木曽Now2

木曽の自然と大阪の自然を日記風に

杉の木に似た ヒカゲノカズラ

2019-12-13 07:30:53 | 木曽Now

開田高原アメダス   今朝の最低気温  -5.5℃   昨日の最高気温   5.9℃    積雪   0cm
木曽町新開      午前7時の気温  -7.0℃     今朝の天気   曇り

毎朝の散歩コースを
紹介しよう。


冬枯れの林の中を
落ち葉を踏みしめて
歩いている。


マイズルソウの群落が
ある辺りだが
もちろん影も形もない。


常緑の低木が
道の両脇で
身を潜めて寒さを
やり過ごしている。



そんな中で
元気よくすくっと
立ち上がっている
植物がある。


このブログでも
登場してもらった
ヒカゲノカズラだ。


常緑のシダ植物で
冬場も青々として
元気いっぱいだ。


秋に立ち上がった
茎のてっぺんに
胞子嚢をつける。

(2018.11.16撮影)



もちろんこの季節
胞子嚢は見られないが
茎が立ち上がったまま
まるでスギの木のようにも
見える。


古来より
神聖なものとして
大切にされてきた。


お正月飾りに使われたり
神事を司る時のたすきに
使われたことから
「カミダスキ」と言う
別名まで持つ。


昨日
日中も寒く
雪がちらついたが
これから雪に覆われても
その下で緑を保ちながら
春を待つ力強い植物
ヒカゲノカズラである。