左胸に石灰化が見られると指摘されてから半年。再検査を受けてきました。
結果は大きさに変化が見られないので、たぶん良性のものでしょうとのことでした。このたぶんってところが気になるところではありますが、また半年後に検査に来てもらって様子を見てみましょうと言われました。
ただ・・・。以前にも書きましたが、30代後半でやっと、子供を授かれるものなら授かりたいと思っている私。前回の検査後に、妊娠の可否について電話で問い合わせたところ結構邪険に応対されたのですが、たぶん電話でそんなことを聞いたから、タイミングが悪かったのだろうと思い、
「前回はお電話で質問して失礼しましたが、経過観察と妊娠とを平行して進めていくことは大丈夫でしょうか。ホルモンの影響でよくなかったりするのでしょうか。」と質問すると、先生は困った顔をされ、
「それは前回も電話で言ったとおりです。あなたが判断することでそれ以上はいえません。あくまでも良性だとうということだけで、100%とは言い切れませんし、100%大丈夫ということはありませんから。」と言われました。
お医者さんサイドの自己防衛の文言であることは理解できます。
でも、今回は私もひるまず、
「私は病気に関しては全く分からないので、教えていただきたいのですが(頑張って下に下にと言葉を選んで)、良性でも妊娠すると何か悪い影響があったりするのでしょうか。・・・今の段階でハッキリさせることはできないのでしょうか。」
すると先生は、マンモトーム生検について話してくれました。
「費用や検査時間はどれくらいかかるのですか?」と、わからないから質問すると、詳しくは看護師のほうから説明しますから後で聞いてみてください。でないと、今そのことを説明していたら時間がかかってしまいます。後の患者さんがいらっしゃいますから。」
前回電話で質問したときの応対のときからちょっと引っ掛かっていたが、この言葉でこの先生に対する信頼が格段に落ちた。内心、あとの患者さんの診察のことが気にかかっていたとしても、目の前にいる患者に対してプロが言うべき言葉ではないと思う。
私は連れ合いからよく、『あなたは真面目で完璧にしようとする人だから自分もしんどくなるし、自分に厳しいから人にも厳しくなる。もうちょっと流せるところは流したほうが自分が楽になるよ。』と言われる。他の方が聞けばなんでもないようなことにも、過敏に反応してしまう。でも、やっぱり、違う気がする。
この半年、最初にこのお医者さんが言ってくれた、『あまり気にし過ぎないように。』と言ってくれた言葉で救われたり、お風呂に入るたび、なんだかしこりのようなものが触れているような気がして不安になったり、でも出来てしまったものは仕方がないのだから、怖かろうが何しようが手術して取ってもらうしかないだろうから腹をくくらないととか、グルグルと繰り返していた。
数週間前からは、気持ちもグッとナーバスになり、入院することも頭に入れて買い物の量を加減したりしていた。
こうしてここに書きだしてしまうと、頭の中がすっきりしてきて、自分の神経過敏な状態も見えてきました。先生は乳腺が専門なので、妊娠との因果関係がどうのと詰め寄られても詳しい知識を持ち合わせていらっしゃらなかったのかもしれません。それに、真に状態の悪い患者さんに時間をたくさん取るべきで、要経過観察状態の患者は早々に切り上げないといかんのでしょうね。そこは私の配慮の無さだったのかもしれません。苦笑。
悲喜交々(ひきこもごも)の一日と、この半年の精神面への慰労を兼ねて、帰りに買ったケーキ2個を一気にたいらげましたとさ。