木曽Now2

木曽の自然と大阪の自然を日記風に

ジュズダマ こちらは雌性先熟

2019-07-19 07:29:42 | 木曽Now

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同じ川沿いで
雌性先熟の花が
咲いています。


昔は小川の岸辺や
空き地のどこにでも
見られた植物
ジュズダマです。


子供の頃
祖母がお手玉に
入れていた記憶が
あります。


最近は見なくなりましたが
散歩道では
ジュズダマが
近所の小学校の
環境学習で
植えられています。


名前はそのまま
数珠玉!
実際に
数珠の玉として
使われたかどうか
定かではありません。

(2017.9.30撮影)

これほど
植物と名前が
ぴったり合うのも
珍しいのではと
思います。


イネ科の花としては
その構造がとても
ユニークなのですが
今回はその説明は
置いておきます。


つぼのようなもの(苞葉鞘)から
雌花の糸状の柱頭が
外に出ています
もちろん受粉可能です。


しかしその時
雄花は閉じたままです。


雄花の葯が黄色く
なっている花の
柱頭はと言うと
もう枯れています。




このイネ科の
ジュズダマも
雄花より雌花を先に
熟させて
自家受粉を
避けています。


虫媒花の植物は
雄性先熟が多く
イネ科など
風媒花の植物には
雌性先熟の花が
多いと言われています。