都知事選としての公約を見ていこう」

 

(1)東京オリンピック・パラリンピック中止

(2)総額15兆円で、あなたのコロナ損失を徹底的に底上げ

(3)都の職員3000人増員 ロスジェネ・コロナ失業者に職を

(4)低廉な家賃で利用できる住宅を確保 「住まいは権利!」を東京から

(5)PCR検査・隔離・入院体制を拡充 都立病院の独立行政法人化は中止

(6)首都圏直下地震・大水害から都民を守る

(7)障がい者のことは障がい者で決める東京

(8)保育所・特養の増設 介護・保育職の処遇大幅改善

(参考:山本太郎 東京都知事候補特設サイト

 

芋子「実現可能かはさておき、随分とインパクトのある公約が並びますね」

小野「やはりコロナ対策をどう提言するかが今回の選挙戦のポイントとなりそうだね」

芋子「では(2)の具体例も見ていきましょう」

 

■まずは全都民に10万円を給付。
■授業料1年間免除。(高校・大学・大学院・専門学校等)
■中小企業・個人事業主の前年度事業収入と今年度事業収入のマイナス分を補償。
■病院を潰さないため、減収に対し、災害時と同様に前年度診療報酬支払額を補償。
■第2波、3波を考えれば再び「補償なき自粛」が行われる恐れがある。その際には、全都民に10万円給付。全事業者へ簡単なWEB申請で受け取れる「まずはサッサと100万円」を支給。中小企業・個人事業主に対し無利子・無担保・繰延可能の融資。全世帯の水光熱費を1年間免除。医療従事者やエッセンシャルワーカーへ日額2万4千円の危険手当を支給。「スピード感」ではなく、「スピード」を重視

 

<五輪中止は可能? 決定権は?>

小野「で、個人的に気になるのは、五輪中止が本当に可能かということだ」

芋子「形の上での決定権はIOC(国際オリンピック委員会)にあります。しかしそのバッハ会長が、3月に延期を決定するギリギリまで開催強行の意思を示していました」

小野「結果的には各方面から批判の声が上がり、3月24日にようやく、安倍首相とバッハ会長との電話会談によって1年程度延期に落ち着いたわけだが、これを都知事の力だけで中止の方向に持っていくのはかなり厳しいのでは」

芋子「首相も『完全な形での開催を目指す』との考えを示し、大会組織委員会の森喜朗会長も6月10日に『中止の議論は全く無い』と断言しています。今現在で山本氏の考えに同調する人は見当たりません

小野「あとは参加選手の気持ちに寄り添えるかどうかも争点になると思う。山本氏はこうも語っている」

 

>一方で「スポーツ選手に対するフォローは必要」と山本氏。「日本独自の、次なる自分たちの成果を見せられる場所、そういうものも皆さんの中から提案をいただきながら、やっていければいいと思っている」と“代替大会”を検討することも示唆した。

(参考記事:山本太郎氏、東京五輪中止訴える「特効薬ない。東京が勝手にわがままでやめるという話ではない」

 

<SNS、YouTubeも確認しよう>

芋子「最後に、公式SNSも判断材料にしたほうが良いかと思いますので、いくつか貼っておきます」

 

山本太郎Twitter→@yamamototaro0

山本太郎広報Twitter→@taro_koho

れいわ新選組YouTubeチャンネル→https://www.youtube.com/channel/UCgIIlSmbGB5Tn9_zzYMCuNQ

 

 

<都知事選候補者紹介リンク(仮)>

#1:山本太郎(今ココ)→#2:立花孝志

 

<関連記事>

◎もはや失敗……東京はコロナ対策の何を間違えたのか