批判ありき…企業努力にも目を 能登半島地震での日経報道に疑問 経済ジャーナリスト・石井孝明

2024年02月18日 11時20分07秒 | Weblog

能登半島地震では、復興に必要な電気を被災地域で北陸電力グループが供給している。石川県では9日現在でまだ約1500戸が停電している。これまでの災害ではたいてい被災後1週間程度で完全復旧した。そのために遅れを批判する報道がある。

日本経済新聞は1月24日付で「電力供給 進まぬ分散―大手寡占、災害時にリスク」との記事を掲載し、「電力供給のもろさ」を地震が浮かび上がらせたと指摘。電力自由化が進むのに、既存の送配電網を持つ大手電力の寡占が続き、新規参入が増えないことが「災害時のリスクになりかねない」のだという。

これは不思議な考えだ。平成23年の東日本大震災と東京電力福島第1原発事故の後で、電力会社への批判が強まり、当時の民主党政権の政治主導で電力自由化が進んだ。電力会社は地域独占ができなくなり、発電、売電で参入は自由になった。

しかし家庭などの一般送配電事業は一部独占を認められた。電線など送配電網の建設・保守は一元的に管理した方が効率的で費用を抑えられるためだ。そして設備投資が巨額でもうからないので、送配電への新規参入はほとんどない。

ところが日経は、事業者を分散せよと批判し、業界団体の電気事業連合会が反論をホームページに出す騒ぎになった。北陸電力グループは、道路が被災したために工事が遅れがちだと説明する。その説明はおそらく正しいだろう。

東電の原発事故の後で、新聞の電力会社を巡る報道は原発が大半を占め、批判的なものが少なくない。能登半島地震でも、朝日新聞が北陸電力に言及した記事は発生から2月9日までに約60本で、そのうち50本ほどは別に危険ではない志賀原発を巡るものだ。どの災害でも電力会社の供給維持の努力を新聞・メディアは大きく伝えない。

地元紙の北国新聞は2月1日付で「停電生活から解放―県内ほぼ解消、住民安堵(あんど)」との記事を掲載し、北陸電力グループ社員が輪島市の停電復旧地域を回り、安全を確認するなど丁寧な対応をして、住民が「普通の生活に近づいた」と喜ぶ様子を報じた。

日本の新聞の多くは、電力会社を含め企業を悪として、まず批判する傾向がある。この報道姿勢はおかしい。ここで示した電力会社の供給努力の実態など、評価すべきニュースはたくさんある。是々非々で評価しなければ、各企業は萎縮する。それは企業の長所を消し、さらには日本経済全体の力も弱めてしまうだろう。

                                        産経新聞

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“想定をはるかに超える”ドクターヘリ要請…災害派遣医療チーム=DMATとして2週間被災地で活動した救急医療のスペシャリストが直面した現実

2024年02月18日 09時15分53秒 | Weblog

“想定をはるかに超える”ドクターヘリ要請…災害派遣医療チーム=DMATとして2週間被災地で活動した救急医療のスペシャリストが直面した現実 (youtube.com)

 元日に発生した能登半島地震から日で1か月半あまり。福岡の救急医療の最前線で診療する医師も災害派遣医療チーム=DMATの隊員として被災地に入り2週間にわたって医療支援に奮闘しました。 ◆救急医療のスペシャリスト、それでも混乱する災害現場 久城正紀医師「空路で運ぶ患者は30人になりました。2人はドクターヘリで搬送は済んだので28人の搬送の依頼をさせていただいています。14人を消防ヘリで、14人を陸自のCH47で運ぶ形にしています」 消防や自衛隊などの前でヘリコプターでの患者搬送について説明する、済生会福岡総合病院救急救命センターの久城正紀医師。石川県庁に設置された保健医療調整本部では、医療チームや消防、自衛隊、警察などが集まり関係機関のヘリを使って負傷者や入院患者を被災地の外に運ぶため空路搬送の調整を行っています。震災の影響であらゆる地域で道路が寸断され空路搬送のニーズが高まる中、久城医師は本部で指揮を執りました。 久城正紀医師「深呼吸しましょう。そうです、そうです。どこか痛いとこありますか?」 2021年に済生会福岡総合病院に救急医として戻ってきた久城医師。それまでの7年間千葉県の病院でドクターヘリに乗りフライトドクターとして救急医療に携わりました。 久城正紀医師「ドクターヘリをやりつつ災害時にかなり早い段階から出動して活動するような施設でしたので。自然と自分の救急医療の延長で、災害活動に携わる機会がいただけた」 大規模災害時に、被災地の病院支援や負傷者の診療支援を行うDMATの隊員として、地震発生からわずか3日後の1月4日に石川県に入りました。しかし… 久城正紀医師「自衛隊さんがここで救助した人がいるので病院に運びたい。消防の方が例えば孤立集落で弱っている方がいるので病院に運びたい。そういう相談をいっぱい受けるんですね。駆け付けた状態の時は現場は最初大混乱しましたね」 ◆予想をはるかに超える搬送依頼…経験の継承も課題 搬送を必要とする患者数が予想をはるかに超えたうえ、雪の影響でへリが飛べる時間は限られました。できるだけ多くの患者を運ぶためには、医療チーム、自衛隊、消防などの密な連携が必要不可欠だったといいます。 久城正紀医師「行先を見つけるだけなら病院にOKをもらえればいいですけど、まずヘリが降りられる場所を見つけないといけない。地理的なところを自衛隊さんと、病院に近くに降りれるとこはここだよね、と。普段ヘリポートではないグランドとかに降りますのでそこの安全の確認をしないといけないので、消防さんに協力しもらいます。そこから降りた後病院までに陸路で運ぶので消防さんの救急車とかDMATの車両とかそういった形になる」 震災発生直後は、緊急手術の必要な負傷者や、出産が必要な患者などを運びました。その後は、ライフラインである水や電気が長期間復旧せず、被災地内の病院の診療機能が低下したことで入院患者を運ぶミッションが増えていきました。久城医師は2週間にわたって空路搬送の調整に携わり、福岡に戻りましたが、大規模地震が起きた際に「医療現場の対応を円滑に進めるのは難しい」と話します。 久城正紀医師「実際に起きてすぐ動けるかってなると、やはり経験したことのないことがおきます。今回、我々が空路調整の大きいミッションをしたのが、東日本、熊本についで3回目になりますので、こういう経験をもとに訓練をしたり周知していくことをしないと、迅速な対応はやはり難しいと思います」

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職員3分の1退職の病院、クラウドファンディングで再建目指す 石川・能登町 2月14日【能登半島地震 被害状況マップ

2024年02月18日 09時11分27秒 | Weblog

職員3分の1退職の病院、クラウドファンディングで再建目指す 石川・能登町 2月14日【能登半島地震 被害状況マップ #115】 (youtube.com)

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【令和6年能登半島地震】避難所での小さな変化をご紹介します

2024年02月18日 09時04分51秒 | Weblog

【令和6年能登半島地震】避難所での小さな変化をご紹介します (youtube.com)

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水透過能4500倍の海水淡水化新素材「フッ素化ナノチューブ」を日本が開発!

2024年02月18日 08時32分32秒 | Weblog

【衝撃】水透過能4500倍の海水淡水化新素材「フッ素化ナノチューブ」を日本が開発! (youtube.com)

 【衝撃】水透過能4500倍の海水淡水化新素材「フッ素化ナノチューブ」を日本が開発! 日本が開発した新素材「フッ素化ナノチューブ」の衝撃的な能力とは?このテクノロジーが解決してくれる深刻な水不足の真実や、従来の海水淡水化技術の問題点とは何なのか?驚きの真相を今すぐチェックしよう!

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日本が3.6秒の超高速充電が可能な最強電池を開発!

2024年02月18日 08時00分18秒 | Weblog

【衝撃】日本が3.6秒の超高速充電が可能な最強電池を開発! (youtube.com)

 山形大学と関西学院大学が開発した、脅威の瞬間充電3.6秒の超高速電池に関する衝撃ニュース!今までにない最強の電池について詳しく紹介します。テクノロジー界を驚かせたこの電池の最新情報をチェックしてください!

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海自じんげい潜水艦ついに3月就役で配備決定最新先進技術

2024年02月18日 07時57分02秒 | Weblog

【軍事】海自じんげい潜水艦ついに3月就役で配備決定最新先進技術!速力20ノット速力20ノット新蓄電池で驚異のパフォーマンス? (youtube.com)

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アメリカ大手メディアが日中の高速鉄道を比較

2024年02月18日 07時35分31秒 | Weblog

【海外の反応】アホなのか?アメリカ大手メディアが日中の高速鉄道を比較、中国全土が大ショックを受けた衝撃な理由とは…【日本の魂】 (youtube.com)

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【オランダで黒松が大ブーム!?】 盆栽から新たなステージへ

2024年02月18日 07時25分30秒 | Weblog

【オランダで黒松が大ブーム!?】 盆栽から新たなステージへ (youtube.com)

 日本で2年間、徹底的に管理・検査された黒松が2023年7月から初めてEUで販売。オランダでは販売から4ヵ月で輸入した黒松531鉢のうち半分が売れたという。販売開始でさらに盛り上がりを見せるEU市場。日本産の盆栽のさらなる販路拡大を目指す愛媛県の生産者の動きを追った!(2024年2月8日公開)

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【中国】”帰りたくても帰れない” もうひとつの春節『“新常態”中国』

2024年02月18日 07時16分33秒 | Weblog

【中国】”帰りたくても帰れない” もうひとつの春節『“新常態”中国』#29 (youtube.com)

 旧正月“春節”の大型連休まっただなかの中国。 のべ90億人の大移動は、日本でもその経済効果が期待されています。 しかし、故郷に帰りたくても帰れない人もいます。 背景にあるのは、長引く“中国経済の低迷”。 私たちは14億分の1の“春節”を追いました。

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中国の富裕層の国外流出が世界最多へ

2024年02月18日 06時53分50秒 | Weblog

【海外の反応】中国の富裕層の国外流出が世界最多へ!自国の民にも見放され中国経済がさらなる崩壊へ向かう【アメージングJAPAN】 (youtube.com)

 現在中国では、外資系企業による「脱中国」の動きが見られています。 しかし、そんな危険な国から脱出を図っているのは、何も外資系企業だけではありません。 なんと、中国人までもが次々と祖国から脱出しており、とりわけ富裕層や知識人に「脱中国」の傾向が強いと見られています。 富裕層たちは祖国に見切りをつけ、海外への脱出を決意しています。 そしてその決意が、中国経済に大きなダメージを与えているようなんですよね。 本日の動画では、中国人富裕層の「脱中国」が招く経済の崩落、そしてなぜ富裕層が自国に見切りをつけているのか、その理由を詳しくご紹介していきます。

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中国、異常事態!世界中にいたはずの中国人が消える

2024年02月18日 06時26分02秒 | Weblog

【海外の反応】中国、異常事態!世界中にいたはずの中国人が消える【世界のJAPAN】 (youtube.com)

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Appleも激怒!日本製から韓国製のフッ化水素に乗り換えたiPhoneの末路がとんでもない事態に

2024年02月18日 06時10分13秒 | Weblog

Appleも激怒!日本製から韓国製のフッ化水素に乗り換えたiPhoneの末路がとんでもない事態に。 (youtube.com)

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露各地でナワリヌイ氏追悼 治安当局、350人超拘束 2024/2/18 00:44

2024年02月18日 06時07分44秒 | Weblog

ロシア刑務当局が反体制派指導者、アレクセイ・ナワリヌイ氏(47)の死亡を発表した翌日の17日も、露各地で市民らが政治弾圧犠牲者の記念碑に献花するなど、ナワリヌイ氏の死を追悼する動きが続いた。

治安当局が取り締まりに乗り出し、露人権監視団体「OVDインフォ」によると、17日までに首都モスクワや第2の都市サンクトペテルブルクなどで359人が拘束された。

ただ、ナワリヌイ氏の死を受けた大規模デモなどは発生しておらず、ウクライナ侵略後、反政権的な行動への抑圧が極度に強まった露社会の現状が改めて示された。ナワリヌイ氏が2021年1月に拘束された直後には、2回にわたり各地で計10万人以上が参加する抗議デモが起きていた。

露外務省は16日、欧米は死因などが未確定な段階でロシアを非難しているとし、「彼らは偽善や冷笑主義、不道徳を再び露呈した」と反発した。

露反体制派の象徴的存在だったナワリヌイ氏について、露刑務当局は16日、収監先の北極圏ヤマロ・ネネツ自治管区の刑務所で急死したと発表。露メディアによると、司法当局は16日、死因などを確認する調査委員会を設置し、要員を現地に派遣した。ナワリヌイ氏の母親は死亡を正式に通知されたという。

                                        産経新聞

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習政権、経済低迷への「悲観」許さず 「明るい展望」宣伝に躍起 スパイ機関の摘発警戒も 中国観察 2024/2/18 01:00

2024年02月18日 06時05分48秒 | Weblog

中国の習近平政権が減速傾向にある経済への悲観論を打ち消し、その現状や見通しは明るいとする「中国経済光明論」の宣伝に躍起になっている。前向きな統計を強調する一方、否定的な見方が庶民に広がらないようにメディアへの圧力も強まっているようだ。中国経済の実態が分かりにくくなり、経済政策の方向性が不透明になることが懸念されている。

習国家主席は10日の春節(旧正月)を控えた7日、北京の人民大会堂で中国の経済団体、中華全国工商業連合会の責任者に対して、「民間経済の関係者が発展の自信を固め、中国経済光明論を共同で提唱するよう導かなければならない」と求めた。

「光明論」で社会を「正しく導く」

                                産経新聞

 
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