“復興のシンボル”突然閉館で波紋 村4億円負担も連絡なし 村民困惑 村長「憤り」【グッド！モーニング】(2024年2月15日) (youtube.com)
多額の公費が投じられ、豪雨被害からの復興のシンボルにもなっていた福岡県の観光施設が突然閉館し、地元に困惑が広がっています。村長も怒りをあらわにしています。 ■村が4億円負担も連絡なし 村長「憤り」 福岡県東峰村の複合観光施設「アクアクレタ小石原」。廃校になった小学校を改修し、3年前にオープンしました。改修費およそ4億円は村が負担しました。 食事や宿泊、陶芸などを楽しむことができ、九州北部豪雨で被災した東峰村の復興と観光のシンボルとして、地元の期待を背負っていました。 しかし、運営会社は10日に突然、ホームページ上で閉館を発表しました。 アクアクレタ小石原HPから 「この度、アクアクレタ小石原は諸般の事情により本日を持ちまして閉館とさせていただくこととなりました」 建物に人の気配はなく、「破産申し立ての手続きを行う予定」との張り紙がありました。 突然の出来事に、村民はこう話します。 東峰村の住民 「割と最近の建物だから、ちょっと驚きですね。せっかくいい場所にできていたから、残念ですね」 施設で行われる陶芸教室の講師が営む、小石原焼きの窯元にも何の連絡もありませんでした。 原彦窯元 梶原大祐さん 「正直びっくりしたというか、なぜだろうというところが一番大きかった。やっぱり、そのシンボル的な存在。悲しいというか、心配という気持ち」 改修費を負担した村にも、事前の連絡は一切ありませんでした。 東峰村 真田秀樹村長 「嘘でしょという思い。村としては適切な方法ではないのではという思いを持っているので。やっぱり、そこについては憤りを持っている」 突然閉館した村のシンボル。一体、何があったのでしょうか？ ■宿泊者数増加も 突然閉館の理由は… 福岡県東峰村がおよそ4億円の改修費を負担し、3年前にオープンした複合観光施設。10日、村に事前の連絡を一切せず突然閉館しました。 村への報告では、2021年におよそ1000人だった施設の宿泊者数は、去年には1800人に増えていたといいます。しかし…。 真田村長 「ホテル的な稼働率としては、十分ではないので。そこを企業研修とかで、もうちょっと上げる見込みだったんでしょうけど。そこがちょっとできなかった」 経営悪化の理由について、運営会社の代理人弁護士は「今は何もコメントできない」と話しています。 真田村長 「今後、再開や運営するにあたって、例えばどういう問題があったのかとか、そういった部分については（運営会社側に）話してほしいなと思う」
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