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ミルトン・フリードマンのベーシックインカムは本質が間違っている

2021-05-10 08:30:02 | 政治
ミルトン・フリードマンという高名な経済学者がいます
この方は新自由主義経済学の教祖のような方なのですが
この方がベーシックインカムを負の所得税として唱えたがために、ベーシックインカムが注目を浴びた面があります
負の所得税とは、累進課税制度をもっともっと進めていった形のもので
分かりやすく言うと、ある一定ラインの所得以下の人は、その所得の少なさに応じて、国から逆に所得税がもらえる、というものです
要するに、所得補填なのです
これは、トランプ政権下でも行われていたマイナスの所得税と同じ考え方、ではあるのですが、明確な違いがあります
フリードマン式のベーシックインカムは、全然働かない者にも所得税が還付され、高額所得者ほど税率が”極端に”高くなります
フリードマンの根底にある思想的な間違いは、「怠け者に褒美を出し、努力するものに罰を与える」という、極端な発想になっているという点です
逆にトランプ流は「低所得者でも努力するものには褒美を出す、ただし怠け者には褒美は出さない、高額所得者にも極端な罰は与えない」
という、信賞必罰がはっきりしているのです
フリードマン流は、基本的に技術論なのであり、すべての人の所得を平均化するという発想から出ていますが
そういう考え方だと何が起きるか?といいますと
「金持ちは国から逃げ出し、怠け者が増えていく」ということになります
多分、最終的には高額所得者が極端に減っていき、分配される所得税が減って、国民全体の所得が減っていくことになります
フリードマンの発想は、基本的に「他人の稼いだお金にぶら下がる人を増やす」という発想であり、社会主義です

なんで自由主義経済学者が社会主義的発想をするのか?技術論にばかり目が行くと、こういう間違いを犯します
政治家には経済学者では見えない人間哲学が必要ということでしょう

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