全国各地のス-パ-小売店に新米入荷だが・・・・価格が高騰する異常事態が続いている、、今後の価格はどうなるのか?
8月に入ると品薄感が強まり、棚から徐々にお米が消えていきました、8月8日の南海トラフ地震臨時情報発と8月末の台風10号接近が重なり、
首都圏でも消費者の不安が加速く、一部で中高年の買い占めが目立ちましたが、彼らは【平成コメ騒動】を想起したのかもしれない・・・・
今から30年前、1993年から1994年前半にかけて起きた『平成コメ騒動』は、記録的な冷夏によるコメの収穫減が最大の要因であり、
今夏と同様、小売店からコメが消え、消費者争奪戦に国産米とタイ米のブレンドや抱き合わせ販売、闇コメが販売される事態にまで発展した。
今夏のコメ不足は昨年の高温障害に加え、外食・インバウンド消費の盛り返し、また災害を意識した備蓄意識の高まりなどの要因が重なった
結果と報じられているが‥‥コメの専門店恒元商店‥米流通評論家-常本泰氏は別の側面に目を向ける・・・
政府が示した今年6月時点のコメの在庫量は、全国で150トンと過去最低だたものの、通常なら新米が出回る時期迄十分賄える量数字だけ見れば、
米不足が起こることは考えにくかったが、大きな盲点がありました・・・
『網下米』といって小粒や品質が落ちる米で、自衛隊や自冶体食堂で活用されますが前年比4割‣19万トン減少し、それを必要とする一部業者が
代わりに主食米を買い付けるようになり、供給不足に気づいてたのは2月頃でした・・・くず米を使用する食品に主食米が使われたことで、コメ不足に
拍車がかかったとの見方である・・・・
小売店からコメが消える一方、外食チェ-ンやコンビニでは変わらず商品が提供されていて大量消費する米をどのように確保しているのか?大手の外食
業界は、大量のコメを長期契約で抑えるのが一般的で取引のある卸業者にとって最大のお得意様であり、万一米不足の場合でも、最優先で確保に動きます、
最安の業者から仕入れるス-パや小売り店・飲食店などは融通を利かせてもらえにくく。米の確保するため相当な苦労を強いられているはずです。と語る。
具体的な改善策としては、コメ価格高騰が起きた際に備蓄米が柔軟に運用できるようにすること、コメ市場の安定性を確保しつつ備蓄米が放出米が
出来るような体制を整備することがあげられる、現状のままでは来年以降も同様の混乱が起きる恐れがある…農水省は、10月の関連会議で現状の
深刻さを受け止め改善策を示すべきである・・コメ政策を食料安全保障の根幹に捉える必要性について集中的に議論すべきといえるだろう・・・
食と農の未来を考える上宝物のようなでアイディアが豊富にある・・・・
政府は【令和のコメ騒動】に気づかず気付いた時には遅かたのか?農協さんとの密約があったのか?二度の失敗は許されるものではない。しっかりしろよ農水省!