福 風

心にとまった物や想いを集めて。穏やかな風が吹きますように。

クレイジー・ハート

2011-01-04 | 映画




自然な展開。
これがこの映画を観ての印象です。

無理やり盛り上げようとしていない。
けれど、ちゃんとドラマとして成立するし、これくらいが人間らしいよねと思える、そんな映画でした。

今目の前に、こんな人が現れたら、
映画のようなシチュエーションになったら、
たぶん自分も同じことになる気がします。
男と女って、たぶんこれくらいの感じでくっついたり、離れたりするもんなんじゃないかと思いました。

ハッピーエンドじゃない展開も、すごく自然。
それなのに、こんな恋愛してみたいと思えたし、
とてもシンプルな幸せの情景をみることができました。

というか、そんなところに焦点を合わせるのが、今の私の見方なんだと思います。

人はいくつになってもやり直せる。

そんな勇気がもらえる人もいるかもしれません。





ていだかんかん

2011-01-04 | 映画
『ていだかんかん 海とサンゴと小さな奇蹟』


岡村さんの復帰を喜ぶ意味も込めて、借りてきました。

出だしはいまひとつ感情移入できずにいて、
これは選定ミスったかな?と思っていたのです。
それが、途中からのめり込みました。

沖縄の海に失われてきたサンゴを、
養殖してある程度育ったサンゴを植え付けることによって復活させようというのがテーマ。
環境保護という大きなテーマ過ぎて、きれいごとな感じになるのかと思いきや、
ところがどっこい。

サンゴを植え付けるために、漁協の人への働きかけ、
開発と保護とのせめぎ合い、
情熱を燃やすがゆえに伴ってくる借金問題など、
いろんなことが映像になっていました。

岡村さん演じる主人公が、サンゴの植え付けに力を注いでこられたのも、
彼を信じていつもそばにいてくれた奥さんや子供、家族がいたからこそ。
家族っていいよな、こんな家族っていいよなって、強く思いました。

最近の傾向なのか、
ゲゲゲの女房もしかり、
旦那さんを信じ、支える女性像が気になります。
愚痴や小言を言わず、情熱だけで生きる旦那様を支えられるような、
そんな懐の深い女でいられるのが理想だなぁ。

岡村さんの母親役を、原田美枝子さんが演じているのですが、
最初、岡村さんのお母さんにしてはどうかな?(若すぎるかなと)と思ったのですが、
とてもいい演技をしていました。

標準語ならもっととげとげしい感じの内容も、
沖縄の方言で語られると、なんだ受ける感じも違うんですよね。
これが沖縄パワーなんだなぁと思いました。

3月になったら、ひとりで少し長めの沖縄の旅をするのもいいかなぁ。

そうそう。
本編が終わった後、メニュー画面になるのですが、
波の音だけが流れているんです。
実は今も、そのメニュー画面のまま、ずっと波音を聴きながら、このブログを書いています。
すごく落ち着きます。