夜の江ノ島を歩き終えたあとは、のんびりと江ノ電を眺めます。
江ノ電はゆっくりのんびり走るところが好きなのですが、観光客のいなくなった夜はもっとスローリー。
夕食時の混雑のピークを過ぎた後のレストランのように、穏やかで平和な雰囲気が漂っています。
普段は賑やかな江ノ島駅も、静けさが漂っています。
列車はこの駅ですれ違うので、基本的に15分に1本電車が来ます。
踏切内が道路の交差点と線路が分岐点になっています。
鎌倉方面行きの2番ホームには人の姿が見えません。
日中は多くの人が利用するためにベンチがいくつも並んでいますが、今日は選び放題です。
列車の到着が近くなると、ホームにちらほらと人が集まってきます。
駅の鎌倉側には留置線があって、車両が停まっています。
左手に伸びるのが本線です。
江の島駅は江ノ島電鉄の本社が隣接するためにターミナル駅となっています。
2番ホームに江ノ電古参の300形がやってきました。
抹茶色の躯体と、小さな前照灯が可愛らしいです。
藤沢駅から帰宅する人が多いのか、車内はほどほどの乗車率です。
1番ホームにはレトロな20形がやってきました。
車内はがらがらです。
今度は少し歩いて、併用軌道を眺めに行きます。
江ノ電は江ノ島駅を出ると、道路に飛び出して、腰越駅付近まで商店街の真ん中を走ります。
江ノ電が道路に出る場所は交差点になっていて、複雑。
列車が接近すると、踏切のように警報が鳴ります。
腰越駅方面から列車がやってきました。
夜間は車通りが少なく、江ノ電のひとり占め状態です。
江ノ島駅で列車の交換があるため、しばらくすると鎌倉行きの列車も通ります。
交差点には江ノ電の運転台が組み込まれたお店があります。
「江ノ電もなか」を販売する扇屋さんが、引退した車両を江ノ電から寄贈してもらったそうです。
今も、現役で走る江ノ電を見つめています。
江ノ島駅の手前で、路地へと入っていく江ノ電は見ごたえがあり。
最初に左に大きくカーブして、次は右にカーブして路地に吸い込まれていきます。