断水続く能登島から...近江町市場に「まあそい市」オープン 現状打破して復興へ〈石川〉 (2024年2月23日) (youtube.com)
石川県金沢市の近江町市場に週に一度出店する店がオープンしました。運営するのは、いまだ断水が続く能登島地区の飲食店や民宿の関係者たち。観光客が見込めない現状を何とか打破しようと、試行錯誤が続いています。 近江町市場に2月23日にオープンしたお店。能登島の名産が並ぶその名も「まあそい市」。能登島の方言で「豊か」を意味します。 接客するのは能登島で民宿や飲食店などを営む人たち。 能登島地域づくり協議会 田口千重さん: 「思った以上の人で元気が出ました」 能登島地域づくり協議会 福嶋葉子さん: 「(島から)出てきて出てくることが大事だったなと実感できたので、良かったなと思ってます」 七尾湾に浮かぶ能登島。地震と津波で島は大きな被害を受け、ほとんどの場所で今も断水が続いています。コロナ禍前は年間およそ3万人が宿泊しましたが、観光客を呼び込むめどはたっていません。 今月1日。近江町市場を訪れたのは、能登島の魅力をアピールしてきた、能登島地域づくり協議会のメンバー、福島さんと田口さん。それに島で民宿を営む石坂さんです。 能登島地域づくり協議会 福嶋葉子さん: 「被害があって悲惨な報道しかされない中で、少しは前を向いてる人もいるというのを出せればいいかなというのもありまして。能登島の中でも営業できる所もあるという状態にもなっているので、例えば食材をもってきて売るとか、何か飲食をだすということも、ある程度の下ごしらえもできなくもないだろうと」 能登島で作ったものを、近江町市場で販売できないかというお願いです。 近江町市場商店街振興組合 石山博之事務長: 「近江町は能登の食材を沢山扱わせて頂いていまして、組合員も今回の地震の被害のことに非常に心を痛めていて、何かできることがないかなということを、色々考えているというところであります。こういう形もあるかなと思いますので、いい方向にいけばいいなと思っております」 2月23日から週に1回、3月中旬まで4回の出店が決まりました。場所は大通りに面する広場です。 能登島地域づくり協議会 田口千重さん: Qどんなことができたらいいなとかありますか? 「あったかいものですかね。寒いしなんかあったまるものをちょっと湯気とか出てたり魚のものが出てたり」 民宿石坂 石坂淳さん: 「どこまでできるかね、でもやってみようって感じだよね」 能登島をアピールしようと初回の出店では、地元でとれたブリのあら汁を販売することに。島の民宿のオーナーたちが駆けつけ、断水が続くためタンクの水を使いながら、民宿のオーナーたちが協力して下ごしらえです。 民宿石坂 石坂淳さん: 「能登島ってやっぱ小さい所なので、一軒一軒が頑張るっていうのも大事なんですけど、皆で気持ちを一つにして能登島を盛り上げたいっていう気持ちがあるのでそういうのは大事かなと思います」 民宿堀井 女将 堀井愛津子さん: 「阿吽の呼吸じゃないですけど、一つのことをするときは(能登島は)結構団結力はあるんじゃないかと思います」 そして23日。午前11時の開店を前に多くの人が詰めかけ、10分前倒してオープンしました。ブリのあら汁には長い列が。 山水荘 石田直人さん: 「嬉しいですね。こんなにたくさんの人に来ていただいて。我々能登も頑張っているんだぞというのを感じてほしいですね」 値段は1杯100円以上。お客さんの気持ちで決めてもらいます。 お客さんは: 「あったまります、でっかいあらが入ってて。おいしいです」 「子どもとかが笑顔で募金をよびかけていて、すごいこっちも元気をもらえるというか、がんばってほしいなと思いました」 「どこまでの地域がどういう被災をしていて、というのがあんまり理解できていなかったので、活気があったんで、いろんな大変な方がいる中でも、見れて良かったななというか」 そのほか、島で作ったアクセサリーや地元の惣菜などおよそ60種類を販売しました。 飲食店などの店主: 「こうやって人と喋ることで、生活していた所が失われていて、戻そう戻そうと前に進もうというきっかけが励みになります」 島の外にでて販売するのは地震以降あったんですか? 「はじめてだったのでどういう風になるか不安はあったんですけど、皆さんあたたかい声もかけていただいて、喜んでいます」 企画した地域づくり協議会の2人も。 能登島地域づくり協議会 田口千重さん: 「すごく向こうから、おつりはいいよとか言ってくれたり、沢山気持ちを頂いた感じをしました」 能登島地域づくり協議会 福嶋葉子さん: 「来た人たちも、こうやってみんなが応援してくれるっていうのを、対面で感じられるっていうのは、子どもたちも含めよかったのかなと思います。大成功だと思います」 まだ断水が続く能登島。しかしこうした取り組みが、必ず能登島の復興につながっていきます。
【北陸応援割 】どうする石川 加賀温泉郷のキャンセル数は6万件超 (youtube.com)
3連休初日のきょう、加賀市の山代温泉には県外から訪れた観光客の姿がありました。 観光客: 「京都から来ました」 「食べて応援、観光して応援というのもありなのかなと思って」 「最高でした!」 本来ならば宿泊業者にとってかき入れ時となる中、ことしは例年と異なる状況が…。 宝生亭 帽子山宗社長: 「全室2次避難所として避難者を受け入れているので、 この3連休はまったく(一般の観光の)お客さんがいない状態です」 こちらの旅館「宝生亭」では、「被災者の力になりたい」と輪島市などから73人を受け入れています。 避難している人は 「ありがたいことに3食出していただいているので、 おいしくいただいています」 こうした中、宿泊業者の間で懸念が広がっているのが、国の観光支援策「北陸応援割」のあり方です。 「北陸応援割」は1泊2万円を上限に旅行代金の50%を割り引く制度。 富山、福井、新潟の3県は、北陸新幹線の金沢-敦賀間が開通する来月16日の宿泊分からの適用を決定しましたが、石川県だけ開始時期が検討中となっています。 宝生亭 帽子山宗社長: 「(当初)3月に始まると発表されて、その後何が起こったかというと、他の旅館では北陸応援割のために2月のキャンセルが 起きた。なるべく早くやっていただきたいと思います」 山代温泉観光協会によりますと、元日の地震以降の加賀市内の温泉地の宿泊キャンセル数は、先月末時点で6万6000件あまり。 避難者を受け入れている中で今後、どのようにして一般の観光客を呼び込むか、悩ましい状況が続いています。
【特集】強いかゆみを引き起こすトコジラミ 1度で終わらない駆除作業に密着 (youtube.com)
旅行客や海外の輸入品にまぎれて日本にやってくるトコジラミ。 2023年、東京都での相談件数は300件を越え、過去15年で最多を更新。 1匹から生まれる卵の数は300~500個と驚異的な繁殖力を持ち、小さな身体で1mmの隙間に入り込み巣を作ると言います。 一度で終わらない厄介なトコジラミ駆除に密着しました。
集団避難していた能登町の中学生が地元に戻り家族と再会 石川・能登半島地震|TBS NEWS DIG (youtube.com)
能登半島地震の影響で集団避難していた石川県能登町の中学生が、およそ1か月ぶりに地元に戻り、家族と再会しました。 避難先となっていた金沢市の医王山スポーツセンターから能登町に戻ってきたのは、先月21日から集団避難していた中学生34人のうち20人です。 能登町では水道が復旧し、校内のトイレが利用できるようになるなど、施設の環境が整ったとして、きょうで集団避難を解除。26日からそれぞれの中学校で授業に出席します。 保護者 「もっと長いかなと思って覚悟して行かせたが、良いタイミングで戻ってきてくれた」 1年生の生徒 「自分でやらないといけないことばかりで大変だった。戻ってこられたので嬉しい。豆腐ハンバーグが好きなので食べたい」 避難を続けている残る14人の生徒についても、卒業式前日の来月8日までに全員が退所するということです。
【秘話】ダイソー創業者矢野博丈さん(80)死去 “独自哲学”で急成長「飽きさせない戦い」とは?【めざまし8ニュース】 (youtube.com)
一代でダイソーを年間売上高5800億円もの世界的企業に育て上げた矢野さん。 その成功の裏には「商い」は「飽きない」という、矢野さん独自の哲学がありました。
能登半島地震から1カ月半…今も続く地盤の液状化被害の「いま」 (youtube.com)
能登半島地震で富山県に大きな被害をもたらした地盤の液状化。射水市の海沿いでは、家屋の被害を受け、地区を離れる人が相次ぎ、観光施設も大きな打撃を受けていた。