【問題1】次の文について、(1)~(3)は下線部を、(4)は全体を、意味が明確になるよう書き改めなさい。
(1)私は教育学部に進学し、将来は小学校の教師になりたいと考えている。私の理想とする教師像は、いつも子どもたちの親身になって話を聞いてあげたい。
(2)通学定期券の有効期限は、3月末日まで使うことができる。
(3)私は中高6年間、剣道部に所属していた。そこで学んだことは、顧問の先生はつねづね「武道は礼に始まり礼に終わる」と言っていた。
(4)児童虐待の分類には身体的虐待・心理的虐待・性的虐待・ネグレクトの4つで、新聞やテレビなどでたびたび報道されている。
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【正解例】
(1)いつも子どもたちの親身になって話を聞いてあげる教師だ
(2)3月末日だ
(3)顧問の先生がつねづね言っていた「武道は礼に始まり礼に終わる」ということだ
(4)児童虐待の分類には身体的虐待・心理的虐待・性的虐待・ネグレクトの4つがあり、児童虐待は新聞やテレビなどでたびたび報道されている。
【問題2】次の文を、《 》内の指示に従って意味が明確になるよう書き改めなさい。
(1)1週間前に友人から借りた本を紛失したことに気づいた。
《「紛失したのが1週間前である」ことが明確になるように》
(2)青い罫線の引かれた紙に書く。
《「紙の色が青である」ことが明確になるように》
(3)交差点で自転車と車の衝突事故があり、負傷した自転車の少年と車の運転手が一緒に来院した。
《下線部を「負傷したのは少年だけである」ことが明確になるように》
【正解例】
(1)友人から借りた本を、1週間前に紛失したことに気づいた。
(2)罫線の引かれた青い紙に書く。
(3)車の運転手が、負傷した自転車の少年と一緒に来院した
【問題3】次の文に、《 》内の指定された数の読点を付け足して書き改めなさい。
(1)姉はしっかり者だが私は幼稚園生の頃までとても甘えん坊だった。《1つ》
(2)母は泣きながら通園バスに乗る私を見送る毎日だったという。《1つ》
(3)しかし小学生のときに山村留学を経験したことがその後の私を大きく変えた。《2つ》
【正解】
(1)姉はしっかり者だが、私は幼稚園生の頃までとても甘えん坊だった。
(2)母は、泣きながら通園バスに乗る私を見送る毎日だったという。
(3)しかし、小学生のときに山村留学を経験したことが、その後の私を大きく変えた。
【問題4】次の文を、指示語を用いて1文に書き改めなさい。
(1)世代を超えた貧困の連鎖は問題だ。世代を超えた貧困の連鎖をくい止めるための積極的な施策が必要だ。
(2)私は高校2年生の夏休みにオーストラリアに短期留学した。オーストラリアでは様々な経験をすることができた。
【正解】
(1)世代を超えた貧困の連鎖は問題であり、それをくい止めるための積極的な施策が必要だ。
(2)私は高校2年生の夏休みにオーストラリアに短期留学し、そこでは様々な経験をすることができた。
【問題5】次の文の( )に、適切な接続語を考えて補いなさい。余裕があれば【自主規制】と【超難問】に当てはまる言葉も考えなさい。
誰もが健康な子を授かりたいと思うのは当然である。( 1 )その言葉の裏側には【自主規制1】のある子は産みたくないという意味もある。この考え方が、出生前診断で【自主規制2】に異常があるとわかった場合に【自主規制3】を選択させてしまうのである。【超難問】法では【自主規制2】の【自主規制1】を理由とした【自主規制3】は認められていない。それでも【自主規制3】を選ぼうとするのは、【自主規制1】のある子は不幸であるといった親の勝手な判断である。このような親の判断が最大の問題である。( 2 )、親の判断が生まれてくるはずの子の生きる権利を侵害しているからだ。( 3 )、親がこのような考え方にならないような方策を社会全体で考えていく必要がある。
【正解】
( 1 )=しかし、ところが、だが など
( 2 )=なぜなら
( 3 )=したがって、だから、ゆえに など
【自主規制1】=障害
【自主規制2】=胎児
【自主規制3】=中絶
【超難問】=母体保護
小論文マスターへの道は続く。
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