開田高原アメダス 今朝の最低気温 14.1℃ 昨日の最高気温 15.2℃
木曽町新開 午前8時の気温 15.0℃ 今朝の天気 霧雨
拙宅周辺の
草原や畑など
明るい場所を
優雅に飛ぶ蝶がいる。
ウスバシロチョウだ。
シロチョウと名前がつくが
立派なアゲハチョウの
仲間なのだ。
陽が昇っていれば
朝早くから
ふわりふわりと
飛んでいる。
個体数は
キャベツ畑の
モンシロチョウ並みに
かなりの数だ。
ウスバと言う名の通り
翅が薄く透き通り
とても綺麗な蝶だ。
ハルジオンにとまると
翅を透かして
ピンクの花が
見えている。
体には黄色い
もふもふした毛が
生えている。
ここ数年
ウスバシロチョウの飼育に
挑戦しているのだが
まだ卵すら
確保できていない。
木曽に到着以来
毎日のように
網を持って
雌を探しているのだが
網に入る蝶は
ことごとく雄である。
交尾がすんだ雌は
腹の先に交尾嚢(こうびのう)と呼ぶ
袋状の蓋を
雄がつけるため
雌は再び交尾することが
できなくなっている。
ようやく6日になって
2頭の交尾済みの
雌を採集できた。
ギフチョウを
飼育していたゲージに
産卵をさせるため
放している。
ウスバシロチョウは
かなり変わり者
いや変わり蝶で
食草のムラサキケマンに
直接卵は産まない。
近くの枯れ枝に
数個ずつ卵を
産みつける。
産み付けられた卵は
来年の春まで
およそ10か月近く
卵のままで過ごす。
もし
ムラサキケマンに
卵を産み付けたとしても
食草は夏過ぎには
枯れてしまうので
どこに産んでも
同じことなのだろう?!
それとも
ほかに理由が
あるのだろうか?