Fuji Trip!

水豚先輩の週末旅日記

夏・日光2012

2012-12-27 00:28:14 | とりっぷ!

 

 

去年の暮れから半年が経って、ついにまた日光に行く時がやってきた。
もはや青春18きっぷで行くことが暗黙のルールと化している。

朝はもちろん上野駅。
今回は部活の方たちと4人!

上野駅始発、宇都宮線のボックスシートに腰を下ろせば2時間弱で終点宇都宮まで連れて行ってくれる。

縛りあり罰ゲームありの鬼畜しりとりの開催もあり、いつの間にやら車窓の風景は埼玉、栃木と移り変わっていった。
2時間とは意外に短いことを感じさせる。


宇都宮に到着すると餃子像に挨拶し、非常食を購入し日光線に乗り込む。

宇都宮と日光を結ぶローカルな日光線はいつも外国人観光客が多い。
私たちと同じく、世界遺産を見に行くのだろう。何とも楽しそうだ。

杉並木を切り裂いて刻々と標高をあげながら、列車は日光駅に到着する。

 

 

 

日光駅からは世界遺産までのバスが出ているが、国道沿いを歩いて行くこともできるので
4人で歩きながら世界遺産を目指す。


商店街のような緩やかな坂道を15分ほど歩いて、
登りつめると大谷川を渡る。


隣には世界遺産の神橋が架かっていて、
まるでここが現実と神域の境界のようになっている。

橋を渡ると川からの涼しい風が吹いてきて標高の高さを感じずにはいられない。

橋を渡りきれまもなく日光山の境内だ。


日光山内は
輪王寺・東照宮・二荒山神社、それから輪王寺大猷院からなっていて、
それぞれ拝観料が必要となる。

またお得な共通拝観券(1000円)も販売しているが、共通券では入ることのできない場所もあるので注意。
例えば共通券で鳴き龍は見る事が出来ても眠り猫は見る事が出来ない。


今回は共通券を購入。
輪王寺→東照宮→二荒山神社→大猷院
の順にめぐる。




輪王寺は日光山でもっとも歴史のある寺で入口には開山の祖である勝道上人像が佇む。

輪王寺の中心的建造物である三仏堂は現在改修工事中であり
四角い箱にすっぽりと収まった形になっており、外観を見ることはできない。

しかし内部は案内付きで見学する事が出来、
巨大な阿弥陀如来・千手観音・馬頭観音を間近に拝むことができる。

商売熱心なのが残念だが天台宗の三本山に数えられる信仰の地である。



 

 

輪王寺の左手に伸びる参道は東照宮へと向かう参道。
広々とした砂利路を進めば間もなく左に立派な五重塔が見えてくる。

五重塔横の道から二荒山神社に向かうこともできる。


 

 

日光東照宮は言わずと知れた徳川家康公の霊廟である。

豪華絢爛な権現造の陽明門をはじめ、無数の彫刻に圧倒されることになる。

時代は過ぎて現在では一種のテーマパークと化している。

 

 

神厩舎の三猿、三神庫の想像の像。
大小さまざまな彫刻が現在も残っている。

保存のために幾度も補修工事がなされ、拝殿の方は修復を終えたばかりだった。


家康の眠る奥社と眠り猫は別料金なので残念ながら今回は無し。






五重塔まで戻って今度は二荒山神社へ。

山岳宗教や神仏織り交じった信仰が育まれた神社として、
現在では縁結びの神社としても知られている。

 こちらは東照宮と比べて静かで落ちついた雰囲気。


面白いのは本社横の神苑で、
大国主命と読みが同じことで習合した大黒天が祀られていたり
武士たちを騒がせた化け灯籠も見る事が出来る。

 





神苑の奥には霊泉もあり、
二社一寺の中では自然豊かで、最もスピリチュアルな雰囲気漂う場所。

やはり人工物が主体の東照宮や輪王寺とは異なっている。


二荒山神社本社からまっすぐ伸びる階段を下れば最終目的地、輪王寺大猷院だ。

ここは三代家光公の霊廟である。

東照宮と比べると規模は小ぢんまりとしてはいるが
門や拝殿の建築物は東照宮に勝るとも劣らない。

極彩色の仏像群も美しい! 

 





しかしながら今回は仁王門は修復工事中。
『大猷院』と描かれた額だけが出ている不思議な状態に・・・・


また、大猷院は拝殿までの階段がツラい。
これは地上から天界への道をあらわしているという。


夏の日光とはいえ暑く、疲れも出てきたのでここらで参拝は終了。

 



遺産をたくさん見た後は、バスで日光駅まで戻って
昼ごはん&デザート。


前々から気になっていた『カフェ 明治の館』のニルバーナをいただく。

ベイクドチーズケーキとはいえ、しつこさのない味は
2つや3つ食べたくなる美味しさ。

オシャレな店内もいい(^^)!


 日光に別れを告げて、またも日光線に乗車。

 



そして鹿沼駅で途中下車。

デザートはまだ終わらない。

夏ということで
日光関連の観光情報誌によく載っている、「松月氷室」というお店へ。

夏限定で、
天然氷のかき氷が食べられることで有名。


閑静な駅前から5分ほど歩いたところにある。

そんな街の店先に何やら列ができている・・・・


これこそ世にも珍しい、かき氷待ちの列だ。
天然氷のかき氷が食べれるというだけあってかなりの人気らしい。

高まる期待。



 

30分ほど待って、やっと店内に入って注文。

意外にもデカかった・・・!
私が注文したのは「極上メロン(ミルクがけ)」。確か。


味はしっかりメロン!
ふわふわで美味い!!

しかし時間との戦いになるのが氷の欠点。
なんとしても固形のうちに美味しくいただきたい!!


焦って食べたら
一年分のかき氷を食べたような気分で頭と舌が痛い。

食べ応えのある一品だ。
是非とも違う味も食べてみたい。

 


 

気付けば日も傾いて、
かき氷効果と相まって外はちょっぴり涼しい。

人の少ないホームで吹き抜ける風にあたっていると
一日の終わりを実感してちょっぴり切なくなった。




しかし、まだ終わりではなかった。
家に帰るまでが旅行だと思い知らされたのである。

そう、宇都宮線では鬼畜しりとりが待っていた。


 

 



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