暮らしのなかで

ポメラニアンと共につぶやいています。

無慈悲な年金保険料値上げ

2019-05-07 06:36:50 | 暮らしの中で


厚生年金の保険料は2004年から14年間に毎年引き上げられ、2017年9月には、
    政府は上限とし給料の18%「労使合計」に達した・・負担増を決めた当時の小泉政権は、
これ以上保険料は上がる事はない「100年安心」との年金制度と大見得を切った。

だが、令和になると、平成時代の約束を反故にして保険料増額を検討され始めた。
     働く高齢者の年金加入年齢を70歳以上に引き上げる方針だ・・
現在は70歳になれば保険料は払わなくてもいい、つまりこの改悪は・・・
     働く限り保険料を払わせる制度といえる・・・定年後の月給が30万円の場合、
加入期間が70歳から75歳へと5年長くなれば天引き保険料は総額約165万円増える。
     加入期間が長くなれば受給金額は増えるが「超長期加入」の場合「払い損」になる。

厚生年金保険料には基礎年金国民年金と報酬比例部分の保険料が含まれている・・・
     20歳から働くサラリーマンが75歳まで55年間、厚生年金に加入すると・・
報酬比例部分の年金は増えるが、基礎年金は40年加入で満額となり、それ以上増えない。
      55年間保健料を払っても、15年分の保険料には基礎年金に反映されない・・・
その国民年金も加入期間を最長40年から45年間に延長する計画がある・・・・

年金受給開始年齢が70歳に引き上げれば、国の年金支払額が大きく削減できる。
    それとセットで国民年金の加入期間延長を導入すれば国の負担はたいした事がない。
増え続ける高齢者に年金を払う為に目先の保険料収入を出来るだけ増やしたいのだ。

現役世代に保険料をたんまり払わせれば、受け取る年金額は増えて国の負担も重くなる。
    だが、年金支給開始年齢を68歳-70歳へドンドン引き上げれば、
その世代が年金を貰えるようになっても、受給期間が短くなり、生涯年金総額は減る、
        国は保険料を取るだけ取って年金を払わずに済む・・・・・
国民にとっては保険料を多く払って年金を減らされる大改悪だ。

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