福 風

心にとまった物や想いを集めて。穏やかな風が吹きますように。

笑いましょう

2008-05-09 | テレビ




朝の連続テレビ小説『ちりとてちん』で、新たな層からも脚光を浴びるようになった落語。

つい先日も、総集編と題して再放送されていたようです。
それとは別に、以前番外の特別編として夜中に連続して放送されていた、本物の噺家さんによる過去の名演の数々。中でも、昭和58年3月6日放送「東西落語特選」より、人間国宝の上方落語家、桂米朝さん(82)による『はてなの茶碗』は実に素晴らしく、ようけ(たくさん)笑わせてもらいました。

お話自体が面白いのは基より、米朝さんの流れるような言葉運びが聞いていて心地良いのです。京都に修学旅行に行かれたことある方で、清水寺の光景を思い浮かべることが出来る方だと、ことさらこのお話を楽しめることと思います。

うまい噺家さんというのは偉いもので、ひとたび本題を話し始めると噺家さん自身の気配が消えて、登場する人物同士がそこで本当に会話を交わしているように錯覚してくるんですね。話すスピード、声の大きさ、声のトーンを巧みに使い分けていきます。

お話の筋をご存知の方ならお分かりかもしれませんが、私がとりわけ好きなくだりは、水の漏る湯飲み茶碗が、まるでわらしべ長者のごとく、どんどんと価値を増していく様を『覗いても調べても傷はない、はてな』という文句を使いながら話を次々と転がしていくところです。

もう、15回くらいは繰り返し観ているくらい、心から笑えるお話です。
今日は、日中に落ち込む出来事があり沈んでいましたが、米朝さんの『はてなの茶碗』を観て、笑えたお陰で随分救われました。
笑いは大切ですね。

そういえば、先日米朝さんが腰椎骨折という大怪我をなさったとニュースで観ました。一日も早い回復を願うばかりです。そして、また、今の米朝さんならではの落語を披露していただきたいと思います。


 

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画から感じ取る

2008-05-09 | テレビ




地上デジタル放送では、リモコンのNHK設定ボタンを押すごとに、NHK総合で2チャンネル、教育で3チャンネル受信できるようになっています。(といっても、総合はほぼ同じ番組、教育は2チャンネルがほぼ同じ番組、残りの1チャンネルが別番組のことが多いのかな)

普段はあまり意識していなかったのですが、いつだったか、たまたま教育の3つ目のチャンネルをつけていた時に目にした、英語での天気予報を見たのがきっかけとなり、最近NHKワールドの番組にはまっています。
なんて言うと、英語が達者なのか?と思われるかもしれませんが、それは違います。時々覚えている単語がわかるくらいです。あとは、画面を見て、その場の状況から推測して、たぶんこんな内容のことを話しているんだろうなぁと想像します。

JAPAN BIZ CAST Begin Japanology 、TOKYO EYE、  Your Japanese Kitchen

番組内容は、上記の番組順で、日本の新製品情報、日本文化の紹介、東京の今の様子や生活、人気料理家栗原はるみさんが英語で和食を紹介。

地方にいると、都会の今を知る情報が映像では得にくいので、”へぇ~、そんなおもしろいものが作られているんだ”とインパクトを受けますし、日本人でも説明できないような日本文化をテーマにしているBegin Japanology も興味をそそられます。


よく、外国語を学ぶには映画や音楽からという話を聞きます。
NHKワールドの番組も、興味があるテーマと英語が結びついているので、楽しみながら視聴できます。『好きこそ物の上手なれ』になるかなぁ~。




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