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Red LPと聴き比べ

2009年11月08日 21時00分00秒 | 音楽
Red40周年記念版CDと同LP盤を聴き比べてみました。
Lizardのときはオリジナル盤が見当たらず放送用見本盤との比較でしたが、今回はオリジナル盤との比較です。


 



Lizardのときに比較環境を書き忘れましたので、以下に記します。

CDプレーヤー:Kenwood DPF-7002改
アナログプレーヤー:Thorens TD521 + SME 3010-R Gold + Ortfon SPU AE Mister
昇圧トランス:Partridge TK-5423
プリアンプ:Threshold SL-10
ライントランス:Partridge TK-3952
パワーアンプ:Crown D-45改
スピーカー:Goodmans Axiom80

この中ではD-45がちょっとアレな子ですが、大改造をしてかなりマシにはなっているので、大目に見て下さい。
基本この子はダメな子だとは思いますが、Axiom80の表現力が非常に高いので、
システム全体としてはレビューをするに値するレベルにはあると思います。
お金ができたら300Bのシングルに戻すつもりです。

DPF-7002は、ノーマルだとそこそこ音の良い普及価格帯のCDプレーヤーでしかありませんが、
ここまでの改造をすると、全くレベルの違う凄いCDプレーヤーに化けます。
ここまでの表現力を持ったCDプレーヤーはそうはないと思います。



本題です。

Red40周年記念版の目玉は「Red」のドラムに尽きるのですが、
この曲については、ドラムの凄まじさという一点だけでCDがLPを大きく凌駕しています。
LPではここまでのブラッフォードの細かいタッチは分かりません。
この曲に関してだけでもいいので、リマスターの詳細が知りたいです。
サンレコで、ビートルズのリマスター盤のときみたいに特集を組んでくれると嬉しいのですが。

「Red」以外の残りの曲は、全てLPの方が勝っています。
楽器の表現力が、CDよりひとつ優れています。
ただCDも、旧CDとは隔絶した音の良さですし、オリジナル盤にここまで近くなっているのは凄いと思います。
今回のクリムゾン40周年記念リマスター盤は、私が持っているどのアーチストのリマスター盤よりも、
良いリマスターがされています。
一番好きなアーチストのリマスターが一番優れているというのは非常に嬉しいことです。
もう全てのアーチストのリマスターをSteven Wilsonがすればいいと思います。
Rhinoの連中に彼の爪の垢を煎じて飲ませたいです。

このCDのスタジオ曲を音の鮮度の高い順に並べると、
「Red」> > >「Onemore Red Nightmare」>「Fallen Angel」=「Starless」となると思います。
元々のオーバーダビングの回数の差だと思いますが、「Onemore Red Nightmare」と「Fallen Angel」=「Starless」の
差は、ダビング1回分程度の差です。
この僅かな差が聴き取れることも、このリマスターがいかに質の高いものであるかを物語っています。

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