コンビニ店員「絶対詐欺!」 脅された客に必死の説得 30万円分の“電子マネー”を (youtube.com)
福岡県警が公開した防犯カメラ映像。 久留米市内のコンビニを訪れたのは、50代の男性客。 右手には1万円札の束、左手には電子マネーのカードを持っている。 すると、男性は「ネット通信料の未払いがある」と話し、30万円分の電子マネーを購入しようとしていた。 これにピンときたのが女性店員。 これは電子マネーを悪用した偽電話詐欺に違いない。 しかし、男性客に詐欺を疑う様子は全くない。 男性客「いきなり電話がかかってきて、カードを買ってくださいって」 ここから被害を未然に防ぐための10分間に及ぶ必死の説得トークが始まった。 女性店員は男性を説得し詐欺の被害から守ることはできたのだろうか。 店員「電話が来たんですか?」 男性客「NTTファイナンスと言っていた」 店員「詐欺はNTTとか大企業を使ったりする」 男性客「相手からは『ちゃんと払ってくれたら、お支払いの95%戻す』と」 店員「そのあとにお返ししてくれる...。絶対詐欺だと思います」 男性客「相手からは裁判になると言われて、このカードで払えば裁判にならないらしい。これが最終通告だと言われて」 店員「絶対詐欺だと思います」 男性客は、「NTTファイナンス」を名乗る相手から30万円の電子マネーを購入して支払うようにと指示されていた。 男性客「○○センターから後から電話が来ますからと...」 店員「絶対に違います」 男性客「でも相手の人は、市役所の中にある消費者生活センターにこれを持って行けば...」 店員「そんなこと絶対にないです」 男性客「ほんと」 店員「それはほぼ詐欺だと思います」 女性店員が粘り強く説得を続けると、男性客がようやく「確かにカードで払えっておかしいですよね。本当にだまされてしまうんだね」と話し、詐欺に気づいた。 10分間に及ぶ説得で女性店員は見事、詐欺の被害を防いだのだ。 説得に当たったコンビニ店員の熊谷愛さんらは、警察から感謝状を贈られた。 コンビニ店員・熊谷愛さん「もう必死で、絶対詐欺ですから。もう支払わないでくださいという気持ちだけでしたね。(詐欺で)悲しい気持ちする方が多いじゃないですか、もう犯人だけですよ、うれしいのは。許せないですね」
市議会議員がたいまつで殴打 伝統“火祭り”が騒然...何が 直撃取材に「深く反省」 (youtube.com)
激しく炎を上げる大たいまつを手に、祭りの参加者をかき分けて参道を降りてくる男性。 真っ赤な鳥居が見えてきた、その時だった。 燃え盛るたいまつを振り上げた男性が、たいまつを何度もたたきつけ、周囲に無数の火の粉が飛び散る。 たいまつを振り下ろした先には、倒れ込んだ人の姿が。 まさかの事態に、祭りの参加者であふれ返っていた境内は騒然とした。 別の映像を見ると、大きなたいまつを持った男性が、横たわる男性の背中に向け、たいまつを何度もたたきつけているのがわかる。 この映像は2月6日、和歌山・新宮市で行われた火祭りの参加者が撮影したもの。 地元住民「悲しいですね。せっかく4年ぶりに開催されたのにね」 伝統の祭りをめぐり、地元住民が困惑する事態は「イット!」に寄せられた情報提供により明らかになった。 情報提供者「動画を見ての通り、命に関わってもおかしくないようなたたき方をしていると思うので、これはおかしいんじゃないかという声が周囲で上がっている」 たいまつを持った男たちで埋め尽くされた境内。 2月6日、新宮市にある世界遺産の神倉神社で4年ぶりに行われた「御燈祭(おとうまつり)」の様子。 “上がり子”と呼ばれる、白装束に身を包んだおよそ1,500人が集まり、身体健康や金運開花などの願いが書かれたたいまつに火をともす。 そして、門が開かれると、男たちが538段の石段を一気に駆け下りる。 1,400年前から伝わるとされる歴史ある祭りでまさかの事態が起きたのは、この直前のことだった。 御神火を運ぶ役割の大たいまつを持った男性が突然、燃え盛るたいまつを振り下ろし、倒れ込んだ上がり子の1人を激しく殴打。 大たいまつを運ぶ役目のさなかに祭りの参加者を殴打したのは、市議会議員の男性だった。 21日、男性を直撃すると、「お祭りを進行していく中で気持ちが高ぶってしまい、お祭り用のたいまつでたたいてしまった。深く反省している」と、自らが殴打した事実を認め、謝罪した。 そのきっかけは、殴打の直前の映像に映っていた。 市議会議員の男性が大たいまつを持ち歩き出すと、周囲にいた上がり子たち数人が、手にしていたたいまつで男性らをたたき、妨害しようとしているのがわかる。 過去5回ほど参加しているという上がり子の1人は、「4年ぶりに行われたということで、結構ヤジも多かった」と話した。 市議会議員の代理人によると、上がり子による妨害は例年あることだが、何度も妨害や暴行を受ける中で今回の件が発生したと説明している。 地元住民「そういうの聞くと怖いですよね」 祭りを執り行う熊野速玉神社は、「祭りとしては千何百年続いているもの。モラルを守り、誇りを持ってもらってお祭りに取り組んでほしい」とコメントしている。
史上最大級の投資詐欺疑惑 1200億円お金は? 「手元にない」 逮捕前の会社幹部を直撃 (youtube.com)
1,200億円という史上最大級の投資詐欺疑惑。 問題の投資を仲介したとされる会社の幹部が逮捕された。 金融商品取引法違反容疑で21日に逮捕されたのは、スカイプレミアムインターナショナルの水島忍容疑者ら4人。 シンガポールに本社を置くこの会社は、日本国内の会員およそ2万2,000人から、FXに投資する名目でおよそ1,200億円を集めていながら、投資家への配当がなく、全国各地で集団訴訟を起こされている。 FNNは逮捕前、水島容疑者を直撃していた。 水島忍容疑者「言えることはないので。返すつもりないっていうか、僕ら預かっていないので」 金融商品取引法違反容疑で21日に逮捕された、スカイプレミアムインターナショナルの水島忍容疑者ら幹部4人。 会社の紹介リンクなどによると、会員は完全紹介制で、高級ホテルや高級レストランの予約などのサービス提供や、年に15%から20%の超ハイリターンをうたって投資を募っていたとみられている。 実際のところ、この会社に金融商品取引業の登録はなく、FXなどの運用もされていなかったことが判明。 2021年には東京地裁が、業務禁止及び停止命令を下した。 およそ3年前、小学校の同級生から誘われ、この会社の投資話に乗ってしまったという50代の女性。 被害女性(50代)「(いくらぐらい投資されていたんですか?)わたしは1,000万円。主人が750万円」 夫婦あわせて1,750万円を投資したという。 被害女性(50代)「今はもう(年利)10%ぐらいになっているけど、それでも銀行に預けるよりはいいよねと。日本人は投資に対する意識が低いので、銀行から借りてでも入れる(投資する)価値があるからと」 投じられた巨額の金はどうなるのか。 FNNは、逮捕された水島容疑者に先週、話を聞いていた。 日本の営業統括責任者・水島容疑者「お客さんが直接送っているので、僕らが預かってないので。僕らの手元には当然お金が、スカイの手元にはお金がないので」、「(最後お金は返ってくる...?)僕はそう思っています。自分も当然運用しているので」 警察は、水島容疑者のほか幹部3人を逮捕していて、巨額の投資金の運用や管理の実態解明を進める方針。
【被災地の100円惣菜】ゲストハウスの女将が断水続く地域の人々に届ける理由<能登島> (2024年2月21日) (youtube.com)
能登半島地震による断水が「解消された」地域と「続く」地域がある能登島では、住民同士が互いに助け合う動きが始まっていました。 石川県七尾市の能登島。キッチンで行われていたのは味が染みた大根を中心にしたお惣菜のパック詰めです。 Qきょうは何食くらい? 「料理によって、出来上がりの数が違ってしまうので30パックずつくらい」 Qここは水は? 「ここは最初から、私が帰ってから出てます」 七尾市能登島地区は、今もほとんどの地域で断水が続いています。 22日にようやく県の水が通る予定ですが、実際に断水が解消するまでにはまだまだ時間がかかる見込みです。 能登島の向田町にある「能登島ゲストハウス葉波」のオーナー福嶋葉子さんは「お水もまだ出ないし、火も使えない家も多いってことなので、別に何かは食べてらっしゃるでしょうけどね。やっぱり手で作ったものを届けて伝わるじゃないですか。食べ物って」と語ります。 このゲストハウスがある地区は、井戸水を使っているため、先月下旬にはほぼ全域で断水が解消されました。 そこで福嶋さんたちは、水が出る同じ地区の人たちで協力し、水が出ていない地域に惣菜を作って運ぶ取り組みを考えました。 【「能登島ゲストハウス葉波」のオーナー福嶋葉子さん】 「全員がもうなにもできない状態になっているわけじゃないから。島の中でまず助け合いというか、お互いできることをやって。今回もこれは1パック100円頂こうと思っていて」 無料ではなく、あえてお金をもらうことには理由がありました。 【福嶋さん】 「自分も100円払うことで、またそれが募金の一部に回そうと思っているので、だから持って行ってみてどういう反応なのかわかんないですけど。『金とるんか』って言われそうだけど、『それの原資がないと次のことがもうできないよ』っていうことをわかってほしいという」 Q.(行ってみて皆さんの反応を?) 「どうなるかしらって感じね」 この日、おかずなど、およそ200パックを積んで断水が続いている島の東側に向かいます。 惣菜を並べ始めると… 「(惣菜を)広げるまでだめやろ」 「いいよいいよ」 「全部100円」 「これ餃子とこれお好み焼きキャベツいっぱい入っとる」 「それ2つもらおうか」 福嶋さんたちが作った惣菜を求め続々と住民が集まって来ます。 購入した人は「水はまだ断水やしだから助かります」 「(100円は?)安すぎます。本当に100円は、安いぐらいでありがたいです」と話していました。 別の町でも福嶋さんの惣菜は大人気。 購入者した人は、「大根の煮っころがしある」「ご馳走だよ」「またきてください」「またよろしくね」と福嶋さんに声をかけていました。 【福嶋さん】 「やっぱり人が作ったものは嬉しいなって思ってくれるのかなと思って良かったです。(価格の面でも心配されていたかなと思うんですが)いや全然大丈夫で。取り越し苦労でよかったです。結局人と人なので、そういう繋がりが細くならないようにというか、機会を作り出さないとなかなか難しい所はあるので。知ってる人も知らない人も顔なじみになるのがいいので顔合わせるのはいいかなと思います」 この出張販売、能登島の断水が解消されるまで毎週火曜日に行うということです。
【中継】震災後に初めて炊いた「能登の塩」 地震で破損した揚げ浜式の塩田で製造再開 (youtube.com)
奥能登で続く伝統の製塩法「揚げ浜式」。 くみ上げた海水を砂地の塩田にまき、天日干しを繰り返し、再び海水を加えて二日間炊き上げて作る塩は、甘みやうまみ、苦みも加わって、全国の一流料理店で使用されてきました。 地震で破損したタンクを修理し、手間がかかる製法をたった一人で手掛け完成した15キロの塩。10人いた従業員は2次避難などで能登を離れ、たった一人で塩づくりを続ける87歳の社長のもとには、全国から1か月で1年分の注文がきたといいます。 珠洲伝統の揚げ浜式塩田からの生中継、越崎成人アナウンサーがリポートします。