Friends of Valves 自作真空管アンプ

自作真空管アンプを中心にいろいろ載せていきたいと思います。

古いラジオ技術誌と電波技術誌

2023-02-18 22:07:25 | 日記

確定申告が始まり、今日は早速申告をしました。マイナンバーカードを使ってできるようになったので、以前入手したカードリーダを使ってパソコンで行いました。

確定申告をする度にいつも思うのですが、1年に1回の実施なのですぐにどうやるか忘れてしまい、結局、思い出しつつあーでもないこーでもないと朝から夜までかかり、先ほどようやく完了しました。本当に税金対応ってわかりにくいですね・・・

ということで、今日はあまりネタがないのですが、以前気になった古い雑誌の広告などを見てみたいと思います。古い雑誌を見るたびに当時はオーディオは最先端で面白そうだったんだとつくづく思いました。

1970年と1973年の雑誌です。今から約50年前のものです。

まず第1弾は、シャープはオプトニカの光電子カートリッジです。

レコードの盤面を読むのに針の振動を使うのは同じのようですが、マグネットとコイルで発電するのではなく、カートリッジに内蔵された太陽電池に当たる光の量の変化を電気信号に変換するため、周波数特性とチャネルセパレーションがすこぶるよく、それぞれ20Hzー40kHz, 32dBとのことです。

現代では、針を使用せず、レーザー光で溝のトレースと再生を行うレーザー式のプレーヤが存在していますが、それとこの光電子カートリッジとの違いを確認出来たら面白いだろうなあと思います。

そして次も光電子カートリッジですが、こちらは東芝製です。

こちらは、太陽電池ではなくフォトトランジスタを使用したもののようですが、周波数特性は、シャープと同じく20Hz-40kHzで、出力は150mVも出るそうです。こんな高出力が出てはイコライザアンプが歪まないか心配ですが、当時はどうだったのでしょう。

そして次は、イコライザアンプの回路です。

日本ビクター社の製品に採用されている直流NF付きのFET/SRPPイコライザ回路です。こんな回路もあるんだ、面白いなーと思いました。SRPPの出力部分を初段のPNPトランジスタのエミッタに接続し電源とNFBも兼ねるという、どこか超三回路に似たような構成です。今度時間があれば似たようなのを作ってみたいと思います。

そして、最後は当時の真空管の広告です!まだ現存するお店なので、店名は隠しておきます。

今の年齢のまま50年前にタイムスリップしたいぐらいです。PX25のなす管がなんと5,500円で今の約20分の1。50も3,450円、DA30が4,800円、KT-88が3,950円と驚異の価格です。当時買い占めて今頃市中に放出したらきっと大儲けできたことでしょう。しかし当時の物価もあるのでしょうが、やはり製造されていただけに安いですね~。

しかし案外、6C8Gや6C5、6AC5なんかが今の相場と同じかそれよりも高くてびっくりしました。6C5は2,150円ですが、オークションでも1本でこの価格なら売れないでしょうね。

当時買い集めるならそれなりに目利きも必要だったようです。やはりそんなに甘くはないですね。


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