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◎【都知事選特集#5】宇都宮健児の公約「都立病院独立行政法人化の中止」とは何ぞや?

2020-06-28 00:51:21 | 小野と芋子

 

芋子「都知事選候補者を紹介するシリーズも今回で6人目です」

小野「これ、あと一週間で全員は無理だろ。まだ16人も居るんだぞ」

芋子「急がなければならないので巻きで行きます。前置きなしで、何の脈略もなく、今回はいきなり宇都宮健児氏の選挙公報からどうぞ」

 

 

小野「この人は2012年、2014年と続けて出馬し、かなり良い線行っていたからね。今回もどこまで票を伸ばすか期待が持てる」

芋子「注目すべきは『3つの緊急課題』です」

 

1.医療体制を充実し、補償の徹底でコロナ対策を根本的に強化

2.都立・公社病院の質の低下につながる「独立行政法人化」を中止

3.カジノ誘致計画を中止

 

<「都立病院独立行政法人化」とは?>

小野「2番が良く分からないんだけど」

芋子「宇都宮氏の言葉を借りれば、以下の動画の通りです」

 

『簡単に言えば都立病院の民営化とも言えるんじゃないかなと思っております。

 東京都以外にも県立病院や府立病院を独立行政法人化した、そういうケースがあります。

 このケースについて色々調べましたが、その結果として、

 病院で働く労働者の労働条件、特に賃金なんかが引き下げられる、非正規労働者が増える、

 こういう労働条件が改悪されています。

 また一方では、患者の負担が増えております。

 だから独立行政法人化すれば、私は患者にとっても大変使いにくい病院になってしまうのではないかと思っております』

 

小野「なるほど。だから民営化せず都立のままで維持すべきだと言いたいわけか」

 

<どちらの意見が正しいのか>

芋子「では都立病院の独立行政法人化、略して独法化する理由とは何か。現場からの反対の声も含め、ニュース記事からの引用をご覧下さい」

 

>東京都は何のために病院を独法化するのか。

>都は「今後、超高齢化社会になるなかで深刻化する医療課題に応え、(採算が取りにくい)行政的医療を安定的、継続的に提供するという役割を将来にわたって果たし続けるのが独法化の目的です」(東京都病院経営本部)ときれいに説明する。

>もっと明快な解説もある。「都立病院独法化 医療経営、自由度を向上」という見出しが躍った日本経済新聞(2018年1月18日付)記事だ。

>「東京都立病院の経営形態を議論する有識者委員会は……独立行政法人化を促す報告案をまとめた。都立病院は慢性的な赤字体質で、年間400億円程度を都が一般会計から繰り入れている。独法化で経営の自由度を高め、効率化することで赤字を圧縮し、必要な医療サービスを維持するのが狙いだ」

>しかし、都立病院の現場からは、小池都政幹部の意向を反映したこの記事に「フェイクに近い」と反発する声が上がる。

>都立病院の経常収支は黒字基調で、年間400億円ほどの都一般会計からの繰り入れは、島しょ、周産期、感染症、精神科など採算が取りにくいが公共性の高い医療(行政的医療)に取り組むため法律にもとづいて都が負担しているもので、赤字補てんとは違うからだ。

(参考記事:コロナ下で医療崩壊危機を高める「都立病院の独法化」は必要なのか

 

小野「でも、この度の新型コロナ感染拡大で流れが変わったんじゃないの?」

芋子「そうなんです」

 

>その存在意義が誰の目にもはっきりしたのが、新型コロナ感染症対応だった。

>都立・公社病院はもともと備えていた感染症病棟をフル稼働させて感染患者を受け入れたばかりではなく、小池知事の要請に応じて次々と感染者を受け入れるためのベッドを増やしたからだ。

>明治期にはコレラやチフスの、戦後は結核などの感染症治療に貢献してきた都立病院は、今また、感染爆発を食い止める最前線に立っている。それでも小池知事は、都立病院独法化の旗を降ろそうとはしていない。

 

小野「小池都知事は頑固っすね(小並感)」

 

<「カジノ誘致計画」とは?>

芋子「カジノについてもさらっと解説しましょうか」

小野「正確にはカジノを核とした『統合型リゾート(IR)』構想のことだね。」

<統合型リゾートのイメージ図(中国・マカオ)>

 

芋子「IR自体はとても夢のある計画だと思います。完成したら是非行ってみたいですし」

小野「日本では違法とされているカジノを、法改正してまでカジノ税収入によって財政を健全化する目論見がある」

芋子「これに対する宇都宮氏の意見はこちら」

 

 

『カジノは安倍政権にとっても経済成長の目玉の一つと考えられております。

 ところが皆さんご承知の通り、最近安倍政権の中でカジノ誘致を熱心に取り組んできた秋元司議員が収賄罪で逮捕されております。

 まさにカジノの闇の一部が明らかになったと言えます。

 カジノは考えてみれば敗者の犠牲の上に成り立つ商売であると言えます。

 (中略)人の不幸の上に成り立つ商売を経済成長の戦略に組み入れる。

 これは政治家の政治の道徳的退廃、道徳的堕落以外の何物でもありません』

 

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<都知事選候補者紹介リンク(仮)>

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