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リバティー・メトロンの記事より トランプがグリーンランドに真剣である理由は?

2019-09-08 10:46:41 | 政治

日本では、トランプ大統領がまた”突拍子もないことを言い始めた”といった報道ばかりされていましたね

実は、グリーンランドは今、中国による一帯一路構想の最前線であり、戦略的にも重要度が非常に増しています
中国の国家戦略がその裏には隠されており、経済的理由からだけでない、安全保障の問題でもあるのです
日本の報道ばかり見ていると、真実は決して見えてこないのがわかります

リバティー・メトロンの記事より引用します↓
https://libertymetron.com/posts/arctic-strategy-why-was-president-trump-serious-about-greenland

Arctic strategy: Why was President Trump serious about Greenland?
北極戦略:なぜトランプ大統領はグリーンランドに真剣なのか?


New York — It’s the summer silly season in the media; see what purports to be serious news from the eternal campaigning for the Iowa Caucuses, to bizarre Washington antics.
ニューヨークー夏枯れの時期のメディアから;アイオワ州コーカサスのための永遠のキャンペーンから異様なワシントンのふざけた行為まで、深刻だと思われるニュースの趣旨を見てください。

And then, there’s the wildest of all: Donald Trump wants to buy Greenland!
そして、最もワイルドなのがこれです:ドナルドトランプがグリーンランドを買いたがっている!

Given that most of the country can’t even find the arctic island, nor has even the remotest idea that the purchase plan was actually tried by President Harry Truman just after WWII, the concept that an American president would want to buy an ice bound island seems the grist of folly or a gimmick.
ほとんどの国には北極の島を見つけることさえできず、また、ハリー・トルーマン大統領によって第二次世界大戦後、実際に(北極圏の島を)買うことを試みた突拍子もないアイデアさえもありません。アメリカの大統領が氷で固まった島を買いたいという考えは、愚かさゆえの、もしくは人気取りのためのグリスト(穀物)のように見えます。

Former Danish Prime Minister Lars Lokke Rasmussen said: “It has to be an April Fool’s joke … totally out of season!” It would appear so. But wait!
デンマークの前首相ラーク・ロッケ・ラスムセンは言いました:「これはエイプリルフールのジョークでなければならない…まったく季節外れだ!」そのようにも見えます。しかし待ってください!

When the USA purchased Alaska from Imperial Russia in 1867, the land deal was derided as Seward’s Folly, to shame the Secretary of State who pursued what was viewed at the time as a stupid and reckless gamble squandering $7 million for 578,000 worthless square miles of ice, tundra and mountains.
アメリカが1867年にロシア帝国からアラスカを購入したとき、土地の取引はスワード(ウイリアム・ヘンリー・スワード元国務長官のこと)の愚かさだと嘲笑われることになりました。578,000平方マイルの価値のない氷とツンドラと山々に700万ドルの、当時は馬鹿馬鹿しく無鉄砲なギャンブルとして見られていた土地にお金を浪費したのだと、国務長官は辱められました。

Related: Pompeo alerts Arctic Council to ‘subversion’ threats from China, Russia, May 7, 2019
関連として:ポンペオ(国務長官)は2019年5月7日の北極圏会議において中国やロシアからの’転覆’の脅威を警告する。

Since Greenland belongs to the Kingdom of Denmark, let’s recall that in 1917, as America entered WWI, Woodrow Wilson’s administration bought the Danish Virgin Islands for a princely sum of $25 million. The islands are now known as the U.S. Virgin Islands.
グリーンランドがデンマーク王国に属してから、1917年を思い出してみよう、アメリカは第一次世界大戦に参戦し、ウッドロウ・ウィルソン政権が王のためにデンマークのバージン諸島を合計2500万ドルで購入しました。この島は今では合衆国バージン諸島として知られています。

And just to round out the argument, let’s not forget Mr. Jefferson’s 1803 Louisiana Purchase of 800,000 square miles of French territory. Washington made the deal with Napoleon for $15 million.
そして議論をまとめよう、ミスター ジェファーソン(トーマス・ジェファーソン?)がルイジアナのフランス領80万平方マイルを購入したことも忘れてはならないでしょう。ワシントンはナポレオンと1500万ドルで取引しました。

Thus the concept is not totally as wacky as it may seem.
このように、考え方としては総合的に見て、見かけほどおかしくはないのです。

Greenland, the world’s largest island, falls under Danish sovereignty. Whether the Kingdom of Denmark, a wealthy member of the European Union and NATO would care to do a Deal with The Donald is another matter and highly unlikely.
グリーンランド、世界で一番大きなこの島はデンマークの主権下にあります。デンマーク王国がEU加盟国の中でも豊かな国であるのか、NATOがドナルドと取引をしたいと思っているのか、これは別の問題であり、実際にはありそうもないことです。

This writer has actually visited Greenland twice back in the 1980’s. On a hot July day I recall a contact from U.S. Air Force public affairs offering, “It’s brutally hot in New York, Want to go to Greenland?” Well, happily I did. As part of the NATO treaty the U.S. maintains a series of facilities on the island. We stayed at Sondersrtom Fjord, (base since closed) a barren piece of coastal land down stream from a massive glacier. Summer temperatures can be warm and its nearly always light outside. Just inland from the base lies the vast Ice Cap of lore and legend.
本記者は1980年代、実際に2度ほどグリーンランドを訪れました。7月の暑い日、合衆国空軍公務要求の連絡を受けたことを思い出します。「ニューヨークはひどい暑さだ、グリーンランドへ行きたくはないかい?」。もちろん、私は喜んでそうすることにしました。NATO条約の一部として、アメリカは島に一組の施設を維持していました。私たちは大規模な氷河から下流の不毛な一海岸地域であるソンダーストーム・フィヨルドに停泊しました(それから基地は閉鎖しましたが)。夏の気候は暖かく、一日中ほとんど日が差していました。基地の内陸には伝説と遺産の巨大な氷帽が横たわっていました。

(中略・・・)

Indeed the region’s geopolitical significance has actually grown given pack ice melts, and the vast Arctic, including Greenland, forms a growing focus of Russian and Chinese strategic and economic interests. Speaking in Finland in May, Secretary of State Mike Pompeo asserted, the region’s “centerpiece,” the Arctic Ocean, “is rapidly taking on new strategic significance.”
勿論、実際に、流氷が溶けることで地域の地政学的な意義は高まっており、グリーンランドを含む巨大な北極圏のロシアと中国の、戦略的、経済的利益の注目を集めています。5月のフィンランドにおけるスピーチで、マイク・ポンペオ国務長官は”最も重要な”地域であるとして、北極海を「早急に戦略的意義として取り上げていく」と断言しました。

He added the Arctic, “is at the forefront of opportunity and abundance. It houses 13 percent of the world’s undiscovered oil, 30 percent of its undiscovered gas, and an abundance of uranium, and rare earth minerals.”
彼は北極圏についてこう付け加えた「機会と豊かさの最前線である。未発見のオイルの13%、30%の未発見ガス、そして豊富なウラニウム、そしてレアアース鉱石を内包している」

以下、本文はこちらからご覧下さい↓
https://libertymetron.com/posts/arctic-strategy-why-was-president-trump-serious-about-greenland
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