芋子「まさかの私たちの登場です」
小野「ブログの管理人(当方128)がとうとう1200字以内で感想を書くのを放棄したからな(『ほぼ週刊サンマイ新聞』カテゴリー)」
芋子「というわけで、当方さんに代わり、私たち2人でTVアニメ『けものフレンズ2』10話について語ります」
小野「執筆時間短縮の為に呼び出される俺たちの存在意義って……」
<イエイヌの今後は?>
芋子「まずは管理人のTwitter短評からどうぞ」
小野「『物語る亀』のパクリかよ」
芋子「なるほど。イエイヌといえば前回の9話で『主題(サーカラとキュルルの絆)を成立させる為に犠牲になった』悲劇のヒロインだったわけですが、10話で僅かながらも再登場」
小野「これが伏線だとすれば、今後彼女が救われる話が描かれる可能性は高いということか」
芋子「『あらゆる場所を旅してきたリョコウバトがヒトを見たことがない』『キュルルの家は存在しないかもしれない』という情報から、キュルルが家探しを諦めてイエイヌと共に暮らすENDに繋がる可能性も無くはないと思います」
小野「そうなれば、9話を批判した人たちも、少しは納得してくれるんじゃないかな」
芋子「それをハッピーエンドと呼べるかは疑問ですけどね」
小野「まあイエイヌについては保留だね。監督と脚本家を信じるしかない」
<10話に繋がる伏線はほとんど無かった>
芋子「続いて『伏線の貼り方が雑』についてです」
小野「10話から、ミミちゃん助手の台詞を一部起こしてみよう」
助手「竹林のほうではジャイアントパンダにそっくりなセルリアンにパンダたちが襲われ、はたまた砂漠では、チーターそっくりなセルリアンにチーターが追いかけられたとか」
芋子「ジャイアントパンダは2話、チーターは7話にそれぞれ出てきましたね」
小野「そこで発生したセルリアンは、フレンズにそっくりなそれでは無かったよね」
芋子「なるほど。ジャイアントパンダやチーターにそっくりなセルリアンを2話や7話でちゃんと登場させて、それを倒す過程も丁寧に描いて、そのセルリアンが強いことを示唆しておけば、10話にちゃんと繋がるわけですね」
小野「もっと言うと、2話は2期屈指の不評回、7話も『あの6話のあとに呑気にかけっこかよ』という感じだから、せめて伏線を貼って後から評価されるようにすべきだったよね。10話と何の関係もないなら2話と7話が駄作であることは覆されない」
芋子「10話単体で観れば『フレンズそっくりのぬいぐるみ』が『フレンズをコピーするセルリアン』を示唆していたことになりますから、ギミックとしては面白いんですけどね」
小野「残念ながら、10話で褒めるべき点はそこくらいかな」
(※補足……時系列的には「キュルルがスケブの絵にフレンズを描き足す→その絵をフレンズに渡す→それをコピーしたセルリアン登場」という順番で、2話や7話では描き足す前にセルリアンが登場してしまっているので、そのセルリアンを10話の伏線として登場させるのは難しいかもしれません。ただ、話の構成を工夫すれば不可能ではないと思います。例えば「セルリアンを登場させることなく問題が解決する(2話は遊具作り、7話はリレーを済ませる)→スケブの絵にフレンズを描き足す→セルリアン登場→倒してそっちも解決」の順番にするとか)
<真のラスボスは誰?>
芋子「最後はラスボスについてです」
小野「もしキュルルの描いた全員集合イラストをコピーしたセルリアンが現れたら最強すぎて誰も太刀打ち出来ないんじゃないかな」
芋子「一応それを阻止しようと、かばんと博士助手が動き出したようですが、最悪の事態は回避できないような気がします」
小野「そうなると相当な数のセルリアンが現れることになるね。最終話でこれまで登場したフレンズが全員集合、それぞれ自分をコピーしたセルリアンと戦う感じかな?」
芋子「ただ、最終話でフレンズが全員集合する熱い展開は1期で既にやっていますので、1期を超える演出になるかが評価の分かれ目になるでしょう」
小野「それを倒した後に大和セルリアンが真のラスボスになるのかな」
芋子「まだビーストも居ますよ」
小野「すっかり忘れていたよ。もうこれ風呂敷広げすぎだよね。あと2話できちんと畳めるのだろうか」
芋子「私は『続きは劇場版で!』とかでも大歓迎ですけどね」
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