木曽Now2

木曽の自然と大阪の自然を日記風に

留守中に羽化! ウスタビガ

2019-12-11 07:28:44 | 昆虫など

開田高原アメダス   今朝の最低気温  -5.8℃   昨日の最高気温   10.5℃    積雪   0cm
木曽町新開      午前7時の気温  -4.5℃     今朝の天気   晴れ

(昨夜の月暈 2019.12.10 22:03)

日曜日に
木曽に来たのだが
驚いたことがあった。


家の玄関ドアの内側に
大型の蛾が1頭
とまっていたのだ。


ウスタビガだと
すぐに直感した。


実は前々回滞在した折
散歩の途中で
枝先に黄緑色の
美しい繭が
ぶら下がっていたので
お持ち帰りしていたのだ。


冬前に見つけた繭は
蛾が羽化した後の
抜け殻であることが
多いのだが
この繭は少し重く
振ると蛹の存在を
思わせる音がした。

(羽化した後の繭)

普通
10月から11月にかけて
寒くなり始めた頃に
羽化する。


ところが
いくら待っても
羽化しないので
蛹のまま
死んでいるのかと思い
全く忘れていた。


留守中のいつ頃
羽化したのか不明だが
死なずに玄関ドアに
しがみついていたと
言うことは
それほど以前では
ないはずだ。

(ウスタビガの雄)

よくもまあ
氷点下近い玄関先で
凍死することもなく
生きていてくれたと
感謝した。


逃がしてやるにしても
もう少し
暖かくなってからと思い
昨日写真を撮ってから
逃がしてやった。


飛ばないかと
思っていたが
元気に飛んで行ったので
安心した。


しかしこの寒空
伴侶も見つけられず
命を落とすのだろうと思うと
可哀そうになる。


ウスタビガは大昔
卵から何度も
飼育した経験がある。

(どこに幼虫がいるか分かりますか?)

幼虫と蛹化する様子の
写真が出てきたので
載せておきます。