とうとう新年

随分長い間ブログを停止してしまいました。
定期的に覗いてくださる皆様には、大変申し訳なく思っております

ただ、昨年もどこかで申し上げたかもしれませんが、ここからは、これまでの路線とは少し変わった日記が中心となるかもしれません
といいますのも、正直、政治経済の問題を中心として、これまで継続的に日記を書いてきたわけですけれども
それが、とてもむなしいことのように感じてしまったからです

昨年の７月、参院議員選挙の結果を受けて、私の心の中に、大きな心境の変化が起こりました
それは、「政治や経済の知識や情報を広げるだけでは、もはや日本は救われない、日本の滅亡は避けられないのではないか？」
そう思ったからです

私がよく日記の議題に上げるものに、「MMT（現代貨幣理論）」というものがあります
久しぶりに三橋貴明さんの動画を拝見すると、相変わらず「MMTから見た貨幣論」というものを世に広げていこうとされておられます
この三橋さん（三橋さん以外の方もいらっしゃいますが）の貨幣理論が正しいかどうかはこの際置いておくとして
問題は、「三橋さんの貨幣観の底流に流れる「哲学」は果たして正しいのか？」です

三橋さんはユーチューブ番組で、「MMTは単なる貨幣理論だから」という言葉をよく使っていたと思います
だから、MMTを単なる理論として、山本太郎氏のような左派が用いることも、高市早苗氏が用いることも、否定しておりません
要は、「貨幣観が変われば、日本は今より良くなるんだ」という事が結論であって
誰がこの理論をどのように使おうとかまわない、という事かと思います
しかし残念ながら、私にはそうは思えないんですよね

はっきり言ってしまえば、MMTには、その根底に流れている哲学に、「毒水」が流れていると、私は感じています
「理論に善も悪もない、善と悪を分け、それを峻別する必要はないのだ」。。。という
悪魔的な立場から見て、とても都合の良い考え方が根底にあるような気がします
MMTをよく勉強している人に共通しているのがこの、「理論には善も悪もない」という、一見理性的で合理的に見える考え方です
しかし私は、やはり善悪をはっきりと分け、「こういう使い方をしてはいけない」ということを智慧として持つべきであろうと思っています

残念ながら、三橋さんは「経済学には善悪は関係ない」と考えておられるような節があります
というよりも、「善と悪をどうやって分けるのか？分けられるわけないだろ？」と思っているように感じます
ですが、その善と悪を分けるもの、それは「宗教的な真理」であろうと、私は思っています
私は、唯物論的な考え方からは、「善悪を峻別する智慧」は生まれないと考えています

この地球は何ゆえに、太陽から日光の恩恵を受け、水があり空気があり、植物が繁茂し、動物がたくさん生きているのか？
この地球は何ゆえに、人間が生きていくのに非常に都合よく環境が整っているのか？
人間は何ゆえに様々な便利な機能を兼ね備えて生きているのか？
人はなぜ子を産み、育てるようにできているのか？違う誰かを愛し、その人と家庭を作って暮らしていくようにできているのか？
考えてみれば、この地球は多くの生命が調和しながら生きていくのに非常に適した環境に作られていますが、それは何ゆえなのか？
それらはつまり、その大調和を作り、多くの生命を育み育てている「存在」がいるという事です。。。決して偶然ではありません
このような環境が「偶然に」作られる可能性など、０パーセントです

この環境を生み出しているものを「神」と呼んでもいいし、「創造主」と呼んでもいいのですが
この人間の精巧さから見て、どうやら神（創造主）は、人間を適当に作ったわけではないでしょう
何らかの意図をもって、「価値あるもの」として創り出しているとしか、私には思えません
その「神（創造主）」の意思こそが、善悪を分ける基準となる、という風に私は考えます
これが、キリスト教や仏教、ギリシャ哲学などの教えによって流れ、人間の善悪を分ける知恵の基となっているように思います

例えば、マイナンバーカードの普及には、私は反対ですが、なぜ反対するかというと
別に「マイナンバーを利用した犯罪が横行するから」、というような、犯罪抑止の理由からだけではありません
マイナンバー制度が国を監視社会にし、一部の人間が他人の自由を極度に制限するようなことをするのは間違っていると思うからです
もちろん、犯罪を取り締まるルールはあるべきであり、行き過ぎた自由が他人の自由を阻害する場合は、自由にも制限をかけるべきですが
マイナンバーによって他人を監視下に置き、極度に自由を制限して他人の創造性を阻害するべきではありません
トランプ大統領の言葉に、「自由は政府によって与えられているんじゃない、神から創造力という自由を与えられているのだ」
というのがありますが、まさにそれが真理でしょう

とりとめもない日記になりましたが、私がこれから書きたい日記は、やはり「善悪を分ける宗教的真理について」です
そこを説明しなければ、やはり技術的なことや知識や情報をどれだけ詰め込んでも意味はない。。。今はそう思っています