Fuji Trip!

水豚先輩の週末旅日記

新春18きっぷの旅 中部編 その3

2016-02-10 20:35:30 | とりっぷ!



美濃太田から岐阜までは40分ほど。
鵜沼駅を過ぎると、木曽川を渡ってきた名鉄各務ヶ原線と岐阜駅付近まで付かず離れずの距離感で並走する。

高山本線も太多線と同じくJRの地方交通線であるが、岐阜から飛騨高山を経て富山を結ぶ大陸縦貫線のため特急「ひだ」号が走る。
列車は途中駅で退避して、富山行き「ワイドビューひだ8号」とすれ違った。
非電化のためディーゼル車の特急であるが、驚くようなスピードで駆け抜けてはカーブの先に消えていった。

岐阜駅に近づくと高架線となって、東海道線の上下線の中を割って入るように岐阜駅へと入線する。

15:32 岐阜駅着


ここ岐阜駅は、今回の最遠方地点。
東海道線で東西を移動する際はよく通過した岐阜駅であるが、下車するのは初めてのことだ。
改札を出ると、広いコンコースの先にフードコートや書店を有するアスティ岐阜と直結している。

北口を出ると広大な駅前広場と市街へと延びるデッキがある。
広々とした公共空間があるのは地方都市駅のよいところで、必ずと言っていいほどアイコンとなる像やモニュメントが鎮座しているものである。

デッキからあたりを一巡すると、金色に光る銅像を見つけた。
何やら解説を見ると「黄金の信長像」だそうである。



この岐阜市には「かご大仏」をはじめ「うかいミュージアム」など惹かれるスポットが多いが今回は時間がない。
早々に牛丼の大盛りを頂いて、関東へと戻る、往路の旅を始める。




 




15:58 大垣駅発 東海道本線【普通】豊橋行き

東海道線内では便利な新快速が運行しており、豊橋まで乗り換えなしで行くことができる。
しかし、大垣始発のため座れる可能性は低く、当駅始発の普通列車に乗車することにする。
何度か乗り換えが必要になるが、多くの列車に乗れるし、たまにはいいだろう。

3割ほどの乗車率で岐阜駅を発車すると、本日最後の木曽川を渡って、濃尾平野を快走する。
盛土の上を走るので眺めもよい。
進行方向左側に座っていると、貨物駅もよく見える。

清州駅を過ぎると、偽物の清州城を横目に名古屋の高層ビル街がいよいよ近くなってきた。
枇杷島駅から先、名鉄線が合流・並走してくると名古屋駅。

16:25 名古屋駅着


 




16:28 名古屋駅発 東海道本線【特別快速】豊橋行き

この駅で、追いかけてきた特別快速に同一ホームで乗り換え。
乗り換えた列車の乗客率は高く、座ることはできなかった。
都市の中心部であるから仕方ない。

それにしても、幾度か新快速の列車は利用したことがあるが、特別快速というものに初めて乗車した。
新快速は名古屋以東で列車により停車駅が異なるのであるが、特別快速はこれよりも停車駅が少ないようである。
ドア上の路線図で確かめてみると、新快速であれば必ず停車するはずの大府駅を通過するらしい。

名古屋を出て、ひとつ目の停車駅の金山まではJR中央線と名鉄線が並走、それからしばらくは東海道新幹線の高架線が並走する。
車窓はちょうど夕暮れ時で、N700系が夕日を貫くように走っていく。

意外にも高い建物は少なく、沈むまで眺めていることができた。
混雑した車内であることを忘れてしまうひと時。

列車に乗りながら夕日を眺めるなんて、いつぶりだったろうか。

日が暮れても、闇色に滲んでいく空は見ていても飽きない。

17:03 岡崎駅着





 



17:05 岡崎駅発 東海道本線【普通】浜松行き 

特別快速は岡崎駅にて前を走行していた普通・浜松行きとの接続があった。
このまま特別快速で豊橋駅まで先に行っても、結局は同じ列車に乗り換えることになるので、この駅で乗り換え。

今まで乗車していた車両よりは若干旧式の車両である。
車内は転換クロスシートで、乗客も少なく快適。

岡崎駅から浜松駅までは75分ほど。
豊橋を過ぎて、二川駅と新所原駅の間に県境がある。

静岡県に入ると、「ようこそ静岡」と言わんばかりに浜名湖が現れるのだが今日はもう日が暮れてしまって見ることはできない。


18:15 浜松駅着



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