サイプレス

鬱病になり不安定な毎日。今は宝塚熱が再燃して、これがいい処方箋になっています。

「再会」と「ソウル・オブ・シバ」

2009年10月08日 | 宝塚・エンタメ
昨日は、お休みしてちょっと観劇。

宝塚・星組の全国ツアーが始まったのだ。
夏の舞台で、あまりに格好いいダンスを見せつけられたのに、
そのダンスの時間が少なくて、「あ~~もっと、柚希 礼音のダンスが
見たい!!」と飢餓状態に陥った私。

大劇場公演なら、土日にも行けるけれど、全国ツアーは、大阪でも
2日ほど4回公演しか行わないので、観劇。

生憎、台風が来るかも?なんて天気だったけれど、今日の観劇だった人は
電車も正常に動いていなかったので大変だったに違いない。

お芝居の「再会」の初演は10年前。見ているはずだが、ちっとも思い出せない。
その時のショーの「ノバ・ボサ・ノバ」はしっかり印象に残っているし、
奇しくもその時に初舞台を踏んだ「柚希 礼音」の姿も、とても印象深く残っている。
なのに、お芝居はさっぱり・・・・。

観て判った。(笑)
私の範疇には無いお芝居だ。でも、今の星組には、軽妙なタッチの
コメディーがよく似合っていて、等身大の・・・という形容詞がぴったりな
お芝居だった。
でも、すぐに忘れそうだ・・・・。(笑)

今回、色んなスターのファンが観劇に行っただろうけれど、きっと一応に
ショーの「ソウル・オブ・シバ」が目当てだったに違いない。
数年前に、星組で初演されたショーで、当時のトップ「ダンスの湖月 わたる」
「押しだしのいい壇 れい」「歌の安蘭 けい」で上演された。

現トップの柚希も、もちろん色んな場面で踊っていた。

この作品の上演が今回発表された時、一番の不安要素は、「歌」。
誰が安蘭 けいの部分をするのか・・・・かが、注目される箇所だった。

最近、私の中でトップよりも気になる存在になっている、男役がするという配役を
見たときは、もうびっくり。
ダンスは、いいけど歌は・・・な人なので、かなり心配していた。
最近、舞台外で「ドラゴンボール」の歌を歌っている映像が動画にアップされていて
それを観た時に「結構、歌えるやん。さすが、首席入団。」と、思ったけれど、
やっぱり、男役の声で歌うのは本当に難しいらしく、舞台ではかなりきついかな~~。

まあ、以前よりは上手くなっているとは思うけれど・・・・。

二番手の男役は、今回も怪我の後遺症でダンスはほとんど無し。
なので、よく判らないけれど、歌は頑張って欲しい。
高音ののびは前より感じるので、上手くなるような気がするんだけどな・・・。
でも、彼女は、ほんとうに美人だしスタイルがいいので、まあ、いいか!!
存在が華やかな人なので、こんなスターのあり方も一つなんだけど・・・ね。

で、柚希は本当に踊りまくっていた。
娘役をリフトして、何回転もしているのをみて、あの細いからだの何処に
そんな力があるかが不思議だったけど、ここはこの公演の中の
見所の一つだと思う。
宝塚を観に行って、ダンスばかり見るのもどうかと思うけれど、今の
彼女のダンスは一見の価値はあると、長年の宝塚通いの声がしてくる。(笑)

前の大劇場公演が大人の・・・ショーなら、同じ作品でも、若さと
エネルギーを感じるし、やっぱり、夏よりも皆の成長を感じられる
楽しい公演だった。
(安蘭 けいの時は、あまりにも長く待ちすぎて、彼女の成長を
彼女がトップになってから楽しむ・・・なんてことは無かったから・・な。
こんな観劇スタイルは、久しぶりだな~~)

それにしても、元プロ野球選手の福本さんは本当に宝塚ファンだ。
前回の安蘭 けい にお花を贈っていたが、昨日もご観劇。